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2021.02.11
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カテゴリ: 旅を推理する

今日は、『うさぎ狩りの旅』と『男たちの旅』の間で、

どっちつかずだった私に、罰が当たったのでしょうか。

(じゃなくて、たぶん、前日のカニ地獄で酒を飲みすぎたせいだ!)

私は一日中、アクアミィーで、トイレとお友達だった。




カニ地獄の顛末と、オンネトーについてが上記のノート。

1982 年 8 月 19 日  くもり

5 : 00 ごろより、屈斜路湖の湖面を見ていた。
6 : 20 ごろ、南方面がやや晴れ群青色が浮かび上がる。
6 : 40 ごろ、東方面に朝日がさし、黄緑色が……。暇じゃあ。

5 : 00 、起床、テントで寝たよ。屈斜路湖。
昨日は、砂湯の中でカニを食らった。
我ら妖怪族。
350 円。酒 円 +250 円 +250 円。
1300 円

阿寒でガソリンを給油  44 L  8580 円。

オンネトー着
展望台に登ってもガスってて、何も見えない。
皆さん湖畔で放屁するのはやめてください。

うさぎさんとは、オンネトーでバイバイ。
オンネトーで槌谷がスピン。
(右下の絵)
溝、ザート
帯広ナンバーのおっちゃんが引っ張り上げてくれた。

足寄で千春の家を見た。
なぜか、石を投げたい衝動にかられた。

   とある。
   前日、​ 屈斜路湖 ​の砂湯近くにテントを張り泊まった。他には誰もいない。
   湖畔に穴を掘るとそこが露天風呂となる。
   少しぬるかったが、夏だし、お酒も飲んでいたのでちょうど良い。

   関西人はカニを食べる時、三杯酢で食べる。
   それで、近くの土産物屋で、
   カニを食べる時の出汁ないですかと聞くと、
   「カニはそのまま食べるんだよ。ここでは」と、言われた。

   花咲ガニは堅いとげで甲羅が覆われている。
   それを手だけでさばきながら食べた。
   時には甲羅にかじりついた。
   口の周りが血だらけになった。

   ひとしきり大騒ぎをして、
   疲れて湖面に横になり、夜空を見上げた。
   良く晴れていて、銀河が見えた。
   肉眼で人工衛星が流れていくのが見えた。​ ​​ BGM ​ ​ ​はこんな感じだ。

   前日の興奮が残ったのか、早朝に目が醒めた。
   朝靄の湖面を、朝日がでるまで眺めていた。
   槌谷たちが、屈斜路湖までやってきて、
   合流後出発した。

   この日の最初の目的地が三大秘湖の一つ、オンネトーである。
   ちなみに、後の2つは、東雲湖(しののめこ)、オコタンペ湖である。
   記述が雑なのは、初めにも書いたが、
   私がトイレとお友達になっていたからで、それどころじゃなかった。

   ただ、そのために、うさぎさんたちとの時間が持てなかった。
   下痢だなんて、そんな恥ずかしい単語を言いたくはない。
   相手を槌谷に任せていた。
   うさぎさんたちが、その日が最後というのも途中まで知らなかった。

   屈斜路湖から、国道 243 号線で南方面へ、
   弟子屈町(でしかがちょう)で、右折国道 241 号線に乗り換える。
   昨日、槌谷はここを直進したのだ。
   阿寒湖までは 25 Kmほどか。

   オンネトーへは、雌阿寒岳、阿寒富士を左手に見ながら、
   国道 241 号線に沿って進み、
   途中県道 949 号線(オンネトー線)に入る。
   5 Km弱でオンネトーに着くが、途中でザート(未舗装)になる。

   ​ オンネトー ​に着いては見たが、
   ガスがかかっていて、展望台に登っても何も見えない。
   私と堀芳、佃井は前日の疲れからか動きが鈍い
   うさぎさんたちは、それを感知したのか、いつもの笑顔が少ない。

   うさぎさんは、今日が最終日だと、阿寒湖YHで槌谷に告げたらしい。
   そうとは知らず、私の反応は鈍かった。堀芳、佃井もだらだらだ。
   そういうわけで、トイレから離れられない私は見送りにも行けず、
   槌谷にうさぎさんたちを最寄りの駅まで送ってもらった。

   槌谷はどこまで行ったか知らないが、なかなか帰ってこなかった。
   私のお腹が復調しかけたころ、槌谷が徒歩で帰って来た。
   なさけない顔で「やっちまったよ」という。
   聞けば、すぐそこのザートでスピンしたという。

   車を動かせないので、助けて欲しいと言った。
   皆で行ってみるとノートの右下の図のように、
   完全に道と直角に回転して、前輪の両方を側溝に落としていた。
   エンジンのあるフロント側は重い。 4 人では持ち上げられない。

   そこに、帯広ナンバーのランドクルーザーに乗ったおじさんが、
   さっと降りてきて、ワイヤーを繋ぐと、引き上げてくれた。
   多少、赤腹が砂にこすられたが、走行には全く異常はなかった。
   槌谷は恐縮しまくりだった。

   まあ、うさぎさんたちを乗せている時でなくてよかった。
   お腹の調子ももどりつつあるし、気を取り直して出発。
   国道 241 号で足寄に寄ったようだ。
   そこにはあの大歌手​ 松山千春 ​の生家がある。

   どうして、石を投げたくなったのか。
   お腹の調子や、車のスピン、男の旅を押し通したことからの
   うさぎさんたちへの対応の不味さに対する反省もあったが、
   何と言っても、生家に掲げられていた千春の看板を見たからだと思う。




気を取り直しての午後の部のノートだ。

(欄外)
うさぎさんたちには、悪いことをした様な気がする。
旅半ばにして、本日は嫌なことが多かった。
水に流そう。洗濯しよう。アクアミィー。

アクアミィーな一日。空白の 2 行は今の気持ち。

2 : 00 、池田町のワイン城で、十勝ワインを飲んだ。
ステーキだもんね。ワインを盗んできた。
1130 円x 4 本。+ 1 万円
         ↑ うさぎのプレゼント

3 : 00 、帯広ユース。
4 階から叫んでいる人がいた。
「おかえりー」
入ってすぐヘルパーに「今日、変な人、泊まっていませんか」
と聞いてしまった。すると、ヘルパーが「うしろにいるよ」

帯広駅で土産を買う。チョコ、 1000 円と 600 円x 2 個。

   とある。
   欄外の感想を読んで、当時の私の気持ちがよみがえってきた。
   うさぎさんたちは、オンネトーの最後まで楽しんでいたと思う。
   楽しんでいなかったのは、当時の私だ。
   男の旅を優先してしまったことへの罪悪感?

   その罰として、アクアミィーと車のスピン。
   ただ、それは、今思い返して物語を盛り上げているだけかもしれない。
   お腹の調子を取り戻した私は、ワインを飲みに池田町を目指している。
   足寄から国道 242 号線で本別町を経て、池田町へ。

   池田町には​ ワイン城 ​があった、十勝ワインの試飲ができる(有料)。
   その中には町営レストランもあり、ちょっと遅めの昼食をとった。
   うさぎさんたちは、お礼にと槌谷に金1万円を残していった。
   申し訳ない。1万円はステーキとワインになってお腹に入った。

   ここで、『​町民還元用ワイン​』という名のロゼのワインを飲んだ。
   とても、口当たりがよく、ぐいぐい飲めてしまう。
   うさぎさんたちへのお土産として買って帰ろうとしたが、
   このワイン城でしか飲めないと言われた。

   そこで、もう一本、追加で注文した。
   栓を開けられ持ってこられたが、コルクではなく、
   回すタイプの栓だったので、元に戻して、残ったからと持ち帰った。
   盗んだと書いていますが、ちゃんとお金は払っています。ハハ。

   今では、『​ 町民用ローゼ ​』という名で売られているみたいだ。
   コストパフォーマンスのよいワインだと思う。おすすめだ。
   もちろん、ワイン城もおすすめです。
   私は社会人になって、札幌の出張帰りに遠回りをして再訪している。

   この日は、早めにYHに入って、市内を散策したみたいだ。
   土産を買った以外の情報はない。
   やはり、気にしているのは、アクアミィーが残っているのか
   堀芳号も確かこの日はYHで泊まっている。私の旅に付き合った形だ。

と、話に余韻を与えようとしているが、
次の日にはケロッと忘れているのだ。続く。

​
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最終更新日  2021.02.11 00:37:59
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