股間をめぐる2，3の出来事 | YASU’S BAR 納豆にめかぶ入れるのも好き

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火柱ぐれんの高座　その１

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2002年07月23日

子供の頃
「ミミズにおしっこをかけるとおちんちんが腫れる」 といわれたことはないでしょうか？
「そんなの迷信だよ」と思う気持ちがある反面、
直接自分の肉体に被害が及ぶかもしれないので
なかなか思い切った人体実験には踏み切れないままで、この年まできてしまったので、
私にとってはいまだ真相が闇のままの命題である。

普通に考えれば、 「やたらめったらあちこちで立小便をしちゃいけないよ」 という戒めが、含まれている気がするし、子供というのは衛生観念が欠如しているから、泥遊びとかしたままの汚い手で、ちんちんみたいな微妙なものを触って、ばい菌がついて、なにか悪い結果になったりすることが多かったから、それを戒めるために作られた、単なる迷信のような気がする。

しかし

「実験したら本当に腫れちゃった！」
という奴がいるのである！

もちろん「何ともなかった」という奴も多いのだが、もし腫れちゃった奴の言うことが真実ならば、一体なぜそんな風になってしまったのだろうか？

ミミズはアンモニアをかけると特殊な気体のようなものを発するのか？
それともおしっこの掛け橋を逆流するように何か悪い物質が尿道口から男子生殖器内に送り込まれるのか？

後者のほうが確率的には難しい気がする。
そんな鯉の滝登りみたいな、根性あるばい菌や雑菌がいたら、嫌である。

そもそも“腫れる”ってどういうことだ？

おしっこのときに痛くなって、先っちょから膿が･･･というのなら、それは違う病気を疑ったほうがいいのではないだろうか？
･･･などと、いろいろ思いは巡ってしまうのだが
どなたか真実を知っている方がいたら教えてほしい。

子供の頃の、おちんちん関連のもうひとつの恐怖事例というのは
「チャックにはさむ」
であろう。
まあ、これは大人でもありえるのだが、子供のときのほうが、大きさ的に非常に事故につながりやすいサイズであることのほうが一般的に思われる。
私の通ってた小学校でも同じクラスのT君が１年生の時にはさんじゃって、救急車を呼ぶ大騒ぎになったそうだ。

私は転校生だったのでその現場は見てないが、なんでも完璧

T君は学校のお勉強は結構よくできたほうだったが、この事件が彼の学年内での立場を明確に位置付けてしまい、その後６年間、事あるごとに
「なんだよ！１年の時にチャックにちんこはさんだくせによぉ！」
と馬鹿にされ、ずーっと浮かび上がれなかった。

私にも「２年の時に学校でうんこをした」という暗い過去があったので、何となく、
脛に傷持つもの同士で馬が合い、いまだに付き合いはあるが、T君は現在はきちんと二人の子供のパパでもあるので、事件の後遺症の心配は全くないようだ。

まあ、彼の場合は同じPTSDでも Post-traumatic Stress Disorder ではなく
Penis-traumatic Stress Disorder

男の子の股間にぶら下がったこの不可思議なものに関する悩みは、思春期を迎えると
大きいだの小さいだの、ムケてるだのムケてないだの、少々生臭いものが多くなるが
もうひとつ、結構悩んだ経験がある人が多いと思われるのが･･･このあたり周辺にだけ現れやすい皮膚病・・・つまりインキンである。

恥ずかしながら私は高校１年の時に、これに悩まされた。
私の場合、トレパンを借りにきた奴にうかつに貸してしまったがために感染したのだが
ともかくその痒さたるや尋常じゃない！
授業中でも電車に乗っていても、ひたすら痒くなってくる。
直接掻くわけにもいかないので、ポケットに手を突っ込んで人目を忍んでこっそり、素早く掻かなくてはならない。
しかし、大抵、こういうものは掻くと余計に広がったりして、決していい結果は得られないものなのだ。

最初は、「まあ、きれいに洗っていればそのうち治るだろう」と、高をくくっていたが、さすが２週間もすれば我慢ならなくなって、薬に頼りたくなる。

父親が水虫だったので、こっそり家にあったその手の薬をつけてみたが実はあんまり効果がなかった。

水虫もインキンもタムシも同じ白癬菌が原因だから、効く人には効くのだろうが。

結果として、私の場合は恥をしのんで病院に行った。
そしてそれが結局一番早い方法だったようだ。
お医者さんにタムシチンキを塗ってもらって、ベッドの上で下半身だけ丸出しで
赤外線だか紫外線の青白いライトを２０分ぐらい患部に照射してもらう。
それで一発で治った。

それ以降、この病気はなったことがないから不思議なもんである。

しかし、若くて可愛い看護婦さんの前でパンツを脱いで、一物を披露するのは
１６歳の多感な美少年 にとってはものすごくつらい出来事であった。
あの時はただひたすら、あの地獄の痒みから逃れることだけを思って、
そんな恥辱にも耐えられたのだろう。

若さと純情さというのは、本当に美しい。

今なら、若くて可愛い看護婦さんになら、喜んで見てもらいたい！
場合によっては、家からパンツを脱いで直接病院に行ったっていいと思うぐらいだ！

年はとりたくないものだ・・・。

しかしインキンというのは、非常につらい。
まず、その名前が何とも情けない。

なんか、いかにも、 いつもその辺りだけが異常にジメジメしている不潔な奴 みたいなイメージが湧いてしまう。
家族や友達にだって告白しにくい。
そういう、隠れインキン野郎が完全に治さないから、私のような何の罪もない少年にまで害が及んだのだ。

いっそ、インキンという呼び名を変えたらどうだろうか？
たとえばもうちょっとかっこいい
人々に聞こえがいい言葉に
キムタクとか・・・

「俺さインキンになっちゃった・・」とはいい辛いが
「俺さキムタクになっちゃた・・」なら言いやすいだろう。

病院や薬局でも大きな声で
「すみません！キムタク　治す薬ください」
と言えるだろう。

これなら、みんなカミングアウトしやすくなって、治療もしやすくなってうつる機会も減り、ひいては天然痘に続いて人類が撲滅した病気のひとつになるに違いない。

さて、大人になってから聞く、その辺りをめぐる悩み話というのは、どうしても、
「先っちょから膿が･･･」系の生々しい話や、
「最近、元気になったりならなかったり・・・」という、男として、とても深刻な話が多くなってくると思うのだが、最後に私の友人Yさん（ヤマモトちゃんではない）のエピソードで締めるとしよう。

Yさんは、裏表がなくなんでもみんなに話してくれるので、すごく周囲から好かれている。
ある時、私に向かってこんな話をし始めた。
「あのさ、やっさん、かぶれたことない？」
「え、なにが？」
「いや、アソコ・・・Hの後とか・・・」
「ないよ！そんなの！･･･Yさん、あるの？？」
「いや、私ね、カミさんと生でHするでしょ。で、そのまま寝るじゃない。翌朝になると、アソコがかぶれちゃうんだよ」
「えーーー！！」
「多分ね、女の人のそういうところって、雑菌が入らないように元々酸性が強いんだと思うのだけどね。ウチのかみさんのは、おそらく、特別に強いんだよなあ！
こっちの皮膚が完璧に負けて、溶けたようになってただれちゃうんだもの！」

私は不謹慎にも、とっても綺麗なYさんの奥さんの姿を
一瞬思い浮かべてしまったのだが、本当にそんなことってあるのだろうか？
夫のちんちんをも溶かす妻のアソコ・・・

しかし、その前にYさんに言いたい。

「洗えよな！！」

一息ついたら洗いなさいよ！
それが無理なら、せめて、先っちょくらいは拭きなさいよ！

ちなみにYさんは、奥さんに溶かされてかぶれたその部分を
いつもムヒを塗って治すのだそうだ・・・。

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最終更新日 2012年04月19日 09時36分47秒
コメント(106) | コメントを書く

■コメント

Re:股間をめぐる2，3の出来事(7/23)

ローズクウォーツkaz さん

ワタシもＹさんに言いたいっ！

『つけろよなっ！！！』

あ。お元気になったんですねっ！
良かった良かった♪
(2002年07月23日 22時05分16秒)