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ふるっぴ@ Re:時は流れても、私は流れず(08/26) もうすぐ2016年の夏です。みんな元気…
ヤンスカ @ Re[1]:時は流れても、私は流れず(08/26) furuさん ふるっぴ、お久しぶりです! よ…
ヤンスカ @ Re[1]:時は流れても、私は流れず(08/26) gate*M handmadeさん うお~!お久しぶり…
furu@ Re:時は流れても、私は流れず(08/26) 勝手に匿名コメントを残し、怪訝にさせて…
furu@ Re:時は流れても、私は流れず(08/26) やっぱり元気やったな!? 良かった。
2006.10.02
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カテゴリ: 趣味のこと
ただいま、我が家は来月のベルギー行きに向けて


私の中で、行って見たい所を整理してみたの。
「名探偵ポワロ」(NHKではポアロ表記やったかな?)のロケ地。

ポワロのベルギー時代の失敗の話
「チョコレートの箱」でブリュッセルの町が出てきます。
駅(本当はアントワープ駅)広場のカフェ、ギャルリーなどなど。
妄想を駆使して、ポワロに会ってきます。


そして、比較的最近話題になった作品

主役の二人がカンヌ映画祭で最優秀男優賞をとったそうな。
そして、ダウン症の青年ジョルジュを演じたパスカル・デュケンヌさんの出た
芸術学校を見学したいもんだという思いが湧いてきたんです。



ストーリーはご存知ですか?
ブリュッセルの猛烈セールスマン・アリーは多忙ゆえ妻と子どもに出て行かれて孤独な中年男です。娘二人が面会にやってきたのに、仕事でうっかりしていて、子ども達は傷つき父を敬遠します。

一方、ダウン症の青年ジョルジュは何不自由なく施設で仲間達と暮らしているけれど、大好きなママに会いたくて犬をお供に施設を抜け出します。(好きな女の子が休暇で帰ってしまい寂しいというのもあるが)

うまくいかない家族関係にいらいらして暴走するアリーの車がジョルジュの犬をはねてしまったのが、二人の出会い。車に乗り込んできたジョルジュがダウン症であるとわかって、最初はとまどい、意地悪い面も見せるアリーですが、なりゆき上、彼をママのところへ送ります。

ママは…。
すでにこの世を去っていました。ジョルジュがぼそっといいます。
「ああそうだった。忘れていたよ」

ママは息子を溺愛していたようです。


アリーは、姉夫婦の所へと向かいますが、ここで姉にも拒否されるのです。
「悪いけど一緒には暮らせないのよ。私にも自分の生活があるのよ」
「ママはいつだって、あなただけを見ていたわ…」
姉もまた傷ついていたわけです。

本当にひとりぼっち同士の二人。

このままアリーと暮らしたい。

そんな希望もかないそうに見えたのですが…。
アリーの娘の誕生日に、ジョルジュは施設の仲間達と協力して、びっくりな贈り物を計画します。
友達のアリーのために。

車を盗んで、仕事中のアリーも盗んで、冒険が始まります。
行き先は娘の暮らす家。
用意したプレゼントは「花火」でした。
アリーの思いが届くように、みんな夢中で打ち上げました。

当然パトカーに連行されて、この騒ぎも幕を下ろします。

しかし、どうやらアリーはもう一度チャンスをもらえたよう。

そして、ジョルジュはまた一人ぼっち…?
彼には大好きなママがいます。
ママに会いたい。

会社のビルの屋上で、ジョルジュはチョコを食べ(彼はチョコレートアレルギーである)朦朧としたあげく、落下してしまうのです。
おだやかな顔で天に召されたジョルジュ。


これだけですと、悲劇っぽいですね。
違いますよ。コメディあり、恋愛あり、友情とは、家族とはって多彩な内容です。
大体、チョコが主食と言われてるベルギー人のくせして、チョコアレルギーという設定も哀しくておかしいですね。
ヨーロッパ一せっかちといわれるブリュッセル人の運転の荒さもアリーにあらわされています。

でもね、観終わった時は、号泣でした。
ついジョルジュをウーと重ねてしまうんですね。

綺麗な女性にせまる彼。
若い子らしく恋愛や性にも興味しんしんで、ついには大好きな女の子とベッドインもします。
反面、お金の価値がわかんなかったり、自分のこだわりをもっていたりとリアルにダウン症の人の姿をさらけだしています。

周りの人達に冷たくされたり、無視される場面では、思わず私達夫婦
「あかんてウーちゃん!」
「そんなんしたら、あかんてば~」と画面に叫んでました。

何が切ないって、作中に流れる
♪ママ~のメロディです。
たった一人心から愛してくれたママがいない。
ジョルジュは一人ぼっち。

私は顔をぱんぱんに腫らして夫にしがみつき
「いやや~絶対に私死にたくない!ウー置いていかれへん!」て泣きました。
夫は
「何いうてんねん。そんならウーが僕らより先に逝ってもええんか?」
「いやや~~~~!!!!もっといやや~~~~~!!!」と私。

「人はみんな死ぬねんで。せやから、ウーが寂しくないようにたくさんの楽しい思い出を与えてあげようや。そうしたら、ウーも寂しくないよ」

夫よ、これ以上わしを泣かすなよ。

『八日目』というのは、聖書の天地創造の場面のもじりです。
一日目…神は何々を創った。
っていうアレ。

オープニング&エンディングのジョルジュの語りが印象的です。

七日目まで進んで…最後
「八日目。神はジョルジュをお造りになった。そして大変満足した」

作中で、彼は自殺?してしまうけど、哀しさの中にも「再生」とか「愛」がぎっしり詰まっています。


主役のパスカルさんもブリュッセル在住で、芝居をやりながら仲間達と作業所で働いているそうです。NHKのドキュメンタリーでも紹介されました。
パスカルさんには夢があります。
それは、大好きな恋人と一緒に暮らすこと。

ウーもこんな風に自分の仕事や生活をエンジョイしてほしいものです。


この人が暮らす街・ブリュッセル。
どんなに素敵な所かな~?






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Last updated  2006.10.08 17:04:14
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