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2026.03.05
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去年、「ドグラ・マグラ」と一緒に母親にもらった本です。
ものすごいタイトルですが、短編集ですね。
夢野久作は短編の名手として有名ですが、この「人間腸詰」もうまい話でした。ラストの余韻の不気味さが何とも言えない味を出してます。

ですが私はこれよりも収録作の「戦場」が印象に残りました。

夢野久作は当時の「探偵小説」という分野に数えられる作家です。
探偵小説といえば、江戸川乱歩とか、横溝正史ですね。
事件が起こって、それを解決するというスタイルですが、奇想天外、グロテスクなモチーフも結構あり、むしろロマンとか妄想系というか、どこか現実味がない面白さがあるのが特徴です。(と、私は思ってます。)
この「人間腸詰」の中にも探偵小説スタイルの短編がいくつかありました。


一次大戦中のドイツ軍の軍医が主人公で、前線で経験した恐ろしい出来事を描いてます。
一見すると反戦小説のようにも見えます。そのようにとらえてもよいと思います。

一言でいうと戦争という異常事態の中で経験する人間の恐ろしさを描いているように思いました。それはとても身に迫ってくる恐ろしさです。
短編ですが、ひやひやしながら読んでました。

最近世界のあちこちで戦争が起こっていますし、改めて戦争が意味するものを考えてみる機会として、読んでみられてもいいんじゃないでしょうか。
もちろんヒトコワ話としてとらえてもいいと思いますよ。
探偵小説ファン以外にもお勧めできます。







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Last updated  2026.03.05 20:48:04 コメントを書く


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