ひこじいさんのブログ

ひこじいさんのブログ

2012年11月03日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類


11月の訪れとともに庭の柿の実が急に色づいて来た。それと共に、ヘタ虫などによって早くも熟してしまった柿を食べに、毎日ヒヨドリ、ムクドリ、メジロなどの野鳥が群れてやってくる。

栽培している主人が味見する前に、メジロは控えめにチリチリチリと鳴きながら忙しげに実を啄ばみ、ヒヨドリとムクドリはけたたましい声で鳴きながら実を啄いて行く。

決して堅い実には、嘴を付けない。食べ頃になったのを、どのようにして感知するのであろうか。いつも不思議に思うのである。

柿は北海道と沖縄県を除いて、日本の全土で栽培されている。中国・韓国・ブラジル・メキシコなど世界各国でも栽培されていて、kakiと言う名前が通用するほど、ポピュラーな果実である。我が家の柿は40年前に植えた富有柿で、ほとんどタネが入らない種無しである。

受粉しなくても実を結ぶ果実を単為結果といって、受粉が行われなくても子房壁や花床が肥大し無核果を作る。ミカン、バナナ、柿などに見られる。

人工的には三倍体の技術を用いたり、ジベレリン処理を施し種無しの果実を作る方法が知られている。

種の無いことで知られる平種無柿は、突然変異した種を作らない形質をもつ株からの株わけ、挿し木、接ぎ木で増やしたものである。柿の実を割った時、種の痕跡を残しているが、これは受粉後に胚の発育が止まったことを示している。これを、単為結果に対して偽単為結果という。

一般的に、富有柿はこの単為結実力が弱く、種子の形成力が強い品種と言われている。



柿の渋味は水溶性のタンニンが原因で、このタンニンは熟すとともに不溶性となることによって、舌に渋みを感じなくなり甘く感じるようになる。甘柿の実にあるゴマといわれる黒い点々は、不溶性タンニンが酸化したものである。

同じ甘柿でも、寒さが早く来る地域では樹上では糖度が上がらず、場合によっては渋が抜けない。寒冷地は、甘柿の栽培には適していない。

渋柿は、成熟してもタンニンが不溶性とならないので、生食するにはアルコール、炭酸ガス、熱湯で渋を抜く必要がある。このほか干し柿にしても渋味は抜ける。

干し柿では、戦後の食糧難の時代に、唯一手に入った甘味であり、子供の頃の冬のおやつであった信州伊那谷特産の市田柿が有名である。

青葉の中に橙色に染まった鈴なりの柿を見ると、鳥に食べられてしまう前に味わいたいものだと思うが、未だ微かに渋みか残っていて実が堅く食用には不向きなのだ。

毎年、勤労感謝の日頃に収穫しているが、その頃収穫した柿は、どこの富有柿より甘くて旨いと思うのは手前味噌故だろうか。








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2012年11月08日 12時40分43秒


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

フリーページ

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

ひこじいさん

ひこじいさん

カレンダー

お気に入りブログ

まだ登録されていません

コメント新着

ひこじいさん @ Re:今年も大文字草開花の季節(10/19) 春の陽だまり1592 さん 今日は、初めまし…
春の陽だまり1592 @ Re:今年も大文字草開花の季節(10/19) 初めまして ピンクの大文字草、可愛いです…
ひこじいさん @ Re:新しい施設で名称も変わって(11/13) 悠歩さん コメントありがとうございます…
悠々山歩@ Re:新しい施設で名称も変わって(11/13) 私の町に移転して来たのです。この立川基…
ひこじいさん @ Re:公園で独特の臭いが(10/26) 悠歩さんブログへの訪問ありがとうござい…

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: