ひこじいさんのブログ

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2012年11月11日
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ほとんどの猫はマタタビの木、実に対して、狂ったような恍惚状態になるのだ。個体により差はあるものの、猫はまたたびに限らずキウイに対しても、興味を示すことがある。キウイは、マタタビと同じマタタビ科の植物である。猫が興奮状態を示すのは、どちらにもマタタビラクトンという芳香成分が含まれていることによるとされている。

我が国で現在、キウイを知らない人は恐らくいない。しかし、この果実は作りだされてから百二十年ほどしか経っていない新しい果物である。

キウイは、小指の先ほどの実をつけるシナサルナシが、中国中部からニュージーランドへ移入され、1900年の初めに改良されたものである。

よく知られているように、果実の色と果皮に短毛が密植している姿が、国鳥のキウイに似ている所から、商社が輸出に際して愛称として付けた「キウイフルーツ」が名称となったものである。世に出てから僅かの間に非常に多くの品種が作られた。キウイは当初南半球で作られ、栽培されたこともあって、暖地植物と思われがちだが耐寒性があって、冬期零下10度の低温地帯でも栽培が可能である。

山間部には、多くの種類のカミキリムシが生息していて、この幼虫がキウイの幹を好んで食害する。白色の親指の頭程もある幼虫が羽化した後の幹や枝には、鉄砲で開けられたような穴が開くことから、テッポウムシとも言われる。
知らない間に、この虫が幹に入ると木が弱ったり、場合によっては枯死してしまうこともあるので厄介な虫である。

この蔓性の植物は銀杏、ヤマモモなどと同じ雌雄異株であり、雌雄の株がないと結実しない。我が家のキウイは黄色種のゴールドだが、雌木は順調に生育したものの雄木が何回植えても枯れてしまって、雄木がない。したがって、人工授粉をしないと結実しないのだ。

キウイの開花は、大体5月下旬である。昨年は6月初めまでずれ込んだのに、今年はそれより2週間も早い開花であった。結果的に開花と授粉の時期が合わなくて、結実したのは昨年の四分の一程だった。授粉用には緑色種のヘイワードと黄色種のゴールデンキングの花粉を使った。



人工交雑種のキウイを食べる度に毎回、遺伝と進化について思いを馳せている。








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最終更新日  2012年11月11日 13時01分12秒


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