ひこじいさんのブログ

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2012年11月27日
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寒さが増してきた11月下旬に、紅葉した葉の中で数十のピンクの花が頑張っている。このツツジは毎年、初冬のこの季節に二度目の開花をするので、いわゆる「狂い咲き」とは違うような気がする。

狂い咲きとは、気候などの条件が重なって、春や初夏に咲く花木がたまたま秋や初冬にも咲くことを指して言い、一年に二度咲くことから「二度咲き」、「返り咲き」とも言われる。

植物に対して使う場合は、狂い咲きと返り咲きは同じ意味で使われる。しかし、人間社会において返り咲きと言う言葉は、一度失った地位に再び就くことを指し、カムバックすると言う意味で使われる。また狂い咲きは、熟女が再び恋に血道を上げる様を見て言う場合がある。

二度咲きをする花の多くは、夏に花芽が分化し花芽の完成が早いサクラやフジに多く見られる現象である。

狂い咲きをする原因は夏の旱魃、高温、病害虫、台風などによって落葉し、その後の気候が温暖で穏やかであった場合に発現しやすいことが解明されている。

返り咲きの花は時季に咲いた花と比較して、一般に花形が小さく、異常花弁、淡色であることが多い。
花芽が成長して開花するには、一定の環境条件に遇うことが必要であるとされている。

種子や花芽が成長を止めていることを休眠と言うが、休眠は花芽だけに限らず動物、植物、細菌にもあって、ある一定の環境刺激が無いと芽を出したり、花を咲かせたりの活動を開始しない。



春に開花する花木の多くは、低温に曝された後に暖かさが続くと、成長抑制ホルモンが減少し逆に成長ホルモンのジベレリンが増えて、花芽が成長を始め開花に至る。

この場合、低温が休眠打破の引き金になっている。

常緑のツツジも、二度咲きすることが多い。我が家のツツジは落葉しなかったのでこの場合、葉を落としたことが「休眠打破」の引き金になっていないのは明らかだ。並べて植えてある他の久留米ツツジには花が咲かない。この一本だけが毎年花を咲かせるので、二度咲きの性質を持っているのではないかと思う。



家内は、かつて荒川区尾久の待合旅館「満佐喜」があった同じ場所に、父親から相続した土地を持っていた。

「満佐喜」は、昭和の妖婦とも呼ばれた阿部定が、昭和11年に希代の猟奇事件を起こした場所である。
事件を起こした時は、31歳であった。現代の30歳は「若い女性」である。

しかし、昭和10年頃には年増と言われていたかもしれない。この事件は伝聞以外には知らないのだが、土地との関係でかなり興味を持った。


「狂い咲き」と聞くと、花の二度咲きより先に、阿部定の性に狂った様子が目に浮かぶ。

美貌の故に、15歳で慶応義塾の学生に乱暴されたことが引き金となって、殺人事件によって恩赦になるまでの5年程を塀の中で過ごした期間を除いて、一生を芸妓・娼妓、仲居と水商売の道で過ごした。

その間、絶えず男性遍歴を繰り返した彼女の場合は狂い咲きでは無く、咲きっ放しの生涯であったのかも知れない。










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最終更新日  2012年11月27日 17時51分18秒


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