ひこじいさんのブログ

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2013年07月16日
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渡哲也はクチナシの花姿を恋人に譬え、大川栄作はこの花の下で恋人と別れたと唄う。
舟木和夫は意味不明の「くちなしのバラード」を歌っている。

クチナシはアカネ科の常緑低木で、高さ1~2メートルの株立ちになり6~7月に5~8cmの芳香のある純白の花を1個ずつ開き、次第に黄褐色に変わる。

種名の「jasminoides」は、ジャスミンのようなという意味である。

12月ごろに赤黄色に熟した果実を収穫できる。果実の先端に萼片の残ったもの6本が、尖って付いているのが特徴である。また、側面に稜が突き出た形をしている。
沖縄県渡嘉敷島では野生のクチナシ群落が、2月下旬に未だ先端の萼片に緑が残る未熟な大きな果実を着けていた。

静岡県以西の本州、四国、九州、沖縄に分布し広く庭木や公園に植えられる。繁殖は実生、挿木、株分けの何れもが可能である。

名前の由来は、果実が熟しても開裂して種子を飛ばさないところから付いたものと言われる。


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一重咲きのものをヒトエノコクチナシといい、葉に斑があるものをフイリケンサキという。

全てのクチナシに実が付くと思っている人がいるが、八重咲きのクチナシには実がつかない。実を利用するためには、一重咲きのクチナシを植える必要がある。

完熟した果実は、古く飛鳥時代から食品の着色に用いられ、また布の染色にも使われた。

花弁が野菜サラダの飾りや刺身のつまとして使われるというが、金木犀のように消臭剤として売られている合成香料を思い出すので、料理に飾っても食欲をそそる香りとは思えない。

この木にはオオスカシバが産卵し、孵った大型の緑色のイモムシが知らぬ間に葉の全てを食害してしまうことがある。

種子の形が巵(し)という古代中国の酒器に似ていることから漢方では梔子という。
消炎、止血、鎮静、利胆、利尿作用があり、不眠症、黄疸(おうだん)、打ち身、出血、精神不安などの治療に用いる。

民間療法では、粉末にした種子と小麦粉を水で捏ね、打ち身に外用する。

上方落語に「ちりとてちん」があるが、クチナシを題材とした滑稽話が、落語猿丸太夫に出てくる。

『自分は、「今芭蕉」だと言って大法螺を吹いた揚句、知ったかぶりでクチナシを詠んだ俳句が、「くちなしや鼻から下がすぐに顎」』というものである。

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         蕾








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最終更新日  2013年07月16日 16時08分56秒


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