ひこじいさんのブログ

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2013年11月01日
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妻の実家の庭から、実生のサザンカの苗を移植して45年を過ぎた。親木は、毎年庭師に剪定されるので1mにも満たない背丈であるが、我が家のは親木をはるかに超える大きさに育っている。
IMG_0006 (7).jpg

実生にも関わらず、毎年親木と同じ花を咲かせる。

サザンカは、ツバキ科の常緑広葉樹でツバキやチャなどの仲間である。よほど植物に詳しい人でないと、ツバキとの区別が付けにくい。

漢字表記の山茶花は中国語ではツバキ類一般を指す山茶に由来しもともとは、サンザクワと言っていたものがサザンクワとなって、江戸中期頃現在のサザンカの名前に定着したものといわれている。

野生の個体の花の色は部分的に淡い桃色を交えた白であるのに対し、園芸品種の花色は赤・白・ピンクなど多様である。

IMG_0005 (7).jpg

童謡「たき火」の歌詞に
♪さざんか さざんか さいたみち…
と歌われるサザンカの花は、どんな色の花であったのだろうか。

サザンカは花の無い時期に咲くので、庭を彩るためには貴重な花である。




岡本かの子は、滞在先の油壺の旅館で脳溢血で倒れ、1939年2月18日に自宅にて49歳で早逝した大正から昭和の小説家にして歌人、仏教研究家である。

奇しくも家内の出身校の大先輩で、跡見女学校を卒業している。

19歳で知り合った漫画家の岡本一平と21歳で結婚し、芸術家岡本太郎を生んだことで知られる。

私生活では、夫一平と早稲田大学生と3人の「奇妙な夫婦生活」を送ったことで有名である。


山茶花    岡本かの子(抜粋)

 ひとの世の男女の
 行ひを捨てて五年
 夫ならぬ夫と共棲み
 今年また庭のさざんくわ
 夫ならぬ夫とならびて
 眺め居る庭のさざんくわ

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1年の入院で退院すると一平は前非を悔い家庭に戻るが、長女が死去するなどたび重なる不幸と夫への不信も重なって一平を愛することができなくなっており、かの子を慕っていた早稲田大学生と一平の了解のもとで同棲を始めた。

退廃の感じがする前出の詩は、そんな生活環境を詠ったものである。

岡本かの子に耽美妖艶の作品が数多く残されているのは、彼女の境遇がそのまま作品に現れたものであろうか。





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最終更新日  2013年11月01日 10時05分19秒


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