ひこじいさんのブログ

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2013年12月02日
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ブナなどに発生し食用のヒラタケ、ムキタケ、シイタケなどと間違われやすい毒キノコにキシメジ科のツキヨタケがある。

このキノコは、暗闇で白色のヒダが青白から蛍光色に仄かに発光する。

ツキヨタケが発光するのは、ツキヨタケのヒダの外部に放出される発光体(ランプテロフラビン)によることが解明されている。

ヒダの外部が弱酸性の場合により発光が強く、中性付近では同時に放出される酵素によって発光体が速やかに破壊されてしまうことで光を失う。

菌類より高等植物のコケ類は、日本に約1800種が分布しているとされる。
この中に、ヒカリゴケ科といわれる蘚類(スギゴケの仲間)がある。

日本では北海道と本州の中部以北の洞窟や岩陰、倒木の陰などで日光の入射が少なく暗く湿った環境に群生する。

羅臼町、佐久市、駒ヶ根市、嬬恋村、吉見百穴、北の丸公園(宮内庁分庁舎前辺りから見られる。)などが知られている。



ヒカリゴケの名前が付いているが、実はこのコケは自から光を発するわけではない。

胞子が発芽した後に形成される配偶体の初期段階のものを原糸体(糸状体)と言うが、ヒカリゴケはこの原糸体の茎のところどころから、レンズ状の細胞が数個から十数個一層に並んで横に着き出ている。

このレンズ細胞には数個の葉緑体が入っていて、入射光線の角度によって光を屈折・反射し薄暗い場所でも光合成を効率よく行う仕組みとなっている。

このレンズ細胞の反射によって、恰もコケが光っているように見えるのである。


駒ヶ根市の光前寺は、中央道駒ケ根インターを下りて中央アルプスに向かって直ぐ左に入ったところにある。

参道右側の石垣の中に、ヒカリゴケを簡単に見ることが可能だが太陽の位置によっては売り物のエメラルドグリーンの光を確認することは難しいかもしれない。


家の前に生えているコケはもちろんヒカリゴケでは無いが、乾燥時には茶褐色だが打ち水をすると太陽光を浴びて美しいグリーン輝く。

桜の花の時期雨に打たれた北杜市花水にある清泰寺の山門のかやぶきの屋根のコケも、グリーンに輝いて美しい。


    苔の花 さくや地蔵の 首の跡   子規





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最終更新日  2013年12月02日 10時23分03秒


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