ひこじいさんのブログ

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2014年01月11日
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ユッカラン(キミガヨラン)やリュウゼツランも例にもれず、全く蘭とは関係ないのにランの名前が付いている。

ユッカランは茎先に1m以上にもなる円錐花序を出し、花径5~6センチの淡いクリーム色をした大振りな釣鐘形の花を多く付ける。

東京近郊の民家の庭に、今では植栽自体が珍しくなったユッカランの花を見つけた。
さしものユッカランもこの所の寒さで、心なしか草臥れた様子で花は全て下を向いていた。

この花はユッカ属で種が同じリュウゼツランと、形態が非常に似通っている。
この2種の違いは、ユッカランは常緑の多年生植物で多くは低木であるが、中には樹高10メートルを超すものもある。

葉はロゼット状に付き多くの種では葉は硬く厚みがあり、形状は剣状で先が針のように硬く尖り、縁に鋭いノコギリ状の歯があり取り扱いには注意を要する。

何十年か前までは公園や民家の庭にも多く植えられていたが、葉先の棘が危険なせいもあって今では幼児が遊ぶような場所からはその多くが排除された。



日本にはこの花の花粉を運ぶ「ユッカ蛾」がいないため、結実をしない。

「キミガヨラン」の名前の由来は、花の数が多くいつまでも咲き続けるところから「君が代」が連想され、「いつまでも栄える」というところから付けられたものという。

ユッカの花はユッカ蛾が花に産卵する際に、花粉を運ぶことで受粉している。
ユッカの種子しか食べない、ユッカガの幼虫の宿主となっている。

しかし、ユッカの種子は大きいので殆どが食べ残される結果、ユッカは種子をユッカ蛾は子孫を残す共生関係にあるともいえる。

日本にはこのユッカガが存在しないので、花が咲いても結実することはない。


ユッカランとリュウゼツランのどちらも葉は放射状に生えるが、リュウゼツランの方がより肉厚で葉の先と葉の縁に鋸刃状の蕀があるのに対し、ユッカでは薄くて細く、葉は真っ直ぐで棘がないものもある。

またユッカは成長に伴い幹を形成し高く成長するが、リュウゼツランはほとんど幹を形成しない。

リュウゼツランの授粉はハチ、ガ、鳥、コウモリなどによる。

リュウゼツランの大半は10年から数10年に一度しか開花せず結実後に枯れるが、ユッカではほぼ毎年開花し結実後も枯れず成長を続ける。

原産地の先住民の間では、多くのユッカ属の果実・種・花・花茎・根が食用や薬用に利用されていた。

樹液にはサポニンを含むので、洗剤として利用もされた。

米国では近年、ユッカを原料としたシャンプーやコンディショナーが人気だという(→ 朝日新聞記事)。
商品説明には、「抜け毛を防ぐのに役立つ」などと明記されている。

米国では、食品添加物として認可されている。


もう少し早くにこんなシャンプーがあったら、少しは頭髪が残ったのかも知れない。



離れて観賞するのには良い植物だが、海流で漂着したり植えられたりしたものが大繁殖して問題化しているところもある。

志摩半島の南にある和具大島はハマユウなどの海浜植物が群生していて、全域が三重県の天然記念物に指定されている無人島である。

ここにユッカランが大繁殖してハマユウなど在来植物への影響を与え始めており、全島でのユッカランの駆除作業が平成18年から行われている。



花言葉      勇壮





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最終更新日  2014年01月11日 15時15分01秒


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