ひこじいさんのブログ

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2014年03月14日
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プリズムを通すと、太陽光を赤から紫までの色彩に分離することができる。その他にヒトが理解する色には、白と無彩色といわれる黒がある。


物体が理想とする黒は光の反射率が0で、すべての波長の光を吸収する色である。
絵具の三原色を混合して黒色を作ることができるが、実際には反射率0の色は存在しない。

海外では黒色に対して古くからその持つ闇のイメージから、悪・死・恐怖・災禍の意味が与えられてきた。

通夜や葬式など弔事で使用される白黒の2色の縦縞の幕は、鯨幕(または蘇幕)といわれる。
もともとは葬儀業者が考案したものとされ、一般的に用いられるようになったのは昭和になってからとされる。

名前が面白いがこの名称の由来は、鯨の体が黒と白の2色であるからとか、黒い皮を剥いだ際の身の脂が白いことから付けられたものという。
逆に慶事に用いられるのは、紅白の縦縞の幕である。



白・黒の幕は本来弔事・慶事に関係なく使用され、格式のある神社の行事や皇室の慶事にも使用されている。

日本の喪服は明治以前には白であったのだが、明治天皇の葬儀に際し欧米に合わせて黒の喪服を着用したことにより現在も喪服は黒が使われるようになった。


黒は闇のイメージから、悪・死・恐怖・災禍の意味を持つ例が多い。

その一方では、格式・公的のイメージがありスーツの色には黒あるいは紺が使われ、公用車は黒が一般的である。

人の死を悼んで遺族関係者が着ける、黒色のリボンや腕章などのことを喪章という。この喪章は喪に服していることを示すもので、喪家の人の標であるとされる。

昭和30年代から50年代までは、葬儀に参列する際の男性はだれでもが黒の腕章を着けることが当たり前であった。

大きな職場では、しばしば職員の関係者の葬儀が突然生じたりすることがあり、そのために黒の腕章が準備されていた。

職場から直行する場合普段着のスーツに男は腕章、女性は胸にリボンを着けて参列したものである。
しかし、葬儀に参列する一般の人が喪章を着用するこの風習はいつの間にか無くなった。

葬儀のマナー書には、「喪章を巻いても喪服の代わりにはなりません。喪章は、遺族・関係者である事を示す標しです。」と記載されている。


何が何でも黒の礼服を着用するという地方の頑なな風習で、真夏の葬儀への参列は炎熱地獄の中にいるようでもある。



葬儀の簡素化に合わせて、参列者の服装に付いても見直されていくべきではないだろうか。









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最終更新日  2014年03月14日 15時44分28秒


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