ひこじいさんのブログ

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2014年07月16日
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直径10~15cmくらいの丸石を、くり石あるいはぐりと呼んでおり、建築の基礎現場では今でもこのように呼んでいる。
ぐりは土くれ・塊を指しており石塊(いしくれ)・石塊(いしころ)と書くことから、未熟なこの果実が恐ろしく酸っぱいことから「酸っぱい塊」が由来となった名前であろうと推量できる。

英語ではgooseberryと言い、特に鵞鳥やアヒルなどの料理にこの実から作ったソースが合うことから「goose」の名前がついたとの説がある。

北半球の温帯域を中心に150種ほどを有するスグリ属の果実は、球状の液果になるものが多く食用とされ果樹として栽培もされている。

わが国では北海道、東北、長野県など比較的寒い地域に植えられている。
果実には、葉酸を多く含んでいる。葉酸過敏症として、紅斑、発熱、蕁麻疹、かゆみ・呼吸障害などを起こすことがある。
一方アミノ酸や核酸の合成に必要となる補酵素であるため、細胞分裂の盛んな箇所において葉酸欠乏症が現れやすい。

同属の植物に、ヨーロッパ原産のフサスグリ(房酸塊)がある。果実の色は赤・白・黒があるが、赤色のものは見た目が素晴らしく綺麗で旨そうに見えるが、酸っぱくて甘さを期待しているととても食べられる代物では無い。


赤色品種は酸味が強いので主として加工用に使われるらしいが、以前ニュージーランドのクライストチャーチのレストランのブッフェで山盛りにされていたものを皿に取り分けてきたが、口に合わずそのまま残したことがある。

ヨーロッパでは果実をジャムやゼリー・果実酒などに加工するため、ごく普通に栽培しているという。

西洋スグリはフサスグリより大型の果実を着け、高さ2mほどの半円形の茂みを作る。枝には比較的大きな鋭い蕀が、びっしり付いていて扱い難い。

未熟果は緑だが、熟すと紫褐色になるので生食する場合の収穫適期が分かりやすい。主な生産地は長野県や東北地方で、果樹として栽培もされるが生産量は少ない。
生での市場流通は稀で、殆どはジャム等に加工されてから流通している。

山荘の菜園の縁に植えた西洋スグリが、以前2年ほど続けてハクビシンの餌になった。
この数年は他にたべる物を見つけたのか棘を忌避したのか、毎年赤紫に熟れたスグリが枝にびっしり付いたまま残っているようになった。

終戦直後の子供の頃には何処の家でも植えられていたので、熟れるのが待ち遠しくて良く食べたものである。
私にとっては懐かしい味と香りと食感だが、孫たちは敬遠して誰も食べようともしない。
様々な果実でジャムを作るが、あの独特の味と食感を思うとスグリジャム作りに挑戦する気にならないのも不思議である。

そのため毎年赤紫色に熟れ、動物も人も食べないので朽ち果てるままになっている。


800円以上の値段は、少し高すぎる感じがするのだが。





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最終更新日  2022年05月03日 08時40分10秒


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