ひこじいさんのブログ

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2015年10月27日
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ただ花だけを漫然と見ていると春一番に咲く、クロッカスの花の狂い咲きかと錯覚を覚えてしまう。

サフランは、西アジアと南アジアの中間地域原産である。ギリシャで栽培されたのが初めとされるアヤメ科の多年草で、その雌しべを乾燥させた香辛料も同じ名前で呼ばれる。

別名は薬用サフランと呼んで、同属のクロッカスと区別する。
日が当たると花が開き曇天の日は開花せず、また夕方日が落ちると花弁を閉じる。

秋咲きもあるが通常早春2~3月頃に花を咲かせ観賞用として栽培されるものをクロッカスまたは花サフランと呼び、晩秋10~11月頃に咲いて雌しべを薬用やスパイスとして用いるものをサフランと呼んでいる。

サフランの雌しべは細長く、花の外まで垂れ下がるのが特徴である。
サフランの花色は紫の絞り一色だが、クロッカスは黄・紫・薄紫・赤紫・藤色・白・クリーム・白地に藤色の絞りなど多彩で豊富である。

イヌサフランの名前が付けられ、9月下旬から10月上旬頃に開花する花がある。


ところがイヌサフランの種子・麟茎からは、痛風の治療薬のコルヒチンが採取される。コルヒチンをスイカの種に施すと3倍体となつて、種無しスイカが作れることが知られている。

さらにサフランの名前がついた6~9月に開花する植物に、サフランモドキがある。こちらはタマスダレ属の植物でサフランの花に似てもって非であるところから、「…モドキ」の名前が付けられた。
ピンクの花で、全草に植物アルカロイドのリコリンを含有していて有毒である。

サフランはアラビア語「ザアファラーン」に由来し、日本では漢字で咱夫藍と書く。
サフランの有効成分としてカロテンの他、色素配糖体であるクロシン・無色の苦味配糖体・精油・クロセチンなどが含まれる。独特な香りの主成分は、サフラナールである。

ヨーロッパでは、紀元前から雌しべが香料・染料として利用されてきた。古代ギリシアではサフランの黄色が珍重され、王族以外は使用が禁じられロイヤルカラーとされた時代もある。

日本へは江戸時代に、薬として伝来した。明治36年(1903)に大磯町から大分県へ伝わったことから、現在も日本でのサフランの8割以上は竹田市で生産されている。

サフランの有用部位は雌しべで、乾燥させて香辛料や生薬として用いる。1gのサフランを採るには160個ほどの花を必要とし、1g/1,000円と高価である。

乾燥した雌しべには独特の香りがあって、水に溶かすと鮮やかな黄色に発色する。生薬名は番紅花で局方第二部にはサフランの名で収載され、鎮静・鎮痛・通経作用がある。

麦角アルカロイドと同じように子宮筋を収縮させ流産の原因となるので、妊婦は摂取を避けなければならない。
また授乳中の安全性については充分な情報がないことから、摂取を避けたほうがよいとされる。アレルゲンとして作用することもあり、アレルギーに対する注意も必要である。




       12月7日の誕生花

    花言葉       陽気  喜び  歓喜

サフランの色や香りが人の気持ちを高揚させ、明るくするところから付けられたとされる。





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最終更新日  2015年10月27日 08時49分20秒


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