ひこじいさんのブログ

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2015年10月29日
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秋から初冬にかけて庭を彩る植物の実には、赤色のものが多い。

中国で赤色は最も縁起の良い色とされ、結婚式の新婦は赤い衣装を着る。お祝いの封筒には、赤色しかないし年男年女は、赤い下着を身に着ける習慣がある。

このような中国の風習の一部が日本にも伝来し、年寄りの原宿と揶揄される巣鴨にも真っ赤な下着を専門に売る店がある。

晩秋に赤く色づく庭の植物の実に、センリョウ・マンリョウ・ピラカンサ・ナンテン等がある。

これらの植物の実の色も赤くて綺麗だが縁起が良いと言われるようになったのは、「センリョウ(千両)マンリョウ(万両)アリドウシ(有通し)」等のように植物の名前を合わせると語呂がよいこととナンテンは「難点」に通じるとして縁起物の植物とされたものである。

センリョウとナンテン・ピラカンサは不思議なことに、10月の末の同じ時期に赤くなる。
しかしマンリョウの実の着色は、遅れて未だ緑色をしている。

ピラカンサはこれら赤く色づく実の中ではセンリョウに次いで小型で特に縁起の木とされてはいないが、枝先までギッシリと赤い実を付けた木は見応えがある。
しかし枝に鋭い棘を持っていて、生花として飾るには難がある。



12月に入ると先ずピラカンサやナンテンがムクドリ・ヒヨドリ・ツグミなどの小鳥に啄ばまれ、センリョウ・マンリョウは遅れて2月末頃小鳥の標的にされる。

これらの植物の実は液果(漿果)で、果肉に発芽抑制物質を含んでいるためそのまま播いても発芽率が極めて低い。

小鳥に食べられて消化管を通過することで果肉が取り除かれ、糞と共に排泄されると種子が発芽するようになる。

そのため電線の下の側溝の隙間やブロック塀の土台の隙間など、吃驚するような場所に芽を出すことがある。

センリョウを実生で殖やすためには、人為的に果肉を丁寧に取り除いて水洗いした後乾燥させずに播種することで、小鳥が撒いたのと同じ効果によって発芽率が高くなる。

これらを庭へ植えたのは凡そ40年前だが、今では庭のあちこち株立ちとなっている。さらに以前は近隣の住宅の庭には見られなかったのに、今では多くの民家で見られるようになった。
若しかしたら案外我が家の庭に植えたのものが元株で、付近へは小鳥が撒布したのかも知れない。






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最終更新日  2015年10月29日 09時00分53秒


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