ひこじいさんのブログ

ひこじいさんのブログ

2015年12月03日
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
IMG_2088.JPG

IMG_2089.JPG

人は様々な自然現象や自然の事物に理屈を付けて、信仰や縁起の対象にしている。
多くの樹木もその名前や性質から縁起が良いとして、庭に植えられるものが多い。

めでたいとされる木の代表は、ユズリハ(譲葉)であろうか。この樹の名前は、新葉が生え揃ってから古い葉が散るところからつけられたものである。

葉の新旧交代が、多くの落葉樹と異なる。この樹は新葉が出てから古い葉が散ることから、家業や家の代が順調に引き継がれることを願って植栽され正月飾りとして鏡餅に添えて代々続くことを祈念する。
ユズリハの花言葉も、若返り・譲渡・世代交代である。


ユズリハの葉は緑葉のままで散るが、ブナ科の樹木の多くは黄葉して枯れた後も散ること無く枯れ葉が冬芽を囲んだまま越冬し、新芽の萌芽が始まってから枯れ葉を落とす。

特にブナ科の樹木の中でカシワの葉は大きく、芳香があり邪気を払うといわれ「柏餅」の材料に使われる。大きくて丈夫な葉は食器代わりに使用され、供え物として神事・慶事に用いられたと伝わっている。

カシワを植える方角は西が吉とされているが、夏は大きな葉が日差しを遮り春まで落葉しない枯れ葉が西寄りの冬の強風を遮ってくれる。

春まで落葉しないカシワは頑丈で頼もしい木であるとして、鬼門に植え「鬼門封じ」に用いるという慣わしもある。




地元の人からはクスサンが着いて庭樹には不適だと注意されたが、15年前に山荘のシンボルツリーとして8mほどのカシワの木を玄関前に植えた。
幸い近隣の栗の木の葉は丸坊主にされたが、カシワには全くクスサンはつかなかった。

しかし山荘のある北杜市では冬の間甲州の空っ風と言われる八ヶ岳颪が吹き荒れ、縁起が良いとされるカシワの枯れ葉は冬季に吹く連日30mにも及ぶ強風によって、12月中にはその大部分が千切られて吹き飛んでしまう。

横に伸びた枝から千切れて飛んだ大きな葉は、隣地に吹きだまりを作って誠に厄介でもある。数年前から黄葉の時期に合わせて、今年の新枝を全て剪定して落とすことにした。

カシワの葉には、しばしばブナハマルタマフシによる虫瘤(虫えい)が現れる。虫えいは7月上旬から出現し、8月中旬~9月下旬に落下する。
落下時瘤の中の幼虫は体長約1mmで未成熟だが落下後虫えい内で終齢に達し、10月上旬~下旬に蛹化・羽化した成虫は越冬芽に産卵越冬して翌年葉に見苦しい虫瘤を作る。

このような習性から移行性の殺虫剤を使用しても、完全に退治することは困難である。

しかし幸いにも越冬芽の着いた枝を剪定に寄って完全に除去することで、永年悩まされた葉の見苦しい虫瘤から完全に解放された。


今年もカシワが黄葉の時期を迎えたので老体に鞭打って樹上の人となり、半日掛かりで今年の新枝を完全に除切した。


これで強風で鳴る枯れ葉の音・千切れて飛ぶ落ち葉・来年の新葉に付く虫瘤に悩まされることは無い。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2015年12月03日 10時23分41秒


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

フリーページ

キーワードサーチ

▼キーワード検索

プロフィール

ひこじいさん

ひこじいさん

カレンダー

お気に入りブログ

まだ登録されていません

コメント新着

ひこじいさん @ Re:今年も大文字草開花の季節(10/19) 春の陽だまり1592 さん 今日は、初めまし…
春の陽だまり1592 @ Re:今年も大文字草開花の季節(10/19) 初めまして ピンクの大文字草、可愛いです…
ひこじいさん @ Re:新しい施設で名称も変わって(11/13) 悠歩さん コメントありがとうございます…
悠々山歩@ Re:新しい施設で名称も変わって(11/13) 私の町に移転して来たのです。この立川基…
ひこじいさん @ Re:公園で独特の臭いが(10/26) 悠歩さんブログへの訪問ありがとうござい…

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: