ひこじいさんのブログ

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2016年08月08日
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鳳仙花の赤花は、昔から女の子が爪先を染めるのに用いた。
沖縄では、「てぃんさぐ」と呼ばれる。

民謡で「♪てぃんさぐぬ花や 爪先(ちみさち)に染(す)みてぃ 親(うや)ぬゆし事(ぐとぅ)や 肝(ちむ)に染(す)みり(鳳仙花の花で詰め先を染めて、親の言うことは心に染めなさい)」と歌われる。

昔は植物の花で爪を染めたり、種子から採った粉を白粉として用いていた。

白粉花はオシロイバナ科の多年草で、白粧花の名前でも呼ばれる。南アメリカ原産で、江戸の始めに伝来したものである。

観賞用に栽培されるが、逸出したものが雑草のようになって広く野生化している。

本来虫媒花で夕方開花し夜行性の虫を引き寄せるが、自家受粉でも結実する。

英語名でFour-O'clock(4時)と呼ばれるのは開花する時刻から付けられた名前で、和名の別名「夕化粧」の由来ともなっている。(赤化粧はマツヨイグサ属の多年草。)
しかし真夏の時期夕方4時には未だ開花せず、それより少し遅れて咲く。



この花は、花弁を持たない。5cm以上もの長い花筒のラッパ状の花弁に見える部分は、実際は萼で基部の萼に似た緑色の部分は総苞である。

蜜腺は基部にあり夜間開花する花であるため、スズメガなどの口吻の長い大型の夜行性鱗翅目でなければ吸蜜できない。

夜間咲いたほとんどの花は、昆虫の助けを借りずに自家受粉し、日の出とともに凋む。
受粉した後萼は基部を残して脱落し、一個の果実が萼の基部に包まれたまま熟し粉状の胚乳を有した黒い種子になる。

白粉花の6本ほどの長い雄しべは、花が凋むと螺旋状に曲がる。弾けた葯から飛び出した球形の花粉は、雄しべの柱に付いている。花をよく観察しても雌しべが何処にあるのか、確認できない。

寒地では越冬しないで枯れてしまうため一年草扱いだが、実は多年草で太く芋状になった根が暖地では生き残り地上部が枯れても翌春芽を出す。

根や種子には熱によって分解しニコチン酸に変化する有毒物質のトリゴネリンを含み、誤食すると嘔吐・腹痛・激しい下痢を起こす。

根は利尿・関節炎の生薬として処方され、葉は切り傷・タムシなどの民間薬として用いられる。


     花言葉   臆病 内気 恋を疑う

人が見ていない時間に咲いて凋むことが、人目を偲んでいるように見えるところから付けられたものであろうか。






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最終更新日  2016年08月08日 09時21分50秒


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