ひこじいさんのブログ

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2016年08月25日
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山荘がある標高630mの山里には、8月中旬過ぎからあちこちの土手に可愛い薄紫のコバギボウシの花が見られるようになる。

耕作地の土手草は農家の人に依って月に2回も丁寧に刈り取られるが、コバギウボシの株は刈り残す人が多い。

ギボウシ(擬宝珠)は、アスパラガスと同じキジカクシ科に属する。カタカナでキジカクシと書くと何のことか判断に迷うが漢字では「雉隠し」と書き、茎の上部に葉が密生して雉の姿も隠してしまうところから付けられたものである。

一般にギボウシは、山間の湿地などに多く自生する。若芽は山菜として珍重され花が美しく、日陰でもよく育つことから庭木の株元などに植栽される。

ギボウシという名前はこの植物の包葉に包まれた若い花序が、擬宝珠に似ていることに由来する。

葉は葉柄を有し幅広く、根出葉である。
夏総状花序に紫青色の細長い花を多数着け、送粉者のマルハナバチなど大型のハナバチの訪花によって受粉する。

ギボウシは江戸時代多数園芸品種として固定され、さらにこれがシーボルトらによってヨーロッパに紹介されてヨーロッパでも多くの品種が育成された。

コバギボウシは日本固有種で北海道から九州までの広い地域に分布し、日当たりの良いやや湿った草原や湿原に自生する。



コバギボウシとは対照的に株や葉・花がはるかに大きく、白い花を咲かせるオオバギボウシがある。
どちらも食用になるが、一般的にはオオバギボウシが山菜ウルイの名前で販売もされている。

コバギボウシは湿原に多く生育するが、周辺部の森林との境界付近あるいは開けた乾燥地にでも生育する。

筒状花に雄しべ6本を持ち、全ての先が上向きに曲がる。雌しべの柱頭も上向きに曲がり、長くて花の外へ1.5cmも突出する。

葉の形や大きに、変異が多い。
コバギボウシは大型の花蜂が送粉者の他花受粉の花で、深夜から夜明けにかけて開く。
開花しても雄しべと雌しべは離れており、花が終わった後も花の外に出たままである。葯と柱頭が離れているのは、自花受粉を避けるための仕組みとされる。




花言葉   落ち着き  沈静  静かな人





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最終更新日  2022年07月09日 08時28分47秒


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