ひこじいさんのブログ

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2016年08月29日
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山梨県北杜市長坂町と小淵沢町には、豊富な湧水量を誇る「女取湧水」・「大滝湧水」・「三分一湧水」などの八ヶ岳南麓高原湧水群が点在する。
三分一は、「サンブイチ」と読むが「サブイチ」とも呼ばれている。

八ヶ岳南方の権現岳の水源林の水や雨水が成層火山の編笠山の火成岩等に浸透し、清里高原地下の帯水層を経て湧出すると考えられている。
代表的な湧水地として、「女取湧水」・「大滝湧水」・「三分一湧水」などがある。

JR小淵沢~小諸駅間を走る小海線は、山梨県唯一の非電化線である。
途中の清里から野辺山駅間には標高1375mのJR鉄道最高地点を走り、野辺山駅は標高1345mのJR線最高駅として知られる。

これら湧水群の一つ「三分一湧水」は小海線甲斐小泉駅の近くにあり、昭和60年(1985)名水百選のひとつに選定された。年間を通じ水温10℃前後の、日量8,500tの湧水量がある。

名水百選に選定された「名水」とは、「保全状況が良好」で「地域住民等による保全活動がある」ということであり、「そのまま飲める美味しい水」という意味ではない。
飲用には、消毒や煮沸が必要とされているものもある。




この工夫によって湧水を三方向の村落に三分一ずつ平等に分配できるようになり、三分一湧水の名の由来となった。

約80台の駐車場のそばに建つ「三分一そば」店の案内パンフレットにも、信玄伝説が載っている。
観光ガイドなどでは今も多く目にするが史実は全く異なっており、信玄との関わりを示す資料はない。

江戸時代中期に起こった水争いがきっかけとなって、現在の分水施設の原型がつくられたとするのが真実である。

当初は木造の施設で、水を配分する石も自然石であった。木造の分水器は大正11年(1922)に、石積みの施設に改変された。

昭和18年(1943)9月5日に高川の氾濫による土石流の押し出し(山津波)で、三分一湧水施設は土砂に埋没してしまった。

昭和19年(1944)年に土砂から掘り出して復元して現在の施設が完成、その後戦後になってから石が三角形のものに置き換えられたという。

現在は地区住民で組織する管理組合や地元住民によって管理され、農業用水として利用されている。

湧水口近くでは多くの人が、ペットボトルやタンクに水を汲んで持ち帰っている。

水質については、水温・電気伝導率・気温を24時間測定しリアルタイムで観測し水質調査実施とあるが、飲用適非の検査内容の公表は見あたら無い。

地元では名水百選に選ばれた湧水だが、15年も前から上のペンションの影響で水質が悪化しており間違ってもそのままでは飲まないという。






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最終更新日  2022年05月18日 09時06分26秒


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