ひこじいさんのブログ

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2017年01月05日
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四日は、官公庁の仕事始めである。
一月七日まで松の内と言われまだ正月だが、多くの会社は官公庁に倣って4日から仕事を始める。

職場では新年の挨拶代わりに、「未だお屠蘇気分も抜けなくて」などという言葉も聞かれる。

この場合のお屠蘇とは正月に飲む、清酒・ビール・焼酎・ワインなどアルコール飲料全般を指している。

屠蘇とは「邪(風寒暑湿等の外因によって起こる疾の病原)を屠り身体を蘇らせる」の意味で、複数の薬草を配合した「屠蘇散」を酒や味醂に浸漬抽出した薬酒を屠蘇という。

中国三国時代の華佗という伝説の名医が、肉桂・山椒・白朮・桔梗・防風などの生薬を配合した屠蘇散を考案処方したとされている。

正月と屠蘇が結びついた習俗は、唐代(618年~907年)に大黄・虎杖・烏頭を加えた「八神散」を酒に浸けたものを飲むようになったのが始まりともされている。

嵯峨天皇(786年~842年)の時代に、和唐使として来朝した唐の蘇明が絹袋に入った屠蘇白散を献上した。


これが国民の間に広がって、正月三が日に屠蘇を飲んで一年の無病息災・長寿を祈るようになった。(日本記 倭故事)

屠蘇散を漬けないで、正月に飲む酒をお屠蘇と呼ぶ家庭もある。

屠蘇散に配合される生薬は「保温・健胃・風邪の予防」に効果があるとされ、調合される薬草は7から10数種類で製造元により違いがある。

華佗が考案した基本的な薬草にはそれぞれ、山椒(芳香・辛味・健胃・鎮痛)、白朮(健胃・利尿・鎮静)、防風(発汗・去痰・鎮痛)、桔梗(排膿・去痰)、肉桂(健胃・発汗)の薬効があるされる。

屠蘇散の基本的な用い方は、日本酒に規定量を6時間ほど浸して屠蘇を作る。飲みやすくするためこれに10~20%の味醂を加えるか、味醂単味に漬ける方法もある。

何れにしても屠蘇には癖があって、縁起物と言っても今の子供には好かれない味である。

我が家でも永年の習わしで正月には必ず作ってきたが、孫たちには殊の外評判が悪いため今年から作るのを止めた。

門松・初詣・初日の出・雑煮・事始めなど多くの正月三が日の行事も言葉だけ残って、年ごとに少なくなっていくことは寂しいがこれも時代の流れであろう。






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最終更新日  2017年01月05日 10時02分49秒


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