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カテゴリ: 健康
<牛乳>「有害」本が波紋 でもやっぱり「有益」は多数派 [ 08月18日 13時36分 ]

 「健康飲料」の代名詞的存在の牛乳を「有害」とする説が書籍やネット上で取り上げられ、波紋を広げている。一方で「有益」とする考え方は、栄養学などの世界で今も多数派だ。主な論点を知っておきたい。【小島正美】

●端緒
 端緒となったのは、昨年出版されてベストセラーになった「病気にならない生き方」(サンマーク出版)だ。著者の新谷弘実氏は、米国在住の著名な胃腸内視鏡外科医。長年の臨床経験から導き出した食生活の改善法をまとめた本だが、このうち牛乳に関する記述が特に注目された。さらに今年、環境ホルモンの観点からの有害説も登場し、すそ野が広がった。

●骨粗しょう症
 牛乳に多く含まれるカルシウム。摂取源として牛乳は有益なのか。有益でないとする根拠の一つが、骨粗しょう症と牛乳との関係だ。
 日本人が1年間に飲む牛乳は1人平均約35リットル。デンマークやオランダなどは優に100リットルを超える。チーズなど乳製品を含めると、その差は4倍前後にもなる。しかし、高齢者の大腿骨頚部(だいたいこつけいぶ)(太ももの付け根)の骨折率は北欧諸国の方が日本より高い。このため「牛乳は防止策にならない」との指摘がある。

 これに対し、近畿大医学部の伊木雅之教授(公衆衛生学)は「平均的な骨の密度は北欧人の方が高く、体形の問題が大きい」とみる。同教授によると、背骨の骨折率は日本人の方が高いが、大腿骨では逆転する。「西欧人の大腿骨頸部の骨は斜めに長く伸びているため、お尻が大きくて体重が重い西欧人は転倒などで骨折しやすい。北欧人の牛乳摂取量が少なかったら、骨折はもっと増えるはずだ」と言う。

●環境ホルモン


 同名誉教授は、雌ラットに発がん物質と同時に牛乳や水などを与えた実験結果から、牛乳に乳腺腫瘍(しゅよう)を促進させる作用があったとして「牛乳を大量に飲み続けると卵巣がんなどのリスクが高まる」との仮説を提起した。
 これに対し、山口大農学部の中尾敏彦教授(獣医学)は「牛乳中のホルモンを摂取しても、女性の体内を流れているホルモンの量に比べれば微々たるもの」と影響に疑問を呈す。一方、新潟大医学部の中村和利助教授(公衆衛生学)は「牛乳とがんとの関係はまだ仮説の域を出ておらず、冷静な議論が必要だ」と話す。

●子牛のための栄養
 ネット上で取り上げられることが多い有害説の論拠の一つが「牛乳は子牛が飲むもの。人が他のほ乳動物の乳を飲むのは不自然」との考え方だ。
 これについて岐阜大学応用生物科学部の金丸義敬教授(食品機能化学)は「野菜や肉、魚なども人間のために存在しているわけでなく、牛乳も数ある食材の一つ。必要な栄養素を牛乳から取ってもおかしくない」と話す。
 飼育法の問題を指摘する声もある。いま、酪農家たちは大量の乳を出すスーパーカウ育成を目指しており、酪農学園大大学院の中野益男教授(環境生化学)は「飼育法が工業化され、牛の生理に合わなくなっている問題は確かにある」と言う。「ただ、だからといって牛乳自体が有害というわけではなく、牛乳と飼育法の問題は分けて考えるべきだ」と話す。

 私は15年前に島田彰夫先生(当時宮崎大学教授)の「食と健康を地理からみると」(農文協人間選書)を読み、それ以来牛乳を飲んでいませんが、骨の方は問題ありません。また、医院に来る患者さんと牛乳の話をすると、たまにどうしても飲む事ができないという方がいます。そういう方に限って骨密度が平均よりもいいんですよね。年配の方達は、牛乳を好きではないんですが、本当に皆さん無理して飲んでいる、それが現状です。それで健康被害になっていたら、本当に残念ですよね。小児科医の真弓貞夫先生の話では、欧米では乳幼児には牛乳を飲ませないようにという指導になってきているそうです。






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Last updated  2006年08月18日 19時57分27秒
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まったく同感です  
農耕民族のわれわれ日本人はラクターゼ(消化酵素)が少ないので、幼児期を過ぎるとほとんど消化吸収されないと読んだことがあります。
子牛に人間のお乳を飲ませると逆に死んでしまうそうですが、雑食の人間と草食の牛の差ですかね?
また来ます (2006年08月24日 23時42分42秒)

Re:まったく同感です(08/18)  
MCタイガーさん
>農耕民族のわれわれ日本人はラクターゼ(消化酵素)が少ないので、幼児期を過ぎるとほとんど消化吸収されないと読んだことがあります。
>子牛に人間のお乳を飲ませると逆に死んでしまうそうですが、雑食の人間と草食の牛の差ですかね?
>また来ます
-----
実は世界の人口の90%が6才以降では、ラクターゼが分泌されません。それが本来の哺乳動物の姿だと思います。寒冷地帯(北欧など)と乾燥地帯(砂漠など)の作物のない地域での代用食であったと思います。
また、牛の人間の違いは、成長速度が大きく異なる点ではないでしょうか。牛乳は高栄養、高カロリー、高タンパクだから人乳では死んでしまうのでは。牛は2年で、人間は25年で、成獣になりますから、乳の栄養もかなり違うのですね。
私もまた遊びにいきます。
よろしくお願いします。

(2006年08月25日 09時28分05秒)

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