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仙台市泉区在住のながさわ歯科医院の院長は健康オタクで、つれづれなるままに気まぐれ日記を書いています。
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カテゴリ： 歯に関する話
仙台市泉区のながさわ歯科医院の長澤です。
いつも有り難うございます。皆様の健康に役立つ情報をお届けできたらと思っています。
外科治療で残すことも
Ａ： 抜歯は主に、〈１〉虫歯〈２〉歯周病〈３〉歯根のう胞――などの治療で施術します。虫歯が進み、大きく歯が崩れている場合は抜歯しかありません。しかし、〈２〉〈３〉の場合、生体材料と外科治療を併用して、歯を残すことができるようになりました。
歯周病は、歯を支えている骨が歯周病菌により破壊される病気です。歯そのものはしっかりとした形で残っているので、進行程度にもよりますが、破壊されてしまった顎（あご）の骨を再生すれば、歯を残すことが可能です。顎骨再生は、古くは自家骨移植法が用いられていましたが、近年は人工骨が使われるようになり、患者さんの負担も軽減されました。
また最近では、簡便な顎骨再生の手段として、コラーゲン膜や特殊な成長因子タンパクが使われ、歯を抜かない外科治療が行えるようになりました。将来は、幹細胞（すべての組織に成り得る細胞）から顎骨の再生も可能になるでしょう。
歯根のう胞とは、過去に治療した古い金属冠の中が腐り、その菌が歯根の先端から顎骨の中に入り込み、顎の骨の中にウミの袋を形成する病気です。歯ぐきが腫れたり、歯ぐきに小さなおでき（顎の中のウミが歯ぐきに出てきたもの）のようなものがあるのに気づき、来院される方がほとんどです。小さなものであれば、一般的な根の治療で治りますが、ある程度以上になるとそれだけでは治りません。口腔外科ではこのような症例の場合、歯ぐきの部分を切開して病巣だけを摘出し、歯は残します。
歯周病菌や体内にたまっているウミは、血液を介して全身にも悪い影響を与えます。最近の研究では、糖尿病、心臓血管病、早産、関節炎などが、歯周病菌に関連する疾患とされています。そのため、歯を残しつつ口腔内の病巣をきちんと治療することが大切です。
一方、やむなく抜歯しなければならない場合ですが、ＱＯＬ（生活の質）の向上が求められる現在、治療のゴールは大きく変わってきています。単に入れ歯を入れるのではなく、より高いレベルでの口腔機能に加え、審美と快適感が求められています。
いつも有り難うございます。皆様の健康に役立つ情報をお届けできたらと思っています。
外科治療で残すことも
Ａ： 抜歯は主に、〈１〉虫歯〈２〉歯周病〈３〉歯根のう胞――などの治療で施術します。虫歯が進み、大きく歯が崩れている場合は抜歯しかありません。しかし、〈２〉〈３〉の場合、生体材料と外科治療を併用して、歯を残すことができるようになりました。
歯周病は、歯を支えている骨が歯周病菌により破壊される病気です。歯そのものはしっかりとした形で残っているので、進行程度にもよりますが、破壊されてしまった顎（あご）の骨を再生すれば、歯を残すことが可能です。顎骨再生は、古くは自家骨移植法が用いられていましたが、近年は人工骨が使われるようになり、患者さんの負担も軽減されました。
また最近では、簡便な顎骨再生の手段として、コラーゲン膜や特殊な成長因子タンパクが使われ、歯を抜かない外科治療が行えるようになりました。将来は、幹細胞（すべての組織に成り得る細胞）から顎骨の再生も可能になるでしょう。
歯根のう胞とは、過去に治療した古い金属冠の中が腐り、その菌が歯根の先端から顎骨の中に入り込み、顎の骨の中にウミの袋を形成する病気です。歯ぐきが腫れたり、歯ぐきに小さなおでき（顎の中のウミが歯ぐきに出てきたもの）のようなものがあるのに気づき、来院される方がほとんどです。小さなものであれば、一般的な根の治療で治りますが、ある程度以上になるとそれだけでは治りません。口腔外科ではこのような症例の場合、歯ぐきの部分を切開して病巣だけを摘出し、歯は残します。
歯周病菌や体内にたまっているウミは、血液を介して全身にも悪い影響を与えます。最近の研究では、糖尿病、心臓血管病、早産、関節炎などが、歯周病菌に関連する疾患とされています。そのため、歯を残しつつ口腔内の病巣をきちんと治療することが大切です。
一方、やむなく抜歯しなければならない場合ですが、ＱＯＬ（生活の質）の向上が求められる現在、治療のゴールは大きく変わってきています。単に入れ歯を入れるのではなく、より高いレベルでの口腔機能に加え、審美と快適感が求められています。
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