日本人男性は、喫煙率が高いにもかかわらず、白人ないし日系アメリカ人に比べて血管のプラーク発生が極めて少なく 、冠動脈性心疾患(CHD)の発生率も低い
。この差は、日本人が長い期間ほぼ毎日魚を摂取していることによるものだという。この知見は、医学誌「Journal of the American College of Cardiology(米国心臓学会誌)」8月5日号に掲載された。 報告を行った米ピッツバーグ大学(ペンシルベニア州)公衆衛生大学院疫学部の関川暁助教授によると、 日本で暮らす日本人は魚を毎日約100g食べている
という。米国心臓協会(AHA)の現行のガイドラインでは、心疾患のない人は、サケ、ビンナガマグロなどの油分の多い魚を少なくとも週2回摂取すること、すでに心疾患のある人は オメガ-3脂肪酸を毎日少なくとも1g
、できれば魚から摂取するよう推奨されている。ただし、過剰出血のリスクがあるため、医師への相談なく1日に2gを超える魚油を摂取するべきではないとされている。