仙台市泉区在住の健康オタクの気まぐれ日記

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カテゴリ: 社会問題
仙台市泉区のインプラント治療のながさわ歯科医院の長澤です。いつも有り難うございます。皆様の健康に役立つ情報をお届けできたらと思っています 

ネオニコチノイド系農薬のお話しです。



九州大学の比良松です。

先日ご紹介下さったマルハナバチへの農薬の影響に関する新論文について、要旨と図表を翻訳しました。

表1にネオニコチノイド系農薬とピレスロイド系農薬の単独被曝と複合被曝のまとめがあります。これに基づくと、ネオニコチノイド系イミダクロプリドは働き蜂の誕生数や花粉の採集数を減らし、働き蜂の失踪数を増やしており、一方、ピレスロイド系サイハロスリンは働き蜂の死亡数を増やしています。これらの殺虫剤への単独被曝ではコロニー崩壊まで至らなかったのですが、二重被曝では10のうち2つのコロニーが崩壊しています。したがって、効果の異なる殺虫剤の複合被曝は、異常行動の増加と死亡数の増加によって相加的にダメージを大きくし、セイヨウマルハナバチのコロニー崩壊の危険性を増加させると言えます。

まず、論文要旨の翻訳です。
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これまでに報告されてきた野生の昆虫送粉者や飼育されている昆虫送粉者の広範囲な衰退は、地球規模の生態系の有用性や農業生産に対して深刻な影響をもたらす。蜂は昆虫による送粉のおよそ80%に貢献しているのだから、現在の蜂個体群の衰退の原因を解明し、その原因を少なくすることは重要である。最近の研究では、殺虫剤に含まれる化学物質への暴露が、蜂個体の行動変容やコロニーにおける女王蜂の誕生数の減少に関連していたことから、殺虫剤が個体群の減少の原因である可能性が指摘されている。しかしながら、蜂個体の行動変容とコロニー全体に生じる変化との密接な関係はこれまでのところ示されてい。社会性蜂のコロニーの存続はたくさんのワーカー(働き蜂)個体による集団行動に依存している。故に、フィールドで使用される殺虫剤濃度が、蜂の個体レベルで見れば些細であり、致命的でないと言えても、蜂が集団でいることでそうした殺虫剤の負の影響が緩和されているのか、あるいは、そうした状況の積み重ねが、やがて、コロニーに対して重大な影響をもたらすのかはわからない。その上、農業の拡大増加は、蜂が採餌行動の際に様々な種類の殺虫剤に曝されることを意味するが、現在のところ、異なる殺虫剤成分の組み合わせが蜂に対してどのような影響を及ぼすのかもほとんどわかっていない。本研究では、ネオニコチノイド系とピレスロイド系、2種類の殺虫剤の、実際の使用状況と同程度の濃度での長期的暴露が、セイヨウマルハナバチの自然条件下の採餌行動に負の影響を与え、働き蜂の死亡率を増加させ、やがて、蜂の子の生育やコロニー形成を有為に減少させること示す。負の影響を受けた働き蜂の採餌行動の中でも、とりわけ、花粉の採集効率が有為に減少しており、それが、コロニー全体の採餌者世代交代の減少、働き蜂の失踪と死亡による減少、働き蜂の誕生数の減少を伴って起こることを我々は突き止めた。さらに、2種類の殺虫剤への暴露がコロニー崩壊の可能性を増加させることも証明した。
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ネオニコ 農薬 マルハナ蜂.jpg




表1 イミダクロプリドとサイハロスリンの単一被曝と複合被曝のセイヨウマルハナバチの個体およびコロニー全体への影響のまとめ。上から採餌者数、採餌行動頻度、花粉収集数、花粉収集にかかる時間(以上が個体レベルの評価)、働き蜂の誕生数、蜂の子の数、巣の大きさ、働き蜂死亡数、働き蜂失踪数、働き蜂死亡数と働き蜂失踪数の合計、コロニーの崩壊(以上がコロニーレベルの評価)。

*イミダクロプリドが働き蜂の誕生数や花粉の採集数を減らし、働き蜂の失踪数を増やしており、一方、サイハロスリンは働き蜂の死亡数を増やしている。殺虫剤の二重被曝は10のうち2つのコロニーを崩壊させた。したがって、2種の殺虫剤に被曝すると、異常行動の増加と死亡数の増加が相加的にダメージを大きくし、コロニー崩壊の危険性を増すと言える。
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Last updated  2012年11月09日 13時02分34秒
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