全30件 (30件中 1-30件目)
1

むかしむかしの大むかし、すベての鳥がまだ黒っぽい、灰色をしていたころのお話です。 ある日、空に虹が出ました。 見ると、虹に黒いシミがいっぱいできていました。 いったいどうしたのかと、鳥たちはふしぎに思いました。 すると、天から七色にかがやく鳥がまいおりてきて、鳥たちにいいました。「虹にわるいムシがくっついて、きれいな虹の色を食いつくそうとしています。いっしょにやっつけてください」 勇気のある鳥たちは、すぐにいっしょに行くといいました。 けれども、虹はとても遠いところにあって、行くのはたいへんです。 いやだという鳥も、たくさんいました。 それで行きたい鳥だけが、天からきた鳥といっしょに出発しました。 鳥たちは、こおりつくようなさむさの中を、雨やあらしもこえてとびつづけました。 みんなボロボロになって、やっと虹にたどりつきました。「これはひどい! 虹がムシでいっぱいだ」 鳥たちは、虹にくっついたムシにおそいかかりました。 ムシは鳥たちの羽の間にもぐりこんでチクッとさしたり、目をつつきにきたりしました。 長くとんでつかれていた鳥たちには、とてもつらいたたかいでしたが、鳥たちはなんとか勝ちました。 ムシたちは、黒いかたまりになっておちていきました。 みんな、ホッとして顔を見あわせると、どうでしょう。 どの鳥も、きれいな色の羽になっているのです。 むちゅうでムシとたたかっている間に、虹の色が体にこすりつけられていたのです。 天の鳥がいいました。「虹の色はけっしておちません。みなさんのうつくしいすがたは、子どもや孫にもずっとつたわるでしょう」 みんなは大よろこびで、地上にもどりました。 地上にのこった鳥たちは、虹にむかった鳥たちがたたかいにやぶれて、ボロボロになって帰ってくるとばかり思っていました。 ところがみんな、光りかがやくようなうつくしいすがたになっているのです。 黒っぽい鳥たちは、みすぼらしい自分のすがたがとてもはずかしくなり、コソコソかくれてしまいました。 今でも、きれいな鳥とそうでない鳥がいるのは、こういうわけなのです。☆ 笑よく業を制します。お祓いよりお笑いです。 今日もあなたの良心というナビは正常に作動していますか? ☆ 若い頃、自衛官として、三度、災害派遣に出動。 現在も自衛隊協力企業として 即応予備自衛官を、採用させて頂いていることは、私の生涯の誇りです。 ☆ 小社の社員は、東日本大震災災害派遣に出動しました。 坂本龍馬決定版! ☆ 「幸せになる法則」 ★「我謳!!」は 台湾、韓国でも翻訳発売されています。☆ よびりん♪登場!!インターネットTVカウテレビ。音声+動く画像です♪☆ サブ日記では連日「私の夢」を発信しています。 ☆ 先日撮影した動画です。
Apr 30, 2026
コメント(0)

むかし、飛騨の山奥に、佐吉という彫り物のとても上手な男が住んでいました。 ある時、佐吉は腕試しをしようと旅に出かけました。 ところが、尾張の国まで来た時には、持っていたお金をすっかり使い果たしてしまいました。 宿の支払いにも困った佐吉は、宿の主人に何か彫り物をさせてほしいと頼みました。「よし、それじゃ、宿代の代わりに、何か彫っておくんなさい」 主人が許してくれたので、佐吉はさっそく彫り始めました。 翌朝、佐吉は見事な大黒さまを、宿の主人に差し出しました。「これは見事! こんな素晴らしい大黒さまは見た事がない。これは、家の家宝にさせて頂きます」 大喜びする宿の主人に、佐吉は申し訳なさそうに。「彫る木が手元になかったもので、この部屋の大黒柱をくり抜いて使わせてもらいました。お許しください」「・・・?」 宿の主人が大黒柱を調べてみましたが、傷一つ見当たりません。「はて、この大黒柱でしょうか?」 「はい。これです」 そう言って、佐吉がポンと手を叩くと、カタンと柱の木が外れました。 なるほど、確かに中は空洞です。 すっかり感心した宿の主人は佐吉の事を、その頃、日光東照宮の造営にたずさわっていた彫り物名人、左甚五郎に知らせました。 甚五郎は、さっそく佐吉を呼び寄せて、「何でもいい、お前の得意な物を彫ってくれ」と、言いました。 そこで佐吉が彫ったのは、いまにも動き出しそうな見事な仁王さまです。 甚五郎はすっかり感心して、佐吉を東照宮の造営に参加させる事にしました。「わたしは、竜を彫ろう。佐吉、お前は山門のネコを彫れ」 天下の左甚五郎に認められたうれしさに、佐吉は力一杯彫り続けました。 毎日毎日彫り続けて、とうとう山門のネコが彫り上がりました。 そして、甚五郎やほかの弟子たちの仕事もすべて終わり、東照宮は完成しました。 検査(けんさ)の役人たちも、その見事さには、ただ驚くばかりです。 甚五郎を始め、みんなはたいそういい気分になり、その夜は酒やごちそうでお祝いをしました。 酒を飲み、歌い、盛り上がったみんなは、疲れていたのか、たくさんのごちそうを残したまま、グーグーと眠ってしまいました。 ところがその翌朝、みんなが目覚めてみるとどうでしょう。 あれほどたくさんあったごちそうが、一晩のうちになくなっているのです。「お前が食べたんじゃろうが!」「とんでもない、お前こそ!」 弟子たちの言い争いを聞くうちに、甚五郎と佐吉はハッと顔を見合わせました。 甚五郎はノミと木づちを持ち、山門へと急ぎました。 佐吉も黙って、あとを追います。 山門へ来てみると、佐吉の彫ったネコのまわりに、ごちそうを食いちらした跡があります。 甚五郎はクワッと目を見開くと、 カーン!と、ノミと木づちをふるいました。 その一刀のもとに、佐吉のネコは眠りネコになってしまいました。 佐吉は甚五郎の腕のあまりのすごさに、思わず地面にひれ伏しました。「左甚五郎先生!」 甚五郎は佐吉の肩に手を置き、しみじみと言いました。「佐吉よ、彫り物のネコに魂が入るとは、お前はまことの名人じゃ。これより、わしの名を取って『飛騨の甚五郎』と名乗るがよい」「はいっ、ありがとうございます!」 佐吉の彫ったネコは、そのあと、『日光東照宮の眠り猫』として、とても評判になりました。 それにつれて飛騨の甚五郎の名前も、大変有名になったという事です。いかなる天才も熱情によって産み出される。 アイザック・ディスレーリ☆ 笑よく業を制します。お祓いよりお笑いです。 今日もあなたの良心というナビは正常に作動していますか? ☆ 若い頃、自衛官として、三度、災害派遣に出動。 現在も自衛隊協力企業として 即応予備自衛官を、採用させて頂いていることは、私の生涯の誇りです。 ☆ 小社の社員は、東日本大震災災害派遣に出動しました。 坂本龍馬決定版! ☆ 「幸せになる法則」 ★「我謳!!」は 台湾、韓国でも翻訳発売されています。☆ よびりん♪登場!!インターネットTVカウテレビ。音声+動く画像です♪☆ サブ日記では連日「私の夢」を発信しています。 ☆ 先日撮影した動画です。
Apr 29, 2026
コメント(0)

むかしむかし、ある国に、とても貧しい石切り職人のおじいさんがいました。 おじいさんは石を切ったり、石を磨いたりと、毎日せっせと働きましたが、暮らしは少しも楽になりません。 ある日の事、おじいさんがいつもの様に石を磨いていると、一匹のネズミが仕事場に入ってきました。 そしてネズミがおじいさんの足元を駆け抜けた時、キラリと何かが光りました。「おや? 何だろう?」 見てみると、何とネズミがお金をくわえているではありませんか。 おじいさんは驚いて、ネズミに声をかけました。「お金などくわえて、どこへ行くのかね?」 するとネズミはペコリと頭を下げると、お金を下に置いて丁寧に頼みました。「お腹が空いて死にそうなのです。どうかこのお金で、食べ物を買って来て下さい」「それはいいが、このお金はどこから持って来たんだい? まさか、人から盗んで来たのかい?」「いいえ。西に行くと、誰も住んでいない古いお屋敷があるのですが、そこの蔵でお金の詰まったかめを見つけたのです。これからは毎日、お金を一枚ずつ運んできますから、わたしには肉を一切れ下さい。残りは、おじいさんの好きな物を買って下さい」「よし、わかった。わしも食べる物がなくて困っていたところだ。助かるよ」 おじいさんはお金を受け取ると、さっそく買い物に出かけました。 次の日からネズミは毎日、お金をくわえてやって来るようになりました。 おじいさんはお金を受け取ると買い物に出かけて、ネズミと仲良く食べ物を分け合いました。 ところがある日、大変な事がおこりました。 ネズミがネコに、捕まってしまったのです。「ネコさん、どうか、わたしを食べないで下さい」「嫌だね。おれは腹ぺこなんだ」「では、これから毎日、あなたに肉を差し上げますから、どうか命だけは助けて下さい」「肉を毎日か。よし、いいだろう」 ネズミは約束通り、おじいさんから肉を受け取るとネコに半分やりました。 それから何日かして、ネズミはまた別のネコに捕まってしまいました。 ネズミはそのネコとも、同じ約束をしてしまいました。 これでネズミの食べる肉はなくなってしまい、ネズミはだんだんやせていきました。 そしてとうとう、ネズミは骨と皮だけになってしまったので、おじいさんが心配して尋ねました。「ネズミくん。毎日食べ物を分けているのに、どうしてそんなにやせたんだい? わけがあるなら、話してごらん」 そこでネズミは、ネコに捕まって肉を分けてやっている事を話しました。「そうか、そんなひどい事になっていたのか。・・・よし、わしに任せておきなさい」 おじいさんはそう言うと、仕事場から透明な水晶で出来た石の箱を持ってきました。「さあ、この箱に入りなさい。そしてネコがやって来たら、ネコに嫌な事を言って、うんと怒らせてやりなさい。いいね」「はい、おじいさんの言う通りにします」 ネズミが水晶の箱に入って待っていると、やがてネコたちがやって来ました。「おい、早く肉を寄こせ」「そうだ、何をぐずぐずしている」 ネコたちはネズミにそう言いましたが、ネズミはネコにアカンベーをして言いました。「嫌だね。誰が肉をやるものか。お腹が空いているのなら、ミミズでも食べるがいいさ」「何だと!」「生意気なネズミめ! こらしめてやる!」 ネコたちは怒って、ネズミに飛びかかりました。 そして鋭い牙をむき出しにすると、ネズミに噛みついたのです。 しかしネズミは、固い水晶の箱の中にいるので平気です。 水晶の箱に噛みついたネコの牙は、ポキリと折れてしまいました。「なんだ?!」 びっくりしたネコは、今度は鋭い爪を出してネズミに襲いかかりましたが、これも水晶の箱にはじかれて、ネコの爪もポキリと折れてしまいました。「わあ、大切な牙と爪が!」 武器を二つとも失ったネコたちは泣きながら逃げて行き、二度とネズミの前には現れませんでした。 こうしてネコを退治したネズミは、それからもおじいさんと仲良く、幸せに暮らしたということです。 怒りと愚行は相並んで歩み、悔恨が両者のかかとを踏む。 フランクリン☆ 笑よく業を制します。お祓いよりお笑いです。 今日もあなたの良心というナビは正常に作動していますか? ☆ 若い頃、自衛官として、三度、災害派遣に出動。 現在も自衛隊協力企業として 即応予備自衛官を、採用させて頂いていることは、私の生涯の誇りです。 ☆ 小社の社員は、東日本大震災災害派遣に出動しました。 坂本龍馬決定版! ☆ 「幸せになる法則」 ★「我謳!!」は 台湾、韓国でも翻訳発売されています。☆ よびりん♪登場!!インターネットTVカウテレビ。音声+動く画像です♪☆ サブ日記では連日「私の夢」を発信しています。 ☆ 先日撮影した動画です。
Apr 28, 2026
コメント(0)

むかしむかし、三人の旅人が、いなかの道を都へ向かって歩いていました。 お昼になったので、三人は食事をしようと、腰をおろしました。 ところがのこった食べ物は、パンがあと一つだけです。 そこで、一人がいいました。「たった一つのパンを、三人でわけたってしかたがないな。それよりも一人だけがそっくり食べる方がいいだろう。これから三人で昼寝をして、一番すばらしいゆめを見たものが、パンを食べることにしてはどうだろう?」と、いいだしました。 ほかの二人もそれに賛成して、ゆめくらべをすることになりました。 さっそく三人は、道ばたの木のかげへいって、草の上にねころびます。 そしてみんないびきをかいて、グッスリとねむってしまいました。 しばらくたって、昼寝からさめた三人は、「ああ、よくねむった。さて、おたがいにどんなすばらしいゆめを見たかな」と、ゆめの話しをはじめました。 三人のうち、二人は町の商人で、一人は村のお百姓でした。 おしゃべり上手な商人の一人が、最初に話しはじめました。「わしはな、天国へ行ったゆめを見たよ。天の使いの鳥にのって行ったんだ。天国はキラキラしていて、どこもかしこも金色に美しく光っていた。そしてすばらしい音楽が聞こえ、きれいな花がいっぱいに咲いていた。心をあらわれるような、よいかおりがただよっていて、本当にすばらしいところだったよ」 おしゃべり上手な商人は、得意になってそんなゆめのはなしをしました。 すると、もう一人の商人もまけずに、「わたしはな、もっとかわったところのゆめを見たよ」「どんなところだい?」「地獄へ行ったゆめさ。地獄はやっぱり、すごいところだったなあ。こわい顔の地獄の王さまや家来のオニたちがいばっていた。そして悪いことをして地獄へやられた人々が、オニたちにぶたれたり、池へおいこまれたりしながら、苦しそうにしていたよ」 そんな地獄のゆめを、上手に話しました。「今度は、あんたの番だよ」と、いわれた三人目のお百姓は、「うん」と、いったきりで、しばらくだまっています。 ところがふいに、そのお百姓は三人の前においてあるパンをとると、自分一人でムシャムシャと食べてしまいました。「あれっ?」 ほかの二人はビックリして、「だれのゆめが一番すばらしいか、まだきまっていないのに、パンを食べてしまうとはどういうことだ!」と、おこりました。 すると、お百姓は、「うん、わたしはね、あんたたちが天国や地獄へ行くゆめを見たんだよ。天国や地獄へ行った人は、もうもどってはこないだろうと思ってね、のこったパンを食べてしまったのさ」 ほかの二人は、思いがけない答えに、「これはやられたな」と、ちょっぴりくやしそうな顔をしましたが、すぐに笑い出しました。「天国や地獄はとおくても、都まではもうすぐだ。さあ、はやく都へいって、うまいものを食べよう」 そういうと、また一緒に旅を続けました。☆ 笑よく業を制します。お祓いよりお笑いです。 今日もあなたの良心というナビは正常に作動していますか? ☆ 若い頃、自衛官として、三度、災害派遣に出動。 現在も自衛隊協力企業として 即応予備自衛官を、採用させて頂いていることは、私の生涯の誇りです。 ☆ 小社の社員は、東日本大震災災害派遣に出動しました。 坂本龍馬決定版! ☆ 「幸せになる法則」 ★「我謳!!」は 台湾、韓国でも翻訳発売されています。☆ よびりん♪登場!!インターネットTVカウテレビ。音声+動く画像です♪☆ サブ日記では連日「私の夢」を発信しています。 ☆ 先日撮影した動画です。
Apr 27, 2026
コメント(0)

むかしむかし、あるところに、どうにも貧乏な男がいました。「人並みに暮らしたいなあ。・・・そうだ、観音様にお願いしてみよう」 男が村の観音様に通って、お参りを続けていると、ある晩、観音様が現れて、「いいだろう。お前の願い、叶えてしんぜよう。夜が明けたらお宮の石段を降りていって、最初に見つけた物を拾い、それを大事にしなさい」と、告げました。 やがて男が石段を降りて行くと、何か落ちています。「ははん。これだな」 拾いあげると、それはカキのタネでした。「何だ、こんな物か」 男は捨てようかと思いましたが、せっかくお告げをもらったのですから粗末に出来ません。 ありがたくおしいただくと、これは不思議。 カキのタネが男のひたいにピタッと張り付いて、取ろうにも取れません。「まあいい、このままにしておこう」 すると間もなく、カキのタネから芽が出て来ました。 芽はズンズン伸びて、立派な木になりました。 男がたまげていると、カキの木は枝いっぱいに花をつけ、花が終わると鈴なりに実をつけました。「うまそうだな。試しに食べてみよう」 男が食べてみると、甘いのなんの。 男はさっそく、町へカキを売りに行きました。「頭にカキの木とは、珍しい」「おれにもくれ」「おれもだ」 カキは、飛ぶ様に売れました。 男はお金をふところにホクホク顔でしたが、面白くないのは町のカキ売りたちです。「おれたちの商売を、よくも邪魔したな!」 男を囲んで袋叩きにすると、頭のカキの木を切り倒してしまいました。「ああ、もう、金もうけ出来ない・・・」 男がしょげていると、切り倒されたカキの木の根元に、カキタケという、珍しいキノコが生えてきました。 おいしいキノコなので男が売りに行くと、これまた飛ぶ様に売れました。 面白くないのは、町のキノコ売りたちです。「おれたちの商売が、あがったりだ!」 男を囲んで袋叩きにすると、カキの木の根元を引っこ抜いてしまいました。 男は、ガッカリです。 頭には、大きなくぼみが出来てしまいました。 やがてこのくぼみに雨がたまって、大きな池が出来ました。「こうなったらいっその事、池に身投げをして死んでしまいたい」 男がなげいていると、頭の池でパチャンとはねるものがありました。 手に取ってみると、大きなコイです。 頭の池にはいつしか、コイやらフナやらナマズやらが育っていたのです。 男は頭の池の魚を売りに行って、またまたお金をもうけましたが、町の魚売りたちはあきれて、ポカンとながめているだけでした。 吉凶は糾える縄の如し。 「太平記」☆ 人間あきらめてはいけません。 何もなくても笑顔があれば、何とかなるのが世の中なのです。☆ 笑よく業を制します。お祓いよりお笑いです。 今日もあなたの良心というナビは正常に作動していますか? ☆ 若い頃、自衛官として、三度、災害派遣に出動。 現在も自衛隊協力企業として 即応予備自衛官を、採用させて頂いていることは、私の生涯の誇りです。 ☆ 小社の社員は、東日本大震災災害派遣に出動しました。 坂本龍馬決定版! ☆ 「幸せになる法則」 ★「我謳!!」は 台湾、韓国でも翻訳発売されています。☆ よびりん♪登場!!インターネットTVカウテレビ。音声+動く画像です♪☆ サブ日記では連日「私の夢」を発信しています。 ☆ 先日撮影した動画です。
Apr 26, 2026
コメント(0)

むかし、一人の旅人が町はずれの大きな木の下に、しょんぼりと腰をおろしていました。 長い旅でお金はなくなり、朝から何一つ食べていないのです。 旅人はお腹がへって、目が回りそうです。 ふと、足もとに落ちている古ぼけた火打ち箱に目がとまり、なんの気なしに中から火打石を取りだすと、力チ力チと鳴らしました。 すると不思議な事に、大きな犬が、どこからともなく飛んできて、「ほしいものは、何ですか?」と、聞いてきたのです。「お金がほしい!」 旅人が答えると、犬はどこかへ飛んで行って、お金のいっぱいつまった財布をくわえてきました。 そして、「ご用のときは、また呼んでくださいね」と、言うと、煙のように消えてしまいました。 旅人は大喜びで、そのお金でお腹いっぱいごちそうを食べて、夜は久しぶりに宿屋にとまりました。「ああ、今日はぐっすり眠れそうだ。・・・おや? お城か」 宿屋の部屋の窓から、はるか向こうの大きなお城をながめていると、向こうの窓からも一人の美しいお姫さまが、こちらを見ているようでした。「きれいな人だな。あんな人と、お友だちになれたらなあ。・・・そうだ」 旅人は火打ち石を、力チ力チ鳴らしてみました。 すると昼間の犬が、窓から飛び込んできました。「ほしいものは、何ですか?」「実は、あのお城のお姫さまと、お友だちになりたいんだ」 旅人がわけを話すと、犬はすぐに窓から飛びだして、まもなくお姫さまを背中に乗せてもどってきました。「こんばんわ、旅人さん。何か、旅のお話しを聞かせてくださる?」「はっ、はい!」 お姫さまは旅人の楽しい旅のお話に、夜のふけるのも忘れるほどでした。 夜明けになると、犬はお姫さまを背中に乗せて、お城に送りとどけました。 犬のおかげで旅人は、あくる夜も、そのあくる夜も、お姫さまとお話しすることができました。 ところがある夜、王さまの家来が、犬がお姫さまを連れ出すところを見つけてしまったのです。 家来はすぐにあとをつけましたが、見失ってしまいました。 そこで家来は次の日、底に穴を開けた小さな袋にそば粉をつめて、それをお姫さまの着物のすそに、ゆわえておきました。 夜になると、お姫さまはまた犬の背なかに乗って、旅人のところへ行きました。 でも、袋からそば粉がこぼれたことには、気がつきませんでした。 あくる朝、家来たちは落ちているそば粉をたどって宿屋におしかけ、旅人を捕まえました。 お城に引き立てられた旅人は、王さまに向かって言いました。「お姫さまを、わたしのお嫁さんにください」 王さまは、かんかんに怒って、「無礼者! お前なんぞに、大切な姫がやれるか! この男をこの場で死刑にしろ!」と、家来たちに命令しました。 家来たちが旅人に向かって、いっせいに鉄砲の引き金を引こうとすると、旅人は素早く火打ち箱から火打石を取り出して、力チ力チと鳴らしました。 すると、「うおーっ、ワンワン!」 あの犬が現れて、家来たちを相手に大暴れしました。 そして、すべての家来たちをやっつけた犬は、王さまに向かって言いました。「王さま、この旅人は素晴らしい若者です。もし、この旅人をこの国の王にしたら、国はいつまでも栄えるでしょう」 そう言うと、どこかへ消えてしまいました。「不思議な犬だ。きっと、神さまのお使いにちがいない」 そう思った王さまは、さっそく旅人とお姫さまの結婚をお許しになり、旅人に王さまの位をゆずりました。 そして犬の言葉通り、この国はいつまでも栄えたということです。☆ 笑よく業を制します。お祓いよりお笑いです。 今日もあなたの良心というナビは正常に作動していますか? ☆ 若い頃、自衛官として、三度、災害派遣に出動。 現在も自衛隊協力企業として 即応予備自衛官を、採用させて頂いていることは、私の生涯の誇りです。 ☆ 小社の社員は、東日本大震災災害派遣に出動しました。 坂本龍馬決定版! ☆ 「幸せになる法則」 ★「我謳!!」は 台湾、韓国でも翻訳発売されています。☆ よびりん♪登場!!インターネットTVカウテレビ。音声+動く画像です♪☆ サブ日記では連日「私の夢」を発信しています。 ☆ 先日撮影した動画です。
Apr 25, 2026
コメント(0)

むかしむかし、ある山のふもとに、白いひげをはやしたおじいさんが住んでいました。 おじいさんは小さな家でぞうりを作って、たった一人でくらしていました。 おじいさんはひまがあれば、タイコを「ドンドンツク、ドンツクドン」とたたき、「わしの歌をきいとくれ。わしの話をきいとくれ」と、村じゅうをまわってあるきます。 すると、子どもたちがあつまってきて、「タイコじいさん。歌をうたっとくれ。むかし話をしておくれ」「それでは、とっておきの歌とお話しをするかのう」と、とくいそうに、白いあごひげをなでるのでした。 おじいさんがこの村にいるおかげで、みんなはとてもゆかいにくらすことができました。 さて、村のそばにひとすじの川が流れていました。 川は流れがはげしく、なかなか渡ることができません。 それに春になると、雪どけの水があふれて道も畑も水びたしになるので、人びとはとてもこまっていました。 ある日、おじいさんが川岸をあるいていると、「たすけてー!」と、いう声がします。 見ると女の人と子どもが、川の中でおぼれているではありませんか。「まっていろ! いまいくぞ!」 おじいさんは着物をきたまま、ザブン! と川へとびこみました。 しかし女の人と子どもは、川の流れに流されていってしまいました。 おじいさんは岸にはいあがると、川にむかってさけびました。「おまえはなんというひどい川だ! これまでにも、たくさんの人の命をのみこんできたが、もうゆるさん! わしはきっと、おまえの上に石の橋をかけてやる!」 けれどおじいさんには、橋をつくるお金も力もありません。 おじいさんは毎日、ゴウゴウと音をたてて流れる川をながめては、「なにか、いいくふうがないものか?」と、考えるのでした。 ある夜のこと、おじいさんは夢をみました。 りっぱにできあがった石の橋の上で、村人たちがおじいさんのタイコにあわせて、楽しそうにおどっているのです。 夢のなかでおじいさんは、とてもしあわせでした。「もうこれで、どんなに川のやつがあばれても安心だ」 おじいさんが大声でみんなにいったとき、夢からさめたのです。 おじいさんはベッドの上におきあがって、なにか考えていましたが、「そうだ!」と、ポンとひざをたたいて、庭へ出ていきました。 庭のすみに、キンモクセイの木があります。 おじいさんはキンモクセイの木にタイコをぶらさげ、その下に木の箱をおきました。 つぎの日の朝、おじいさんは村の人たちをあつめていいました。「これから、わしのむかし話を聞きたいときは、この木の箱にいくらでもいいからお金をいれて、タイコをたたいてわしをよんでくれないか」「えー。もう、ただでお話をしてくれないの?」 子どもたちが、つまらなそうにいいました。「ああ。橋をつくる石を買うためのお金ができるまではな」 村の人たちは、やっとおじいさんがなにを考えているのかわかりました。「どうかな。わしのたのみを聞いてくれるかな?」 おじいさんがそういうと、みんながいいました。「だいさんせい!」 そのつぎの日から、村の人たちは仕事をおわると、キンモクセイの木にぶらさがっているタイコを、ドンツクドンドンとたたいては、おじいさんのむかし話を聞くようになりました。 タイコがならない日は、一日もありません。 木の箱の中のお金も、すこしずつ、ふえていきました。 おじいさんの話はたいへんおもしろく、美しい話も、悲しい話も、ゆかいな話も、ぼうけん物語もありました。 おじいさんがキンモクセイの木の下にすわって話しをはじめると、おとなや子どもだけでなく、木の枝にとまっている小鳥たちや空の星たちも、ジッと耳をかたむけるのでした。 こうしていつのまにか、十年という月日がすぎていきました。 ある日、おじいさんがキンモクセイの木の下の箱をあけてみると、かぞえきれないほどのお金が出てきました。「これでよし」 おじいさんは、さっそくそのお金で石を買い、橋をこしらえはじめました。 石をはこび、ドロをこね、汗ビッショリではたらくおじいさん。 村の人びとも、おうえんにかけつけました。「ぼくらも、てつだうよ」 子どもたちも、やってきました。 小鳥たちも、空がまっくらになるほど仲間をつれて、かわいいくちばしで小石をつまんではこびます。 一人一人の力は小さくても、みんなが力を出しあえば、どんなこともできるのです。 仕事につかれると、おじいさんはタイコをたたいて歌をうたいます。♪モクセイの花がさくよ。♪タイコがドンとなれば、みんなあつまる。♪おとなも子どもも。♪モクセイの花がにおうよ。♪みんなあつまれば、はじまるよ、じいさんの話。♪モクセイの花がちっても、♪みんなあつまる。♪みんなあつまれば、橋ができるよ。 みんなはおじいさんの歌にはげまされて、元気いっぱい石をきり、石をはこび、石をつみ、ドロをこねて橋づくり。 すこしずつ、すこしずつ、橋ができていきました。 そしてつぎの年の春には、とうとうりっぱな橋ができあがったのです。 おじいさんが夢にまでみた橋! この橋があれば、どんなに川があふれても、もう人びとが苦しむようなことはないでしょう。「よかった。よかった!」 人びとは白くかがやく橋の上で、肩をたたきあってよろこびました。 ところがそれからまもなく、おじいさんがおもい病気にかかってねこんでしまったのです。 橋をこしらえているとき、つみあげた石がくずれてきて、おじいさんの足をきずつけました。 みんなは、おじいさんにやすむようにいったのですが、おじいさんは、「なんだ。これっぽっちのけが」と、がんばりつづけたのです。 そのためでしょう。 橋ができたころには、おじいさんの足はひどくはれあがり、あるくこともできなくなりました。 これでは、だいすきなタイコもたたけません。 おじいさんのタイコがならない村は、ひっそりと静まりかえり、人も草も小鳥たちも、ためいきをつくばかりです。「もういちどタイコをたたき、村の人たちにお話をしてあげたい」 おじいさんがそう思ったとき、たくさんの小鳥たちがまどからとびこんできました。 気がついてみると、おじいさんは雲の上にすわって、空にまいあがっています。 小鳥たちも一緒に、空たかくとんでいるのです。 そしてそのまま、おじいさんのすがたは、月の光のなかにすいこまれていきました。 それからは、月のあかるい夜になると、あのなつかしいタイコの音がきこえてくるようになりました。♪ドンツクドン。♪ドンツクドン。 すると、子どもたちが月を見あげてさけびます。「ほら。おじいさんがお月さまのなかで、タイコをたたいているよ」最も尊重せねばならぬのは、生くることにあらず、よく生くることなり。 ソクラテス☆ 笑よく業を制します。お祓いよりお笑いです。 今日もあなたの良心というナビは正常に作動していますか? ☆ 若い頃、自衛官として、三度、災害派遣に出動。 現在も自衛隊協力企業として 即応予備自衛官を、採用させて頂いていることは、私の生涯の誇りです。 ☆ 小社の社員は、東日本大震災災害派遣に出動しました。 坂本龍馬決定版! ☆ 「幸せになる法則」 ★「我謳!!」は 台湾、韓国でも翻訳発売されています。☆ よびりん♪登場!!インターネットTVカウテレビ。音声+動く画像です♪☆ サブ日記では連日「私の夢」を発信しています。 ☆ 先日撮影した動画です。
Apr 24, 2026
コメント(0)

むかしむかし、京の都にちかい山寺に、それはそれは学問のある、えらい和尚さんがおりました。 そしてふしぎなことに、このお寺には、とてもありがたいことがおこるのです。「さよう、普賢菩薩ともうされて、いつもお釈迦さまのおそば近くにつかえて、わたくしどもにおじひをおさずけくださる、ありがたい仏さまが、ゾウにおのりになって、まい晩まい晩、この寺にお見えになるのでございます」 この話は都にもつたわって、おおぜいの人たちが寺をたずねてきては、普賢菩薩さまをおがんでかえるのでした。 和尚さんはいつもうれしそうに、お寺まいりの人たちに、「わしは何十年もながいあいだ、ただの一日も、お経をかかしたことがござりませぬ。それできっと、このようなありがたい仏さまが、おがめるようになったのでござりましょう」と、話しをするのでした。 ある日のこと。 ひとりの猟師が、この山寺へやってきました。 和尚さんは、猟師に、「あんたは、まい日、生きものを殺してばかりおられるが。これからは心を入れかえて、仏につかえてはどうじゃな。ありがたい普賢菩薩さまのおすがたをおがんで、今夜はゆっくりここにおとまりなされ」「へえ、よろこんでとめていただきましょう」 猟師は今夜もあらわれるという、ふしぎな仏さまをひとめでもおがんでおこうと考えて、おすがたのあらわれるのをまつことにしました。 さて、真夜中になると和尚さんは、「もうそろそろ、おでましになりますから、どうぞ、こちらへ」と、猟師を本堂へあんないしました。 本堂のとびらをあけると、和尚さんは入り口のしきいのところに両手をついて頭をさげました。 おともの小僧さんも、頭をさげます。 三人はながいあいだ、普賢菩薩のおでましをまちました。 すると、ポツンと一つ、白い光が東の空にあらわれたのです。 そしてその光はこちらへくるにつれて、だんだん大きくなり、寺のまわりの山やまを明るくてらしだしました。 光はやがて、雪のような白いゾウになると、背中に普賢菩薩さまをのせて、しずかに寺の前にたちました。 仏さまのおからだからは、まぶしいほどの後光がさしています。 和尚さんと小僧さんは、頭をさげたまま、「なむあみだぶつ、なむあみだぶつ」と、いっしんにお経をとなえはじめました。 ところが、猟師はふたりのうしろに立って弓に矢をつがえると、菩薩さまをにらみつけています。 そして、菩薩さまめがけて矢を放ちました。 ビューン! 矢は菩薩さまの胸の中心に、ふかくつきささりました。 ゴロゴロゴロー! 突然、雷がはげしく鳴りひびいて、寺は大ゆれにゆれました。 白いゾウのすがたも、菩薩さまのすがたも消えて、あとはただ、ヒューヒューと、やみの中を吹きまくる風の音ばかりです。 和尚さんは猟師を見ると、かみつくようにわめきました。「なっ、なんと! なんということを、しでかしたのじゃ!」 すると猟師は、おだやかにこういいました。「和尚さま。どうか気をおしずめなされて、わしのもうすことをお聞きくだされ。あの菩薩さまからは、けもののにおいがしました。ほかの人は気づ かなくとも、わしの鼻はごまかされません。あのにおいはタヌキです。それも人の肉を食らう、年老いた古ダヌキにまちがいありません。お怒りはわかります が、どうか夜のあけるまで、おまちください」 そして朝になりました。 猟師と坊さんは、白いゾウが立っていたところへいって、辺りをしらべてみました。 すると、そこには血のあとと、数本のけものの毛がのこっていました。 二人が血のあとをたどって、ひと山こえていくと、ほら穴の前に猟師の矢に心臓をいぬかれた、大ダヌキが死んでいたのです。 そのまわりには、この大ダヌキが食べちらかした人間の骨がたくさんころがっていました。☆ 笑よく業を制します。お祓いよりお笑いです。 今日もあなたの良心というナビは正常に作動していますか? ☆ 若い頃、自衛官として、三度、災害派遣に出動。 現在も自衛隊協力企業として 即応予備自衛官を、採用させて頂いていることは、私の生涯の誇りです。 ☆ 小社の社員は、東日本大震災災害派遣に出動しました。 坂本龍馬決定版! ☆ 「幸せになる法則」 ★「我謳!!」は 台湾、韓国でも翻訳発売されています。☆ よびりん♪登場!!インターネットTVカウテレビ。音声+動く画像です♪☆ サブ日記では連日「私の夢」を発信しています。 ☆ 先日撮影した動画です。
Apr 23, 2026
コメント(0)

むかしむかしの、ある夏の日のことです。 お父さんもお母さんもいないネルロは、おじいさんと草むらですてイヌを見つけました。 かわいそうに思ったネルロは、イヌを家へ連れて帰り、パトラッシュと名前をつけました。 パトラッシュはすぐにネルロになつき、二人は兄弟のように仲良くなりました。 ネルロとおじいさんは、村のお百姓さんから牛乳を集めて、十キロ先のアントワープという町まで売りに行く仕事をしていました。 その仕事はとても大変な上に、あまりお金にはならず、ネルロとおじいさんはスープを一杯飲むのがやっとという、とてもまずしいくらしです。 ネルロが七歳になったとき、おじいさんが病気になりました。 ネルロとパトラッシュは、重い牛乳を乗せた荷車を引いて、アントワープまで行くようになりました。 たいへんな道のりですが、ネルロはアントワープの町へ行くのが楽しみでした。と、いうのも、アントワープの町にある大きな教会には、ルーベンスという有名な人の絵がかざってあるからです。 でも残念なことに、その絵にはいつも白い布がかかっていて、お金をはらわないと見ることはできません。 しかしネルロは、ルーベンスの絵のそばにいられるだけでうれしかったのです。 ネルロは絵を見たりかいたりするのが大好きで、大人になったら絵かきになろうと心に決めていました。 ネルロが十五歳になったある日、かわいらしくてやさしい友だちのアロアを、ぜひえがきたいと思いました。 アロアは、丘の上の風車のあるお屋敷に住むお嬢さんです。 アロアのお父さんは、まずしい牛乳売りのネルロがアロアと仲良しなのをいやがっており、なんとかして引きはなしたいと思っていました。 ある日、ネルロがアロアの姿をえがいてくれるというので、アロアはおしゃれをして出かけました。 けれど、ネルロが持っていたのは、板きれと黒い木炭だけです。「ネルロ、絵の具でえがくんじゃないの?」 アロアはちょっぴりざんねんがりましたが、パトラッシュといっしょにえがいてもらった絵はとてもすてきで、アロアも大変気に入りました。(よかった。アロアが気に入ってくれた。でも、こんどはちゃんとした絵の具でえがいてやりたいなあ) その日からネルロは、お昼ごはんのパンを買うのをがまんして、たまったお金で紙と絵の具を買いました。 ネルロは、パトラッシュに言いました。「パトラッシュ、ぼくはね、いつか人の心をつかむ、すばらしい絵かきになるんだ。そのときにはね、みんなに言うよ。『ぼくはパトラッシュに助けられて、絵かきになれました。一番大切な友だちはパトラッシュです』って」 パトラッシュは、うれしそうにネルロを見あげました。 ネルロは、一生懸命スケッチをえがき始めました。 クリスマスイブの子どもの絵の展覧会に、夕ぐれ時に切りかぶにすわって一休みするきこりのおじさんをえがいた絵を、出品してみようときめました。 その展覧会で一等になれば、二百フランという、ゆめのようなお金がもらえるのです。 クリスマスイブの日、ネルロは心をこめてえがいた絵を荷車につんで、パトラッシュといっしょにアントワープの展覧会の会場へ出かけました。 ほかのみんなは、絵の上に上等な布をかけて、受付にわたしています。 でもネルロは絵には、ボロボロの布がかかっているので、ネルロははずかしそうに下を向きながら、受付の女性にそっと手わたしました。「パトラッシュ、もし一等になったら、おなかいっぱい、あったかいスープをあげるからね」 ネルロは雪のつもった町ヘ、パトラッシュと出ました。 そのとき、だれがおとしものか、雪の中にお人形がおちていました。 だれのかわかる日まで、アロアにあずかってもらおう。 ネルロとパトラッシュは、アロアのお屋敷へ行きました。 そして、ネルロが展覧会に出品したことを話すと、「ネルロは、きっと一等をとるわ!」 アロアはそういって、お人形をあずかってくれました。 けれどその夜、大変なことに、アロアのお屋敷が火事になったのです。「火をつけたのは、ネルロだろう!」 アロアのお父さんは、きらいなネルロをうたがいました。 そしてかなしいことは、まだつづきました。 新しい牛乳屋が、もう一人来るようになったので、ネルロの仕事がなくなったうえに、病気のおじいさんが死んでしまったのです。 おじいさんのおとむらいのすんだ夜、家主がやって来て言いました。「明日の朝、ここを出て行け!」 朝が来ると、ネルロとパトラッシュは雪のふる外へ出ました。 そして、アントワープの町へ子どもの展覧会の一等の発表を見に行きました。「パトラッシュ、一等を取って二百フランもらったら、ぼくたちの住む家をさがそうね。それから、まきを買って暖炉にくべて火をつけよう。そのあとは、おなかいっぱい食べようね」 ネルロもパトラッシュも、このところ水しかのんでいなかったのです。(必ず一等をとってみせる! 一等を取らないとダメなんだ!) でも、ネルロの夢は、すぐ消えてしまいました。 一等をとったのはネロではなく、あまり上手ではないけれど、いろんな色の絵の具をたくさんつかってえがいた、海の絵だったのです。 ネルロとパトラッシュは、展覧会の会場を、重い足どりで出ました。「ああ、これからどうしたらいいのだろう? もしお金があったら。うん? どうしたの、パトラッシュ。・・・あっ!」 なんとパトラッシュが、雪の中にうもれた財布をみつけたのです。 ネルロがその財布をあけてみると、中には金貨がギッシリと入っていました。 ネルロはまわりを見回しましたが、だれも見ている人はいません。「これだけあれば、家をかりられるし、パンもたくさん買える。たくさんの絵の具も買うことが出来るぞ」 ネルロはその財布を服の中にかくそうとしましたが、ふと、その財布に見覚えがあることに気づきました。「これは、アロアのお父さんのお財布だ」 ネルロは、アロアのお屋敷へいそぎました。 そして、アロアのお母さんに財布をわたすと、パトラッシュを家の中に押しこんで言いました。「この財布を見つけたのは、パトラッシュです。ごほうびに、何かうんとおいしいものを食べさせてやってください。そして、できたらここでかってやってください」 ネルロはそう言い終わると、とびらをしめて、雪のふる夜の中へかけていきました。「ああ、待って、ネルロ!」 アロアとお母さんがネルロをおいかけましたが、ネルロの姿はもう見えませんでした。 雪の町でずっと財布をさがしてもどったお父さんは、アロアからネルロのことを聞くと、目に涙をうかべました。「わしが悪かった、あんなにいい子をきらったりして」 おなかがペコペコで、もう歩く元気もありませんが、ネルロは最後の力をふりしぼって、アントワープの教会のルーベンスの絵の前へ行き、床にすわりこみました。 そのとき、肩にあたたかい息を感じてふりむきました。「パトラッシュ! 追いかけてきたのかい」 ネルロは、パトラッシュの首をだきしめました。「ありがとう、パトラッシュ。ぼくたちは、ずっといっしょだね。ごめんよ、おいていったりして。パトラッシュ、もう、はなれるのはやめようね」 すると、月あかりが教会にさしこみ、あたりが明るくなりました。 雪がやんで、月がかがやきだしたのです。「あっ!」 ネルロは思わずさけびました。 ルーベンスの絵が見えるのです。 さっき、パトラッシュが暗やみの中で、布を引っかけて落としたからでした。 ルーベンスの絵は、キリストの絵でした。「パトラッシュ、ぼくはとうとう見たよ! ああ、なんてすばらしいんだろう!」 ネルロはうれしくてうれしくて、涙をポロポロとこぼし、パトラッシュの首をあたたかくぬらしました。「パトラッシュ、ぼくはもう疲れたよ。少し眠ってもいいかい?」「ワン」 ネルロとパトラッシュは、しっかりと抱きあったまま目を閉じました。 あくる朝。 牧師さまが、ネルロとパトラッシュを見つけました。「もし、どうされました。こんなところでねていては、かぜをひきますよ。もし、・・・あっ!」 ネルロとパトラッシュは抱きあったまま、冷たくなっており、二度と目を開くことはありませんでした。 そこへ、アロアとお父さんとお母さん、それに三人の大人がかけ込んで来ました。 アロアはネルロにかけよると、ワーッと泣き出しました。「おとうさまが、ネルロのことをわかってくださったのよ。今日からいっしょにくらせるのに・・・。どうして、どうして天国へ行ってしまったの」 三人の大人たちは、子どもの絵の展覧会で審査員をした人たちでした。 審査員たちは、ネルロに涙を流してあやまります。「気のどくなことをしてしまった。ネルロの絵は受付のときに、手ちがいで他の場所におかれていたんだ」「とてもすばらしい、きこりの絵だったよ。われわれは、もう一度審査をやりなおしたんだ。そしてきみの絵が、一等にえらばれたんだよ」 天国へめされたネルロとパトラッシュは、その言葉を聞いているかのように、やさしくほほ笑んでいました。☆ 笑よく業を制します。お祓いよりお笑いです。 今日もあなたの良心というナビは正常に作動していますか? ☆ 若い頃、自衛官として、三度、災害派遣に出動。 現在も自衛隊協力企業として 即応予備自衛官を、採用させて頂いていることは、私の生涯の誇りです。 ☆ 小社の社員は、東日本大震災災害派遣に出動しました。 坂本龍馬決定版! ☆ 「幸せになる法則」 ★「我謳!!」は 台湾、韓国でも翻訳発売されています。☆ よびりん♪登場!!インターネットTVカウテレビ。音声+動く画像です♪☆ サブ日記では連日「私の夢」を発信しています。 ☆ 先日撮影した動画です。
Apr 22, 2026
コメント(0)

人は心の持ち方で幸せにも不幸せにもなるのです。 なにはなくても笑顔で生きることですよ。現実の苦しさを笑い飛ばすことです。 笑よく業を制します。 16歳で天涯孤独になり、膨大な金額の保証人倒れ、さらに我が子も亡くした私は、それでも明るかったのです。 だからこそ、幸運の女神にモテまくっているのです(爆爆)☆ 笑よく業を制します。お祓いよりお笑いです。 今日もあなたの良心というナビは正常に作動していますか? ☆ 若い頃、自衛官として、三度、災害派遣に出動。 現在も自衛隊協力企業として 即応予備自衛官を、採用させて頂いていることは、私の生涯の誇りです。 ☆ 小社の社員は、東日本大震災災害派遣に出動しました。 坂本龍馬決定版! ☆ 「幸せになる法則」 ★「我謳!!」は 台湾、韓国でも翻訳発売されています。☆ よびりん♪登場!!インターネットTVカウテレビ。音声+動く画像です♪☆ サブ日記では連日「私の夢」を発信しています。 ☆ 先日撮影した動画です。
Apr 21, 2026
コメント(0)

むかしむかし、インドには、悪人ばかりが住んでいる国がありました。 この国の人々は、いつも悪い事をしたり、乱暴をしたりしました。 その事を知った目連というお坊さんが、仏さまにお願いしました。「仏さま、わたくしを、あの悪い人たちが住む国へ行かせて下さい。何とかして、あの人たちを良い人間にしてやりたいのです」 すると仏さまは、にっこり笑って、「それは良い行いです。大変でしょうが、頑張りなさい」と、悪い人の国へ行く事を許してくれました。 目連はさっそく悪い人の国へ行くと、人々に色々な話をして、良い人間になる為のお説教をしました。「人間は悪い事をすると、その時は良くても後で必ず恐ろしい罰を受ける。 そして死んでからも、必ず地獄へ落ちて苦しむのです。 だから悪い事を止めて、良い事をしなさい。 乱暴は止めて、困っている人を助けるのです」 ところがいくら目連がお説教をしても、誰一人話を聞こうとはしないのです。 それどころか、「はん、偉そうな事を言っても無駄だ。後でどうなるかよりも今が良ければいいのだ。お前なんか、帰れ、帰れ」と、石を投げつけたりするのです。 目連は仕方なく、自分の国に帰ってしまいました。 さてこの話を聞いた、舎利弗というお坊さんは、「悪い人たちを導くには、やさしく言っても駄目だ。もっと、厳しくしないと」と、仏さまの許しを受けて、悪い人の国へとやって来ました。「お前たち、よく聞け! 今すぐ悪い事を止めないと、地獄で永遠に苦しむ事になるぞ! 助かりたければ、おれの言う事を聞くんだ!」 けれどもこの国の人たちは、やはり舎利弗を嫌って追い返したのです。 その後も、五百人ものお坊さんが次々と出かけて行きましたが、誰一人成功した者はいませんでした。 そこで仏さまは、文珠という知恵のあるお坊さんを選んで、その悪い人の国へ行かせてみました。 悪い人の国へ着いた文殊は他のお坊さんたちとは違って、この悪い国と悪い人たちを褒めたのです。「ここは、何と良い国だろう。 そしてここに住む人々は、何と立派な人たちだろう。 こんな良い所へ来られて、わたしは実に幸せだ」 いくら悪い人たちでも、褒められればうれしいものです。 そこで人々は、自然と文珠の周りに集まって来ました。 中には文殊に、ごちそうを出す者さえいました。「このお坊さんは、とても偉い人だ。おれたちの事をわかってくれる」「そうだ。今までのお坊さんは、おれたちを見下していたが、この人はおれたちを理解してくれている」 文殊は、みんなから尊敬されました。 そこで文珠は、「わたしの先生である仏さまは、わたしなどとは比べ物にならないほど、それはそれは立派なお方ですよ。 その仏さまの教えを受ければ、あなた方はもっと幸せになる事が出来るのですよ」と、言ったのです。 すると、みんなは、「それならぜひ、仏さまの教えを受けさせてくれ」「おれもだ。おれも」と、仏さまの教えを受ける事にしたのです。 それを知った仏さまは、文殊の知恵を大いに褒めて、「よくやりましたね。 人を導くのは、とても難しい事です。 ただ人に考えを押しつけるのではなく、その人の考えを理解し、その人とうち解ける事が大切なのです。 お前はその事に、よく気がつきました。 お前のおかげで、悪い国の人たちも救われるでしょう」と、うれしそうに言いました。 この時から、優れた考えや知恵の事を『文殊の知恵』と言う様になったのです。☆ 笑よく業を制します。お祓いよりお笑いです。 今日もあなたの良心というナビは正常に作動していますか? ☆ 若い頃、自衛官として、三度、災害派遣に出動。 現在も自衛隊協力企業として 即応予備自衛官を、採用させて頂いていることは、私の生涯の誇りです。 ☆ 小社の社員は、東日本大震災災害派遣に出動しました。 坂本龍馬決定版! ☆ 「幸せになる法則」 ★「我謳!!」は 台湾、韓国でも翻訳発売されています。☆ よびりん♪登場!!インターネットTVカウテレビ。音声+動く画像です♪☆ サブ日記では連日「私の夢」を発信しています。 ☆ 先日撮影した動画です。
Apr 20, 2026
コメント(0)

むかしむかし、あるところに、広くてきれいな庭がありました。 子どもたちは、その庭で遊ぶのが大好きです。 ある日の事、その庭に恐ろしい声が響きました。「わしの庭へ、勝手に入るな!」 長い間いなかった、庭の持ち主が帰って来たのです。 持ち主は、わがままな大男でした。「出て行け! わしの庭はわしだけの物だ!」 怒鳴られた子どもたちは、大あわてで庭から逃げ出しました。「いいな、二度と入ってくるなよ」 大男は高いへいで庭を囲むと、大きな立て札を立てました。《入るな!》 子どもたちの大好きな遊び場所が、なくなってしまいました。「あーぁー、大男の庭は、きれいで楽しかったな。もう遊べないのか・・・」 子どもたちは冷たくて高いヘいにもたれて、ため息をつくばかりです。 やがて寒い冬が終わって、春がやって来ました。 けれど大男の庭には、雪が降り積もったままです。 春になったのに、雪はいつまでたっても溶けません。 夏になっても、秋になっても、大男の庭には春はやって来ませんでした。 ずっと、寒い冬のままです。「なぜ、いつまでも冬ばかりが続くのだろう?」 寒さに震えた大男は、ひどい風邪をひいてしまいました。 ある朝、大男はスズメの鳴き声で目を覚ましました。「ああ、なんていい声なんだろう。それに暖かだ。・・・うん? 暖か? それになんだ、この声は?」 大男は飛び起きて、庭を見ました。 庭には花が咲き乱れ、すっかり春の庭になっていたのです。 その春の庭で、子どもたちが遊んでいます。「大男は、きっとどこかに行ったんだ」 子どもたちは大男が風邪で寝ているとは知らずに、庭に入り込んだのです。「キャハハハハ」 子どもたちが笑うたびに雪は溶けて、花が開きました。「そうか、わかったぞ。子どもが遊ぶから、春も夏も秋もやって来るのだ」 大男は庭に出ると、木の下にいる小さな子どものところへ行きました。 みんなが木に登っているのに、その子は小さ過ぎて登れないでいたのです。 大男は小さな子を抱きあげると、そっと枝に乗せました。「ありがとう」 小さな子はニッコリ微笑むと、大男にキスをしました。 大男もニッコリ微笑むと、周りにいる子どもたちに言いました。「聞いてくれ、子どもたち。たった今から、ここはみんなの庭だ。たくさん遊んでくれ」 大男はそう言って、高いへいを壊しました。 その日から子どもたちは毎日やって来て、すっかり優しくなった大男と遊ぶ様になりました。 けれども、大男にキスしてくれた小さい子が来る事はありませんでした。「わしが木の枝に乗せてやった、小さい男の子を連れて来ておくれ。あの子に会いたいんだよ」 大男は子どもたちに頼みましたが、でも小さい子がどこにいるのか、何という名前なのか、誰も知りません。 大男は何年も何年も、小さい子を待ち続けました。 やがて大男は、すっかり年を取りました。 おじいさんになってしまい、子どもと遊ぶ力もなくなってしまいました。 また、冬になりました。 大男の庭は、雪と氷に包まれています。 でも大男は、寒いとも冷たいとも思いません。 もうすぐ春が来る事を、知っていたからです。 ある朝、目を覚ました大男は、庭を見て叫びました。「あの子だ!」 まっ白い花が咲いている木の下に、あの小さい男の子がいたのです。 大男は急いで庭に出て行くと、小さな子をしっかりと抱きしめました。「来てくれるのを、ずっと待っていたんだよ。ずっとずっと、会いたかった」 小さい男の子も大男を抱きしめると、ニッコリ笑って言いました。「いつかは、あなたの庭で遊ばせてくれてありがとう。今日はぼくが、あなたを連れて行ってあげるよ。天の上にある、ぼくの庭へ」 そう言って、あの時と同じ様に大男にキスをしました。 タ方、やって来た子どもたちは、死んでいる大男を見つけました。 白い花に包まれた大男は、幸せそうにニッコリ微笑んでいました。☆ 笑よく業を制します。お祓いよりお笑いです。 今日もあなたの良心というナビは正常に作動していますか? ☆ 若い頃、自衛官として、三度、災害派遣に出動。 現在も自衛隊協力企業として 即応予備自衛官を、採用させて頂いていることは、私の生涯の誇りです。 ☆ 小社の社員は、東日本大震災災害派遣に出動しました。 坂本龍馬決定版! ☆ 「幸せになる法則」 ★「我謳!!」は 台湾、韓国でも翻訳発売されています。☆ よびりん♪登場!!インターネットTVカウテレビ。音声+動く画像です♪☆ サブ日記では連日「私の夢」を発信しています。 ☆ 先日撮影した動画です。
Apr 19, 2026
コメント(0)

むかしむかし、大きな森の小さな家に、ウィルヘルムという男の子がお母さんと二人きりで住んでいました。 ウィルヘルムの家はひどい貧乏なので、ウィルヘルムは学校へ行かずに森でたきぎを集めて、それを町へ売りに行ってお金にかえていました。 ある日の事、ウィルヘルムがいつもの様に森の中でたきぎを集めていると、「ぐえっ、ぐえっ」と、カエルの鳴き声がしました。 ウィルヘルムが鳴き声のする方へ行くと、大きなキツネが青ガエルを捕まえて、今にも食べようとしています。「まて!」 ウィルヘルムが大声を出すとキツネはびっくりして、青ガエルを置いたまま森の中へと逃げて行きました。「危ないところだったね、大丈夫かい? ここは危険だから、ぼくと一緒に家においでよ」 ウィルヘルムは青ガエルを上着のポケットに入れると、たきぎのたばをかついで家に帰りました。「お母さん、この青ガエルを飼ってもいい?」 ウィルヘルムはお母さんに、青ガエルがキツネに食べられそうになった事を話しました。「そうね。飼ってもいいけど、ちゃんと世話をするのですよ。死なせたらかわいそうだから」「はい」 ウィルヘルムは大きなおけに水を入れると、その中で青ガエルを飼う事にしました。 さて、それから不思議な事がおこりました。 誰がいつ入れたのか、たんすの中からたくさんの金貨が出てきたのです。 お母さんはそのお金で、ウィルヘルムを村の学校に行かせました。 ウィルヘルムはとてもよく勉強が出来たので、村の学校を一番の成績で卒業すると都の学校に行き、とても立派な学者になりました。(わたしたちが、こんなに幸せになれたのも、青ガエルのおかげだわ) お母さんはそう思って、ウィルヘルムのいない間も、青ガエルの世話を一生懸命しました。 ある日の事、ウィルヘルムが久しぶりに自分の家へ戻って来ました。 ウィルヘルムは、おけの中にいる青ガエルのところへ行って言いました。「ぼくは、立派な学者になる事が出来たよ。さあ、お前もテーブルのそばへ来て、一緒に食事をしておくれ」「ケロッ、ケロケロ」 青ガエルはうれしそうに返事をすると、おけから飛び出しました。 するとそのとたん、青ガエルは美しい娘さんに変わったのです。 お母さんもウィルヘルムもびっくりしていると、娘さんが言いました。「わたしは森の妖精です。 一生懸命働いているあなたを見て、何かしてあげようと青ガエルに姿を変えていたのです。 たんすの中へお金を入れたのは、わたしです。 あなたは思った通りの、とてもやさしい人です」 ウィルヘルムは、この娘さんをお嫁さんにして、お母さんと三人でいつまでも幸せに暮らしたそうです。☆ 笑よく業を制します。お祓いよりお笑いです。 今日もあなたの良心というナビは正常に作動していますか? ☆ 若い頃、自衛官として、三度、災害派遣に出動。 現在も自衛隊協力企業として 即応予備自衛官を、採用させて頂いていることは、私の生涯の誇りです。 ☆ 小社の社員は、東日本大震災災害派遣に出動しました。 坂本龍馬決定版! ☆ 「幸せになる法則」 ★「我謳!!」は 台湾、韓国でも翻訳発売されています。☆ よびりん♪登場!!インターネットTVカウテレビ。音声+動く画像です♪☆ サブ日記では連日「私の夢」を発信しています。 ☆ 先日撮影した動画です。
Apr 18, 2026
コメント(0)

むかしむかし、ある町はずれの畑の中に、おじいさんとおばあさんがすんでいました。 二人の家は小さくて、持ち物は一羽のメンドリだけでした。 しばらくして、メンドリは六つのタマゴを生みました。 六つのタマゴは、六羽のかわいいヒヨコになりました。「さあ、お母さんのあとについておいで」 メンドリは大よろこびで、ヒヨコたちの世話をしました。 タカやトビなど、こわい鳥たちにさらわれないように気をつけて、だいじにだいじに育てました。 ところが、ある晩のことです。 メンドリがヒヨコたちをねかしつけていますと、こんな話し声が聞こえてきました。「ばあさんや、明日から村でおまつりがあるそうじゃ。わしらもおまつりにいきたいが、神さまヘのおそなえ物をどうしよう?」「本当にどうしましょう? わたしらは貧乏で、ものを買うお金もありません。でも、おまつりに何も神さまにおそなえしなかったら、ほかの人たちに、けちんぼうと思われるでしょうね」 おじいさんとおばあさんは、おまつりのおそなえ物の相談をしていたのです。 そしてとうとう、おじいさんがいいました。「どうだろう。一羽しかいないが、あのメンドリをおそなえしたら」 おばあさんは、悲しそうにうなずきました。「そうですね。ヒヨコたちがかわいそうですけど、それしかないですね」 二人の話を、メンドリはみんな聞いていました。 あしたは、小さな子どもたちをのこして、死ななければなりません。 メンドリは、ヒヨコたちにいいました。「かわいい子どもたち、あした、お母さんは死ななければならないの。おねがいよ、お母さんがいなくなっても、おまえたちはけんかせずに、なかよくくらしなさいね。食べものを見つけたら、いつでもいっしょに食べてね。けっして、はなればなれにならないでね。それから、家の外に出たりしちゃだめよ。こわいイヌがいるからね」「いやだよ! お母さん。どうして死ななくちゃならないの?」 ヒヨコたちが、なき出しました。 お母さんも、なき出したいのをがまんして、「おじいさんとおばあさんが、わたしの肉を神さまにおそなえするとはなしていたの。死ぬことはこわくないけれど、小さなおまえたちをのこしていくのが心配で。それからそうだわ、どんなに遊びたくなっても、あき地へは出ていかないと約束して。タカやトビにねらわれるからね。それから・・・」と、ひと晩じゅう、ヒヨコたちにいろいろなことをいいきかせました。 つぎの日、おじいさんは朝はやくおきると、すぐにメンドリを殺しました。 それから羽をむしるために、グラグラにえたお湯の中に、メンドリをなげこみました。 それを見ていたヒヨコたちは、もう、ジッとがまんしていることができません。「お母さん、今すぐ、ぼくたちもいくからね!」「天国に行っても、いっしょにいようね!」 ヒヨコたちは小さな羽をはばたかせると、つぎつぎと、お湯の中へとびこんでいきました。 このかわいそうな鳥たちのようすを、天の神さまが見ていました。「なんという、美しい母と子の心だろう。おまえたちがいつまでもいっしょにいられるよう、星に生まれかわらせてやろう」 こうして、お母さんと六羽のヒヨコたちは、夜空にきらめく七つの星になりました。☆ 笑よく業を制します。お祓いよりお笑いです。 今日もあなたの良心というナビは正常に作動していますか? ☆ 若い頃、自衛官として、三度、災害派遣に出動。 現在も自衛隊協力企業として 即応予備自衛官を、採用させて頂いていることは、私の生涯の誇りです。 ☆ 小社の社員は、東日本大震災災害派遣に出動しました。 坂本龍馬決定版! ☆ 「幸せになる法則」 ★「我謳!!」は 台湾、韓国でも翻訳発売されています。☆ よびりん♪登場!!インターネットTVカウテレビ。音声+動く画像です♪☆ サブ日記では連日「私の夢」を発信しています。 ☆ 先日撮影した動画です。
Apr 17, 2026
コメント(0)

むかしむかし、ひとりのヒツジ飼いの少年がいました。 かわいそうなことに、お父さんもお母さんも死んでしまったので、あるお金持ちの,お百姓のうちでそだてられることになりました。 ところがこのお百姓夫婦は、たいヘんなお金持ちなのに、けちんぼでいじわるでした。 ですから、その少年はどんなにいっしょうけんめいはたらいても、ごはんを少ししか食ベさせてもらえません。 ある日、少年はメンドリとヒヨコたちの番をするようにいわれました。 ところがハヤブサがメンドリにおそいかかって、メンドリをするどいツメでつかむと、そのままどこかへ飛んでいってしまいました。 少年は、ありったけの声をだしてどなりました。「だめだよー! メンドリをかえしてくれー! かえしてくれないと、おこられてしまうよー!」 しかしハヤブサは、メンドリをかえしにきませんでした。 お百姓はそのさわぎをききつけて、とびだしてきました。 そしてメンドリがさらわれたときくと、ひどくおこって少年をなぐりつけました。 かわいそうに少年は、ひどくなぐられたので、三日間もおきあがることができませんでした。 さて、少年はヒヨコたちの番をすることになりました。「ハヤブサがこないように、ずっと見張っていなくっちゃ」 はじめのうちはうまくいっていたのですが、二、三日あとのことです。 少年はおなかがペコペコだったので、つい、いねむりをしてしまいました。 するとそのすきに、ハヤブサがまいおりてきて、ヒヨコたちを全部食べてしまったのです。 少年はまたお百姓にひどくなぐられたので、いく日もおきあがることができませんでした。 しばらくたって、少年がまた立って歩けるようになったとき、お百姓がいいました。「おまえは、なんてバカな子なんだ。もう番人をさせてもだめだから、そのかわりに使いにいくんだ」 お百姓はこういって、ブドウをたくさんいれたカゴと手紙を少年にもたせて、裁判官のところヘ使いにやりました。「ああ、おいしそうなブドウだな。ああ、おなかがすいたなー。・・・これだけあるんだ、すこしぐらい食べても大丈夫だろう」 おなかがすいてたまらない少年は、とちゅうでブドウをふたつぶ食ベてしまいました。 少年は裁判官にブドウのカゴをわたしましたが、裁判官は手紙をよんでブドウの数をかぞえおえるといいました。「ふたつぶ、たりんぞ」 少年は、おなかがすいてブドウを食ベましたと、正直にわけを話しました。 裁判官は、お百姓に手紙を書きました。 そしてもういちど、ブドウをおなじだけ、おくってくれるようにとたのみました。 こんどもまた、お百姓はブドウと手紙を少年にわたして使いにだしました。 すると少年は、こんどもまたおなかがすいて、ブドウをふたつぶ食ベてしまいました。 けれどもこんどは食ベるまえに、カゴから手紙をとりだして石の下にかくし、その上にすわりこみました。 じぶんがブドウを食ベるのを見て、手紙が裁判官にいいつけるといけないと思ったからです。 ところが裁判官は、なぜブドウを食べたのかと少年をしかりました。 少年はおどろいて、「裁判官のおじさん。なぜわかったの? 手紙は知らないはずだよ。だってぼく、食べるまえに手紙を石の下にかくしといたんだもの」と、いいました。 裁判官は思わずわらいだしてしまい、お百姓に手紙を書いて、『少年にもっと食ベものをやって、だいじに世話をしなさい』と、たしなめました。 またその手紙で、『正しいことと、正しくないことの区別ができるように、少年によくおしえてやりなさい』と、たのみました。「よし、裁判官のいうとおりにしてやろう」 お百姓は、こわい顔でいいました。「だがな、食ベものがほしいんなら、はたらかなければならんぞ。もし、おまえが正しくないことをしたらうんとなぐって、正しいことがなんだかおしえてやろう」 こういってお百姓は、そのあくる日から、少年につらいしごとをいいつけました。 ウマのかいば(→エサのこと)にするために、ワラをこまかく切るしごとです。「よいか。五時間たったらわしはかえってくる。そのときまでに、ワラをぜんぶ切っとかなければ、手も足もうごけなくなるまでぶんなぐってやるからな!」 お百姓は町にでかけました。 少年のしごとは、とってもおなかがすくしごとですが、お百姓は、たったひときれのパンしかくれませんでした。 少年はワラ切り台のまえにすわって、いっしょうけんめいはたらきました。「はあ、あついな。上着をぬいでおこう。・・・それにしても、おなかがすいたなー」 少年はおなかがすいてフラフラだったので、ワラといっしょに上着を切っていることに気がつきません。「あんまり時間がないぞ。いそがないと。仕事が終わっていないと、またなぐられるからなあ。・・・ああっ! しまった!」 少年が上着を切っていることに気がついたときには、上着はバラバラになっていました。「ぼくはもうだめだ。だんながかえってきてこれを見たら、ぼくをなぐって殺すだろう。ああ、ひどくなぐられて死ぬなら、いっそじぶんで死んでしまおう」 少年はおかみさんが、『ベッドの下に、毒(どく)のツボをかくしておいた』と、いつも言っているのを思いだしました。 ほんとうはそれはハチミツで、おかみさんは、ぬすみぐいをされるといけないと思い、うそをついていたのです。「よし、毒を食べて死のう」 少年はベッドの下にもぐりこんでツボをとりだすと、中身を食ベはじめました。「おや? こいつは、おどろいたなあ。毒って、にがいもんだとおもっていたけど、これはあまいや。おかみさんがよく、死にたい、死にたいっていうのはあたりまえだよ」 全部食べ終えた少年は、小さなイスにすわって、死ぬのを待ちました。 けれども、栄養(えいよう)のあるハチミツを食べたので、死ぬどころかはんたいに、元気になってくるのに気がつきました。「こいつはきっと、毒じゃあなかったんだ」 次に少年は、洋服ダンスにかくしてあるビンを取り出しました。「だんなが、ハエとりの毒を洋服ダンスにいれたといっていたけど、これがそうだな。よし、これを飲んで死のう」 けれどもそれは、ハエとりの毒ではなくてブドウ酒だったのです。 少年はビンをとりだして、グイッとのみほしました。「ヘーえ。この毒もあまいや」 けれども、ブドウ酒によっぱらってきて、頭がボンヤリしはじめると、少年は毒がきいてきたのだと思いました。「こんどこそ、死ぬような気がするぞ。墓地(ぼち)へいって、お墓の穴をさがすとしよう」 少年はフラフラしながら、墓地ヘいきました。 そして、ほったばかりの穴を見つけると、なかに入って横になりました。 ブドウ酒がどんどんまわってきて、少年はだんだん気がとおくなっていきました。 墓地の近くには料理屋があって、ちょうどそこで結婚式をあげていました。 少年はその音楽をきくと、「ああ、もう天国にきたんだ」と、思いこみ、そして気をうしなってしまいました。 かわいそうに少年は、そのまま目をさましませんでした。 子どもなのにたくさんのブドウ酒をのんだためと、夜のさむさにこごえたため、少年は死んでしまったのです。 お百姓は少年が死んだときいて、ビックリしました。 少年がかわいそうだったわけではなく、裁判官におこられるのではないかと思ったからです。 そして、どういいわけしたらよいか、だんなとおかみさんが話し合っていると、台所の火がもえあがって、あっというまにお百姓の家を灰にしてしまいました。 お百姓夫婦は何とか逃げだして無事でしたが、その日以来、少年にはわるいことをしたとひどく後悔しながら、貧乏にみじめにくらしました。☆ 笑よく業を制します。お祓いよりお笑いです。 今日もあなたの良心というナビは正常に作動していますか? ☆ 若い頃、自衛官として、三度、災害派遣に出動。 現在も自衛隊協力企業として 即応予備自衛官を、採用させて頂いていることは、私の生涯の誇りです。 ☆ 小社の社員は、東日本大震災災害派遣に出動しました。 坂本龍馬決定版! ☆ 「幸せになる法則」 ★「我謳!!」は 台湾、韓国でも翻訳発売されています。☆ よびりん♪登場!!インターネットTVカウテレビ。音声+動く画像です♪☆ サブ日記では連日「私の夢」を発信しています。 ☆ 先日撮影した動画です。
Apr 16, 2026
コメント(0)

むかしむかしのお話しです。 一頭のメスウシが川に水を飲みにいったとき、ついでに川のほとりの青い草をいっぱい食べました。 さて帰ろうとすると、不運なことに、腹ぺこのライオンにあってしまいました。「おい、メスウシ、かくごしろ。おまえを食べてしまうぞ!」 ライオンは、すぐにとびかかりそうないきおいです。 メスウシは、あとずさりしましたが、でも、気をとりなおして考えました。(どうせ、いつかは死ぬのです。それなら、わたしをほしがっているライオンに、わたしの体をやって死ぬのが、りっぱな死にかたかもしれない) メスウシは、ライオンにいいました。「どうぞ、わたしを食べてください。でも、ひとつおねがいがあるのです」「なんだ?」「おなかをすかせている子ウシが、わたしの帰りをまっています。どうかわたしに、おっぱいをやりにいかせてください。すぐにもどってきますから」「だめだ、帰ってこないにきまっている!」「帰ってきます。約束はまもります。いま子ウシに飲ませなければ、わたしのおっぱいは、むだになってしまいます。何かの役にたつということは、とても大事なことでしょう?」「・・・ふむ。じゃあ、いってこい。おれはここでまっている」 ライオンは、しぶしぶながらもしょうちしました。 メスウシは、いそいで家へ帰ると、子ウシをよびました。「さあ、おいでぼうや。わたしのおっぱいをたっぷりとお飲み」 ところが、りこうな子ウシは、お母さんのようすがいつもとちがうことに気がつきました。「お母さん、何か心配ごとがあるんでしょう? はなしてよ。はなしてくれなければ、ぼく、おっぱいを飲まないよ」 子ウシがあまりにしんけんなので、メスウシはとうとう、本当のことをはなしました。「ね、わかったでしょ。いい子だから、はやく飲んでね。お母さんは、ライオンとかたく約束をしたのだから」 すると子ウシは、なき出しそうな顔でお母さんを見あげました。「お母さん。ぼくもお母さんといっしょにいく。お母さんが一人でライオンのところへいくと思ったら、ぼく、かなしくて、おっぱいを飲むことなんかできないよ」 メスウシは、子ウシをだきしめました。「お母さん」 子ウシは、いいました。「この世の中で何かの役にたつのは、いいことだっていったでしょう。お母さんとぼくを食べれば、ライオンもお腹が一杯になって、しばらくは他の動物を食べたりしないよ」「でも、おまえまでが食べられるなんて・・・」「いやだ! お母さんといっしょにいく!」 子ウシは、けっしてメスウシのそばをはなれようとはしません。 しかたなく、メスウシは子ウシをつれて、ライオンのところへ急ぎました。「ライオンさん、約束どおり帰ってきました。子ウシもいっしょです。さあ、わたしたちを食ベてください。あなたはおなかがペコペコでしょうが、あたしたちを食べれば、しばらくは他の動物を食べなくてもいいはず。自分の体をささげて、ほかの動物を助けるのは、たいへんだいじなことですから」 ライオンは、メスウシの話をジッと聞いていました。 その目には、なみだが浮かんでいます。「さあ、ライオンさん、どうぞ」「ぼくもどうぞ」 ウシの親子はそういうと、しずかに目をつむりました。 するととつぜん、ライオンはお腹を押さえると、ウシの親子にいいました。「あたっ、あいたた! 急にお腹が痛くなってきた。これでは何も食べることは出来ない。ざんねん、ざんねん」 そしてライオンは、そのまま帰って行きました。☆ 笑よく業を制します。お祓いよりお笑いです。 今日もあなたの良心というナビは正常に作動していますか? ☆ 若い頃、自衛官として、三度、災害派遣に出動。 現在も自衛隊協力企業として 即応予備自衛官を、採用させて頂いていることは、私の生涯の誇りです。 ☆ 小社の社員は、東日本大震災災害派遣に出動しました。 坂本龍馬決定版! ☆ 「幸せになる法則」 ★「我謳!!」は 台湾、韓国でも翻訳発売されています。☆ よびりん♪登場!!インターネットTVカウテレビ。音声+動く画像です♪☆ サブ日記では連日「私の夢」を発信しています。 ☆ 先日撮影した動画です。
Apr 15, 2026
コメント(0)

むかしむかしの、静かな夏の夕方の事です。 海の底では、さかなたちがゆっくりと泳ぎまわっていました。 そこへ、いきなり大きな音がしたかと思うと、まっ黒な物が海に落ちてきたのです。 ポロロン、バーン! 黒くて大きな物は不思議な音を響かせながら、海の底で止まりました。 落ちてきたのは、舟で運ばれてきた古いピアノでした。 引っ越しの荷物を陸にあげる人が、うっかり手をすべらせてしまったのです。「いったい、何だろう?」 さかなたちは寄ってきて、ピアノを見ました。「もしかすると、食べ物かもしれないよ」 さかなのアジが、いいました。「いいえ、これはかがみですよ。だって、わたしの姿がうつっているじゃありませんか」と、スズキがいいました。「ぼくは、はたおり台だと思うよ。だって、こんなにたくさんの糸がついているんだもの」 トビウオは、ピアノ線を見つけていいました。 それから大きなサバがペダルの上に乗ると、ピアノが『グワーーン』と鳴ったので、さかなたちは驚いて逃げて行ってしまいました。 その夜、海は荒れていました。 波がピアノをゆさぶると、♪ポロン、ポロロンと、音楽がひびきます。 ピアノは一人ぼっちで、歌っていたのです。 朝が来るとトビウオの群れがきて、こわれかけたピアノの箱で遊びました。 するとピアノから、♪ポロン、ポロロンと、やさしい音が聞こえました。 海の底でなっているピアノの音は、陸の桟橋(さんばし)のところまで聞こえてきました。♪ポロン、ポロロン「ねえ、なんだろう? 海の中で音がしているよ」 ピアノの音を聞いた男の子が、女の子にいいました。「あれはきっと、人魚が歌っているのよ」 女の子は、夢見るような声で答えました。 若い男の人と女の人も、ピアノの音を聞きました。♪ポロン、ポロロン とても幸せな二人には、かすかに聞こえてくる音楽が、自分たちの心の中でひびいているように思われました。 ピアノは夏の間中、そこに落ちていました。 だけど、だんだんこわれて、けんばんも、ピアノ線も、ボロボロになりました。 けれど、波やさかなたちがさわるたびに、♪ボロン、ボロロンと、歌っていました。 さて、月が美しい夜のことです。 人々は、ボートに乗って遊んでいました。♪ボロン、ボロロン 海の底からピアノがひびいてくると、みんなが笑いました。 こわれかけたピアノは、おかしな音しか出せなくなっていたのです。 でもたった一人だけ、悲しそうに海の底を見つめている人がいました。 それは、海に落ちたピアノの持ち主だった、女の人です。 もう古ぼけたピアノでしたが、女の人には、たくさんの思い出がありました。 一人ぼっちでさびしかった夜、慰めてくれたピアノ。 恋をして、うれしくて、たまらない日にひいたピアノ。 そのピアノで女の人は、赤ちゃんのための子もり歌をひきました。 小さかった赤ちゃんは、もう立派な少年になって、女の人を乗せたボートを、ぐんぐんとこいでいます。「あのピアノは、わたしの大切な友だちだったわ。わたしの心のすみまで知ってくれて、何十年も、一緒に歌ってくれたわ。それが、今はもう、さわることも見ることもできないところに行ってしまった。わたしは二度と、大好きだった友だちに会うことはできないのだわ」 女の人は、そっとためいきをつきました。 夏が終わって、秋が来ました。 あらしがうなりながら、海を通りました。 はげしい波に打たれて、ピアノは、ひっきりなしに歌いました。 でも、おかしな音しか出せなかったピアノは、最後の力を振りしぼって、♪ポロン、ポロロン♪ポロン、ポロロン♪ポロン、ポロロン・・・と、美しい音で歌いました。 それは、海に落ちたピアノが、大切な友だちだった女の人におくる、お別れの歌だったのです。 ピアノは歌いながら、海の底へ流されていきました。 そしてそれっきり、不思議な音楽が聞こえることはありませんでした。☆ 笑よく業を制します。お祓いよりお笑いです。 今日もあなたの良心というナビは正常に作動していますか? ☆ 若い頃、自衛官として、三度、災害派遣に出動。 現在も自衛隊協力企業として 即応予備自衛官を、採用させて頂いていることは、私の生涯の誇りです。 ☆ 小社の社員は、東日本大震災災害派遣に出動しました。 坂本龍馬決定版! ☆ 「幸せになる法則」 ★「我謳!!」は 台湾、韓国でも翻訳発売されています。☆ よびりん♪登場!!インターネットTVカウテレビ。音声+動く画像です♪☆ サブ日記では連日「私の夢」を発信しています。 ☆ 先日撮影した動画です。
Apr 14, 2026
コメント(0)

むかしむかし、あるところに、ミリダと言う青い目と、亜麻色のおさげ髪を持った娘がいました。 ミリダが十六才になった年の事、七人の強盗が町を襲って来て、お父さんとお母さんは殺されて家を焼かれてしまいました。 みなしごとなったミリダは、ある店の女中にやとわれました。 ミリダは貧乏なので、どんな寒い日でも、はくクツ下がありません。 食べる物と言えば、1日に、ほんの少しのパンの耳とスープひと皿だけでした。 ですからミリダは、いつも寒くひもじい思いをしていました。 けれどもミリダには、ヤロミールという仲良しの若者がいたので幸せでした。 ある日の事、主人の店に毛糸の着物を着た、まりの様にまん丸いおばあさんが来て、「食べ物を、めぐんで下され」と、頼みました。「へん! こじきに食わせる物などないよ」 けちな主人は、おばあさんを追い出しました。 それを可愛そうに思ったミリダは、おばあさんにそっと、自分の一日分のパンの耳をあげました。「おばあさん、少ないですが、これをどうぞ」 するとおばあさんは、ニッコリ笑って言いました。「ミリダや、ありかとう。 お礼に、いくら使っても減らない毛糸の玉と、魔法のあみ棒をあげよう。 これは命令一つで一本のあみ棒が七本になって、一人でにあみ始めるのだよ。 おまけにお前が命令すれば、誰の手の中にでも飛び込んで、あみものをさせるのさ。 そしてお前が止めろと言うまで、クツ下をあみ続けて、自分のした悪い事を白状してしまうのだよ」 ミリダは大喜びであみ棒と毛糸の玉をもらって、お礼を言おうとした時には、もうおばあさんの姿は消えていました。 ミリダは夜になるのを待ちかねて屋根裏の自分の部屋へ戻ると、あみ棒に、「ネッカチーフと、手袋と、クツ下と、チョッキと、スカートをあんでちょうだい」と、言いました。 すると、どうでしょう。 あみ棒は一人でに動き出し、夜が明けるまでには何もかもあみ上がっていました。 これでもう、ミリダは寒い思いをする事はありません。 それからもミリダは毎晩、あみ棒にクツ下をあませ、近所の貧乏な子どもたちにあげました。 さてある時、ミリダはたきぎを拾いに森へ出かけると、突然森の奥から強盗の頭が現れました。 この盗賊は、ミリダのお父さんやお母さんを殺した強盗です。 それが何と、ミリダに結婚を申し込んだのです。「ミリダよ。お前は町一番の美人だ。おれと結婚しろ。おれと暮らせば、きれいな着物も宝石もやるぞ。一日中、遊んで暮らせるのだぞ」「とんでもない。誰があなたの奥さんになるものですか!」 強盗の頭は、ミリダの言葉に大笑いすると、「わはははははっ。気の強い娘だな。ますます気に入ったぞ。ひと月たったら迎えに行くからな」と、言って、森の奥に消えてしまいました。 やがてひと月が過ぎました。 すると店の戸を開けて、強盗の頭が入って来ました。「お前の所で働いている女中のミリダを、花嫁にもらいに来た」 主人は震えながら、答えました。「分かりました。ミリダを幸せにしてくれるのなら、喜んで差し出しましょう。ミリダ、いいね」 すると、側にいたミリダが言いました。「承知しました。 でも、お願いがあります。 わたしの家の焼け跡に、三日間で新しい家を建てて下さい。 それから結婚式には、町中の人を呼んで下さい」「分かった。約束しよう」 さて、ミリダの結婚の事を知った恋人のヤロミールは、とても悲しみました。 けれどもミリダは、ヤロミールをなだめて言いました。「心配しないで。結婚のお祝いには必ず来てちょうだいね。いい考えがあるのよ」 頭の方は町中の大工を呼び集めると、約束した三日間で新しい家を建てました。 家具もすっかりそろえ、家畜小屋にはウシやヤギを入れました。 家の前にはいくつもテーブルを並べ、ごちそうとお酒を山の様に用意しました。 そして町中の人を、結婚式に呼びました。 ヤロミールも、来ました。 ミリダは花嫁衣装を着て、花婿の頭と並びました。 二人の回りには、六人の手下が座りました。 頭は機嫌良く、カラカラと笑って言いました。「さあ、きれいな花嫁さん、お祝いだ」 その時です。 ミリダは魔法の毛糸の玉とあみ棒を取り出して、早口でささやきました。「あみ棒よ、七本におなり!」 あみ棒はキラキラ光りながら、音をたてて七本に増えました。「あみ棒よ、強盗たちの手に飛び込みでクツ下をおあみ!」 あみ棒はいっせいに強盗たちの手に飛び込んで、クツ下をあみ始めました。 強盗があみ棒を放り出そうとしても、あみ棒は手に吸い付いて離れません。 ミリダは、続けて言いました。「あみものをしながら、今までの事を何もかも白状しておしまい!」 すると頭と六人の強盗たちは、ミリダの両親を殺して家を焼き払った事などを、ペラペラ話し出しました。 お客たちはあっけにとられて、あみものをしている強盗たちを見つめました。 その時、毛糸の玉がくるくるとゆれて、中からあのおばあさんが現れました。 おばあさんは、あみものの妖精だったのです。 おばあさんが、言いました。「町の人たちよ。強盗どもの白状をよく聞いたね。それでいかがかですか、ミリダとヤロミールが結婚して、この家に住むというのは?」「いいとも、いいとも!」 町の人たちは、声をそろえて叫びました。 そしてさっそく、ミリダとヤロミールは結婚式をあげました。 その間も強盗たちは、あんで、あんで、あみ続けました。 それを見て、おばあさんが言いました。「まだまだ。お前たちは、お前たちが悪い事をした人たち全員のクツ下をあみ終わるまで、そのままあみ続けるんだよ」 そして強盗たちは、何日も何日もあみ続けました。 そしてようやくあみ終えた時には、強盗たちは悪い事をする事などすっかり忘れてしまい、腕の良いあみもの職人として町の人たちと平和に暮らしたという事です。☆ 笑よく業を制します。お祓いよりお笑いです。 今日もあなたの良心というナビは正常に作動していますか? ☆ 若い頃、自衛官として、三度、災害派遣に出動。 現在も自衛隊協力企業として 即応予備自衛官を、採用させて頂いていることは、私の生涯の誇りです。 ☆ 小社の社員は、東日本大震災災害派遣に出動しました。 坂本龍馬決定版! ☆ 「幸せになる法則」 ★「我謳!!」は 台湾、韓国でも翻訳発売されています。☆ よびりん♪登場!!インターネットTVカウテレビ。音声+動く画像です♪☆ サブ日記では連日「私の夢」を発信しています。 ☆ 先日撮影した動画です。
Apr 13, 2026
コメント(0)

むかしむかし、ある森の中で、ネコはキツネとバッタリ出会いました。 ネコはニコニコしながら、キツネに話しかけます。「こんにちは、キツネさん。狩りの方はうまくいっていますか? この頃獲物が少なくなって、狩りがやりにくくなりましたね。 でもキツネさんは頭が良いから、きっとどんな時でもうまくやっていらっしゃるんでしょうね」 するとキツネはネコをジロジロとながめてから、めんどくさそうに返事をしました。「ぼくがうまくやっているかだって? まあ、きみに比べたら少しはね。 ・・・で、きみはどんなやり方を知っているの?」「わたしは、イヌから逃げる方法をたった1つしか知らないんです」「どんな?」 ネコは、恥ずかしそうに答えました。「もしイヌが追いかけて来たら、すぐ木に登る。それだけです」「へー、それだけ」 キツネは、大げさに驚きました。「ぼくは逃げ方だけでも、百以上のやり方を知ってるぜ。 それから、相手をワナに引っかける技もね。 みんな、ぼくの知恵袋の中に入っているんだ。 あわれなネコくん、1つ教えてあげようか?」 キツネが得意になって、夢中でしゃべっている時です。 いつの間にかイヌを4匹連れた狩人が、すぐそばまで来ていました。 ネコは素早く、木に登りました。 これで安心、木の枝や葉っぱがネコをスッポリと覆い隠してくれます。「キツネさん、はやく知恵の袋を開けなきゃ!」 ネコが言った時にはもう遅く、キツネはイヌに捕まってしまいました。「キツネさん、どうして? 百以上のやり方を、知っているのに。 ・・・あっ、そうか。 どのやり方にするのか迷っているうちに、捕まってしまったんだ。 わたしはたった1つしか逃げ方を知らなくて、助かったよ」 ネコはつぶやいて、「ホッ」とため息をつきました。 使えない100のテクニックなど意味がありません。ただ一つの特技を極めて、勝負するのも、素晴らしい選択なのです。 私は、全国の商工会議所の、創業セミナーに、お呼ばれすることも多いのですが、セミナー終了後の個別相談で、いつも感じることがあります。~人は、トップになって輝く人と、サブや脇役で輝く人がいるということなのです。 リストラされたからといって、いきなり経営者になろう!と決意したとしても、性格上、まるで経営者に合わない人も多いのです。失敗します!と顔に描いてある人もいます。もっと自分の個性に忠実であってほしい!と切に思うのです。☆ 笑よく業を制します。お祓いよりお笑いです。 今日もあなたの良心というナビは正常に作動していますか? ☆ 若い頃、自衛官として、三度、災害派遣に出動。 現在も自衛隊協力企業として 即応予備自衛官を、採用させて頂いていることは、私の生涯の誇りです。 ☆ 小社の社員は、東日本大震災災害派遣に出動しました。 坂本龍馬決定版! ☆ 「幸せになる法則」 ★「我謳!!」は 台湾、韓国でも翻訳発売されています。☆ よびりん♪登場!!インターネットTVカウテレビ。音声+動く画像です♪☆ サブ日記では連日「私の夢」を発信しています。 ☆ 先日撮影した動画です。
Apr 12, 2026
コメント(0)

むかしむかし、トルコの国に、ナスレッディン・ホジャと言う、とても変わった人がいました。 ある雨上がりの午後、ホジャおじさんが屋根の修理をしていると、一人の男がやって来て家の戸を叩きます。「何の用じゃい!」 ホジャおじさんが屋根の上から聞くと、男が答えました。「ちょいと下まで降りて来てくだされ。申しあげたい事がありますのじゃ」「ちぇっ、しょうがねえな」 ホジャおじさんが何の用事かと降りると、男は手を差し出して言いました。「だんなさま。わたしはあわれなこじきです。どうぞ、おめぐみを」 するとホジャおじさんは、ニコニコ笑いながら言いました。「そうか、よしよし。じゃあ、こっちへ上がって来てくれ」 ホジャおじさんは先に立って、男を屋根の上まで連れて行きました。 そして、大きな声で言いました。「お・こ・と・わ・り・じゃ!」 トップに向く性格とは、ズバリ変人です。おかしな人で、常識ハズレの大風呂敷を広げる人です。常識的な人は、サブに適正があります。 つまりなにをしでかすか分からぬトップを暴走しないように、諫める役目の人なのです。 自分がトップになっても、常識が邪魔をして成功しないのです。スグ、ドロドロした上下関係に嫌気がさして投げ出すのです。責任の重さに押し潰されるのです。しかし、人様の欠点の指摘は、旨いのです。仲介役に適性のある人もいます。 実は、表の役を望む人は単細胞の人が、ほとんどなのです。政財界には多いのですが、陰で糸を引いている人!これが本当のボスなのです!トップなど操り人形なのです。 この例は決して褒めたサブのタイプではないのですが、船頭ばかりでは、世の中は前に進まないのです。 社会には、脚本家、演出家、監督、大道具さん、メークさん、照明さん、あらゆる人が必要なのです。 さて貴方の適性は?社会の監督さん?社会のメークさん?社会の片隅を照らす照明さん?よ~く考えてみましょう♪ ☆ 笑よく業を制します。お祓いよりお笑いです。 今日もあなたの良心というナビは正常に作動していますか? ☆ 若い頃、自衛官として、三度、災害派遣に出動。 現在も自衛隊協力企業として 即応予備自衛官を、採用させて頂いていることは、私の生涯の誇りです。 ☆ 小社の社員は、東日本大震災災害派遣に出動しました。 坂本龍馬決定版! ☆ 「幸せになる法則」 ★「我謳!!」は 台湾、韓国でも翻訳発売されています。☆ よびりん♪登場!!インターネットTVカウテレビ。音声+動く画像です♪☆ サブ日記では連日「私の夢」を発信しています。 ☆ 先日撮影した動画です。
Apr 11, 2026
コメント(0)

むかしむかし、大きな川のそばに、小さな村がありました。 その村に、黄という漁師が住んでいました。 ある日の事、黄は、ふと思いました。「この川の水は、どんな所から流れて来るのだろう? ・・・よし、見に行こう」 黄は仕事をやめて、川上の方へ舟をこいで行きました。 どこまでもどこまでも、こいで行くと、 川幅はだんだん狭くなっていきます。 川底もだんだん浅くなって、舟はとうとう進めなくなりました。「仕方がない。ここから先は歩いていくか」 黄は木に舟をつなぐと、そのままどんどん歩いて行きました。 するとやがて、目の前に広い桃の木の林が広がりました。 花は満開で、桃の良い香りが一面に流れています。「ほう。こんなところがあったのか」 黄がそのまま川縁を歩いて行くと、とうとう川の始まりのところに着きました。 その先は高い岩山で、岩の間から水がちょろちょろ流れています。「ここが始まりの様だが、どうせなら岩山の向う側も見て見たいなあ」 さいわい小さな洞穴があったので、黄は体をかがめて奥へ奥へと入って行きました。 長い間進んだ黄は、やっと出た向う側を見てびっくり。 目の前には広い野原が広がっていて、畑も湖も森も、そして家もたくさんあります。 黄の姿を見つけた犬が、大きな声で吠えました。 その声で畑にいた人も家にいた人も、みんな黄の周りに集まりました。 そして一人の老人が、黄の前に進み出て言いました。「わたしは、ここの村長です。 ここは桃源郷と言って、普通の人の知らないところです。 よくここまで、来る事が出来ましたな。 さあ、お疲れでしょう。 わたしの家まで、おいでください」 黄は、村長のあとについて行きました。 村長は、色々なごちそうをしてくれました。「ところで黄さん、この村の出来た訳を話しましょう。 むかし中国には、秦の始皇帝と言う王さまがいた事は知っていますね。 わがままで、乱暴で、大勢の人を殺したひどい王さまだったそうです。 その時に殺されそうになった人たちが、こっそりここに逃げて来たのです。 そしてその人たちが、この村を作ったのです。 それが、わたしたちの先祖です。 ここには、けんかも争いもありません。 みんなが楽しく暮らしている、とても平和な村です。 ですから黄さん、あなたがここに来た事は、絶対に誰にも言わないでください。 約束してください。 お願いです」「はい。絶対に、誰にも言いません」 黄は村長に、固い約束をして帰りました。 さて、自分の村に帰った黄ですが、あれ以来、あの美しい平和な村が忘れられません。 そこで友だちと酒を飲みながら、つい、しゃべってしまったのです。 するとその友だちが、また友だちにしゃべったのです。 こうして桃源郷のうわさは、役人にまで知られてしまいました。「黄、お前は桃源郷という所に行ったそうだな。おれを、そこに案内しろ!」 仕方なく黄は、役人を舟に乗せて川をのぼって行きました。 そして、あの美しい桃の林も通りました。 ところがどうした事か、どこまで行っても、あの時の岩山も洞穴も見つからないのです。「おかしいな。道に迷うはずはないのだが」 それからも黄と役人は何度か桃源郷を目指しましたが、桃源郷を見つける事は出来なかったそうです。 口の軽い人と、決断力のない人は、絶対にリーダーなどになってはならないのです。ビシッと一人のリーダーが行き先を決める! だからこそ船は前に進み桃源郷に到達するのです。そして優れた、水先案内人が、人生の師です。 優れた航海士や船員(友人)を擁している船は、豪華客船です。豪華客船でも、人生舟がタイタニックの人もいますよ。人生航路は間違っていないだろうか? ナビは正確だろうか?再点検してみましょう。☆ 笑よく業を制します。お祓いよりお笑いです。 今日もあなたの良心というナビは正常に作動していますか? ☆ 若い頃、自衛官として、三度、災害派遣に出動。 現在も自衛隊協力企業として 即応予備自衛官を、採用させて頂いていることは、私の生涯の誇りです。 ☆ 小社の社員は、東日本大震災災害派遣に出動しました。 坂本龍馬決定版! ☆ 「幸せになる法則」 ★「我謳!!」は 台湾、韓国でも翻訳発売されています。☆ よびりん♪登場!!インターネットTVカウテレビ。音声+動く画像です♪☆ サブ日記では連日「私の夢」を発信しています。 ☆ 先日撮影した動画です。
Apr 10, 2026
コメント(0)

むかしむかし、イギリスのゴタムという村に、少し変わった人たちが住んでいました。 ある日の事、橋の上で二人の男がバッタリと出会いました。「こんにちは。あなたはどこへ出かけるのかね?」 一人が尋ねると、「この先の村に、ヒツジを十頭買いに行くのだよ」と、相手の男が答えました。「ふうん、ヒツジを買った帰りは、どこの道を通るの?」「もちろん、この道さ」 すると男は、急に怒った様に言いました。「では、この橋を通るのだな。それは駄目だ。この橋にヒツジを連れて来られては、帰りにおれが通る邪魔になる。そんな事は許さないぞ!」「何! この橋はお前だけの物ではないぞ。おれはきっと、ヒツジを連れてこの橋を通ってやる!」「いや、通らせるものか!」「いや、通ってみせる!」「いいや、絶対に通らせるものか!」「やかましい! 静かにしろ! お前がそんな大声で怒鳴ったら、おれのヒツジたちがビックリして橋の手すりを飛び越えて川へ落ちてしまうぞ!」「そんな事、おれの知った事じゃない!」「馬鹿いえ、おれの大事なヒツジだぞ!」「何と言っても、ここは渡らせない!」「いいや! 渡ってみせる!」 二人が言い争っているところへ、他の村の人がやって来ました。「おいおい、お前さんたち。なぜけんかをしているんだい?」「ああ、おれのヒツジたちを、通さないというからだよ」と、一人がけんかの訳を話すと、「ふーん。それで、そのヒツジはどこにいるんだい?」「へっ? ・・・」「あっ、・・・」 二人の男は、ヒツジがまだいない事に気がつきました。「何だ、おれたちは、いないヒツジの事でけんかしていたのか」「本当だ。馬鹿馬鹿しい」 けんかを止めた二人は、そのまま橋を渡ってどこかへ行ってしまいました。☆ 笑よく業を制します。お祓いよりお笑いです。 今日もあなたの良心というナビは正常に作動していますか? ☆ 若い頃、自衛官として、三度、災害派遣に出動。 現在も自衛隊協力企業として 即応予備自衛官を、採用させて頂いていることは、私の生涯の誇りです。 ☆ 小社の社員は、東日本大震災災害派遣に出動しました。 坂本龍馬決定版! ☆ 「幸せになる法則」 ★「我謳!!」は 台湾、韓国でも翻訳発売されています。☆ よびりん♪登場!!インターネットTVカウテレビ。音声+動く画像です♪☆ サブ日記では連日「私の夢」を発信しています。 ☆ 先日撮影した動画です。
Apr 9, 2026
コメント(0)

むかしむかし、ある村はずれに古い教会がありました。 この教会には、いつの頃からか、夜になると幽霊が現れる様になったのです。 その幽霊はカラカラに干からびたミイラで、いつもお堂に座っていました。「これにはきっと、訳があるに違いない」 村人たちはそう思いましたが、幽霊が怖いので夜は教会に近づきませんでした。 ある晩の事、村の農家に若者たちが集まって、ワイワイ騒いでいるうちに、「どうだい、あの教会の幽霊を、ここに連れて来る者はいないか? もし連れて来たら、一番良い服を作ってやるぞ」と、仕立て屋が言いました。 でも幽霊と聞いて、若者たちは黙ってしまいました。 その時、部屋のすみから、「それなら、わたしが行くわ!」と、いう声がしました。 それは、この家のお手伝いの娘でした。 この娘は村でも評判の、元気で勇気がある娘です。「ああ、いいだろう。出来る物なら、やってみな」 仕立て屋は、いくら娘に勇気があっても、教会まで行ったら怖くなって帰って来るに違いないと思っていました。 ところが、どうでしょう。 娘は本当に一人で教会に行って、幽霊をおぶって帰って来たではありませんか。「ひええっ!」 若者たちは、青くなりました。 イスに座らされた幽霊は、暗い大きな目で、ジッと若者たちを見つめています。「は、はやく、はやく連れて行ってくれ! 服をもう一着作ってあげるから!」 仕立て屋は、かすれた声で言いました。 娘は仕方なく、また幽霊をおぶって教会に戻りました。 ところが困った事に、教会についても幽霊は娘の背中から降りようとしないのです。「さあ、降りてちょうだい」 いくらそう言っても、幽霊は娘の首にしがみついたまま離れようとしません。「ねえ、お願いだから降りてよ」 娘が何度も言うと、幽霊は、やっと口を開きました。「それなら、言う事を聞いてくれるかい?」「ええ、きっと」「じゃあ、今すぐ川に行って『ペールの娘、アンナさん。トーレ・イエッテを許すかい?』と、大声で三回言っておくれ。その川には、わしが生きている時に殺した、可愛そうな娘が沈んでいるんだ」「わかったわ、そう言えばいいのね」 娘が返事をすると、幽霊は娘の肩から手を離しました。 娘はすぐに暗い道を歩いて川に行き、大声で言いました。「ぺールの娘、アンナさん。トーレ・イエッテを許すかい?」「ぺールの娘、アンナさん。トーレ・イエッテを許すかい?」「ぺールの娘、アンナさん。トーレ・イエッテを許すかい?」 幽霊に言われた通り三回言うと、川から女の人の声がしました。「神さまがお許しになるのなら、わたしも許します」 娘はこの言葉を聞くと、急いで教会に戻りました。「ごくろう。それで、何か言っていたかい?」 幽霊は、待ちかねた様に聞きました。「ええ。『神さまがお許しになるのなら、わたしも許します』って」「本当に、そう言ったんだね。わしはもう、神さまのそばで十分に罪の償いをした。これであの世に行けるぞ」 幽霊は、ホッとしたように言いました。「娘さん、ありがとう。今夜はもうお帰り。そして朝日が昇る前に、もう一度ここに来ておくれ」 そして一度家に帰った娘が、次の日、朝日が登る前に教会に行くと、もう幽霊はいませんでした。 でもその代わり、山の様な銀貨がそこに置いてありました。 その後、娘はその銀貨で幸せに暮らしました。 そしてあの幽霊は、もう二度と現れなかったそうです。☆ 笑よく業を制します。お祓いよりお笑いです。 今日もあなたの良心というナビは正常に作動していますか? ☆ 若い頃、自衛官として、三度、災害派遣に出動。 現在も自衛隊協力企業として 即応予備自衛官を、採用させて頂いていることは、私の生涯の誇りです。 ☆ 小社の社員は、東日本大震災災害派遣に出動しました。 坂本龍馬決定版! ☆ 「幸せになる法則」 ★「我謳!!」は 台湾、韓国でも翻訳発売されています。☆ よびりん♪登場!!インターネットTVカウテレビ。音声+動く画像です♪☆ サブ日記では連日「私の夢」を発信しています。 ☆ 先日撮影した動画です。
Apr 8, 2026
コメント(0)

むかしむかし、インドのある国に、とても美しい娘がいました。 父親はこの美しい娘をとても可愛がっていたのですが、ある日、娘が父親の大切な茶わんを割ってしまったので、父親は娘をしかりつけました。 すると娘は、しくしく泣きながら家を飛び出すと、「こんな家、もう二度と帰らないわ」と、山へ行って、松の木に登りました。 その松の木の下には、きれいにすんだ小さな湖があり、娘が上からのぞくと美しい娘がうつりました。「あら、きれい」 娘は泣くのをやめて、水にうつった自分の美しい顔を、あきずに見つめていました。 そこへ、肩に水がめをかついだ一人の召使いが、水汲みにやってきました。 そして水を汲もうとかがんだ時、水にうつっている美しい顔に気がつきました。 召使いは、それを自分の顔がうつったものだと勘違いしたのです。「まあ、わたしの顔は、何てきれいなんでしょう」 召使いは水を汲むのも忘れて、水にうつった美しい顔を、うっとりとながめながら考えました。「わたしは、こんなにきれいになったんですもの、もう召使いなんかやることないわ。水汲みなんで、ごめんよ」 召使いはそう言うと、持っていた水がめを思いきり地面に叩きつけて割ってしまいました。 そして、すっかり得意になった召使いは、元気よく主人の家に帰ってきて言いました。「ご主人さま、わたしはいつの間にか、ずいぶんと美しくなっていました。もう、召使いなどいたしません。水汲みもいたしません」 それを聞いた主人は、「美しい? お前、もしかして目が悪くなったのかい?」と、心配そうにいってから、「お願いだから、もう一度、池へ行って水を汲んできなさい」と、嫌がる召使いに、水がめをわたしました。「もう! 今度だけですからね!」 召使いは腹を立てながら、また山の池へ来ました。 鏡のような池の水には、やはり美しい顔がうつっていました。 それを見た召使いは、「やっぱり、わたしは本当に美しくなったんだわ」と、安心すると、また、水がめを地面に投げつけて割りました。 この様子を木の上からじっとながめていた美しい娘は、おかしくなって思わず、「ふふふ」と、笑いました。 するとそれに合わせて、水にうつっている美しい顔も笑います。「あら? わたしは笑っていないのに、どうして水に映っている私が笑うの?」 召使いは、はっとして松の木を見あげました。 するとそこには、水にうつっている顔と同じ美しい娘が、にこにこ笑っていたのです。「もしかして、今まで私の顔と思っていたのは?!」 召使いは自分の勘違いに恥ずかしくなり、手ぬぐいで顔を隠すと一目散に逃げてしまいました。なんらの芳香なき女性が最も香りを持つ。 プルータス 真実の美女は人語を解するから花にまさり、花は芳香を放つがゆえに美女にまさる。両手に花といかなければ、匂う花を捨てて、もの言う花をとれ。 張潮☆ 心を磨いて笑顔を忘れなければ、あなたも今のままで真実の美女なのです。(人語を解さない高慢美女を微女というのです(^^)☆ 笑よく業を制します。お祓いよりお笑いです。 今日もあなたの良心というナビは正常に作動していますか? ☆ 若い頃、自衛官として、三度、災害派遣に出動。 現在も自衛隊協力企業として 即応予備自衛官を、採用させて頂いていることは、私の生涯の誇りです。 ☆ 小社の社員は、東日本大震災災害派遣に出動しました。 坂本龍馬決定版! ☆ 「幸せになる法則」 ★「我謳!!」は 台湾、韓国でも翻訳発売されています。☆ よびりん♪登場!!インターネットTVカウテレビ。音声+動く画像です♪☆ サブ日記では連日「私の夢」を発信しています。 ☆ 先日撮影した動画です。
Apr 7, 2026
コメント(0)

それは、寒い寒い冬の事です。 雪の混じった冷たい風が吹いていましたが、部屋の中は気持ち良く温まっていました。 ここは、地面の中の部屋です。 そこには、花が眠っていました。 ある日、雨が降りました。 雨のしずくは土の中まで染み込んで行き、花の根っこをゆすぶりました。「起きなさい、起きなさいな」「う、うーん・・・」 花の根っこは、なかなか目を覚まそうとしません。 そのうちに春が来て、温かいお日さまの光がさす様になりました。 お日さまの光は土の間をくぐって、花の根っこの所まで入っていきました。 そして花の根っこを、少しずつ、少しずつ、温めてやりました。「ああ、体の中がムズムズする。手足をウーンと、思いっ切り伸ばしたいなあ」 花の根っこは目を覚まして、そんな事を言いました。 また、雨が降りました。 雨は土の中に染み込むと、花の根っこをくるんでいる、薄い皮を濡らして柔らかくして言いました。「出て来なさい。早く、出て来なさい」 そこへまた、温かいお日さまの光が入って来て、ポカポカと温めました。「ああ、もう、ジッとしてはいられないよう」と、花の根っこは言いました。 間もなく根っこは、白いひげの様な根を出して来ました。 それから、薄緑の芽を伸ばして来ました。 芽はお日さま光をいっぱい浴びようと、お日さまの光が来る方へと伸びて行きました。 そしてとうとう、土の上に出て来ました。「ああ、なんて明るいんだろう」 芽は、眩しくて困りました。 すると、お日さまは、「やあ、やっと顔を見せてくれたね」と、やさしく気持ちの良い光で、小さな芽を包みました。 今度は、そよそよと風が吹いて来て言いました。「はじめまして、やっと、出て来たんだね」 そして今度は小鳥がやって来て、楽しそうに歌いました。「♪ 芽が出たよ。 芽が出たよ。可愛い芽が出たよ」 芽は、うれしくなりました。「よーし、もっと大きくなって、みんなに喜んでもらおう」 芽は頑張って、毎日毎日大きくなりました。 もう、お日さまも眩しくはありません。 グングン、グングン伸びていきました。「しっかり、しっかり」「がんばれ、がんばれ」「その調子だよ」「♪ もうすぐ、もうすぐ、もうすぐだー」 お日さまも、雨も、風も、小鳥も、みんな励ましてくれました。 そしてついに、芽は可愛いつぼみをつけて、きれいな花を咲かせたのです。「やったー」「おめでとう」「すごく、きれいだよ」「♪ 花が出たよ。花が出たよ。可愛い花が出たよ」 みんなに褒めてもらって、花はとても幸せでした。 ほら、あなたのお庭に咲いている花が、その花ですよ。蒔かない種が、芽を出すはずはありません。当たり前ですね。ところが、蒔かない種から芽が出る!!と考えている人も多いのです。~漠然と、成功や一攫千金を狙う人のことです。 確かに「貴方の人生は貴方の思い描いたとおりになる」のですが常に夢を脳裏に思い描きながら、やはり具体的に動かなければならないのです。 物事には、必ず原因があるから結果があるのです。 宝くじも買わなければ当選しません。 棚からぼた餅のようなラッキーな出来事に遭遇した人も、なんらかの種を蒔いている!~これだけは間違いありません。 思っているばかりでは何も進展しないのです。 悪因の種を蒔くとケシの花が咲き、善因の種を蒔けば、大輪の花が咲くのです。☆ 笑よく業を制します。お祓いよりお笑いです。 今日もあなたの良心というナビは正常に作動していますか? ☆ 若い頃、自衛官として、三度、災害派遣に出動。 現在も自衛隊協力企業として 即応予備自衛官を、採用させて頂いていることは、私の生涯の誇りです。 ☆ 小社の社員は、東日本大震災災害派遣に出動しました。 坂本龍馬決定版! ☆ 「幸せになる法則」 ★「我謳!!」は 台湾、韓国でも翻訳発売されています。☆ よびりん♪登場!!インターネットTVカウテレビ。音声+動く画像です♪☆ サブ日記では連日「私の夢」を発信しています。 ☆ 先日撮影した動画です。
Apr 6, 2026
コメント(0)

お母さんと二人の娘が、村はずれのまずしい家にひっそりとくらしていました。 お母さんは、姉さんばかりかわいがり、妹にばかり、家の用事や力仕事をさせていました。妹は、お母さんの兄さんの子供だったのですが、両親とも亡くしてしまって、お母さんに引き取られたのです。 でも妹は、引き取ってもらったお母さんに感謝して、洗濯も料理も掃除も、歌を歌いながら楽しくやっていました。 森へキノコやたきぎとりに行けば、ウサギやリスが集まってきて手伝ってくれるので、ちっともつらくはありません。 畑仕事の時も、妹が来ると小鳥たちが飛んで来て、きれいな声でさえずってくれました。 さて、ある寒い寒い日のことです。 お母さんは妹に井戸へ水をくみに行くように言いつけました。 妹はおけにひしゃくをいれて村の井戸へ行きました。 すると、井戸のそばにボロボロの洋服を着た、女の人が立っています 髪の毛は、一目で何日もあらってないことがわかります。 顔も汚れていて、ほっぺたはやせこけていました 女の人は、妹が水くみをはじめると声をかけてきました。「すみませんが、お水を一杯、飲ませてもらえませんか?」「ええ、いいですよ」 妹は、ニッコリ笑ってうなずきました。 そして、おけに浮かんだゴミを全部とり、きれいな水だけをひしゃくにくんでわたしました。「さあ、何杯でもどうぞ」 女の人は喜んで、おいしそうにゴクゴクとひしゃくの水を飲みほしました。 それから妹にひしゃくを返すと、こう言いました。「あなたは、なんて優しい娘なのでしょう。これから先、あなたが話せば、バラの花と宝石が口から飛び出すようにしてあげましょう」「まあ、ありがとう」と、妹が思わず言うと、ピンク色のバラの花と真珠が、ほんとうにポロリと口から飛び出しました。「すてき。ありがとうございます」 妹は、ポロリポロリとこぼれるバラの花と宝石を集めて、エプロンのポケットにしまうと、女の人にお礼を言って家に帰りました。 家に帰った妹は、さっそくエプロンからバラの花と宝石を見せて、お母さんと姉さんに、井戸で会った女の人のことを話しました。 そう話しているあいだにも、赤や白のバラの花とルビーやダイヤモンドが、ポロポロとこぼれました。 お母さんも姉さんもビックリ、あわててその宝石をひろいました。 そして姉さんは、「あたしも行ってくる」と、おけとひしゃくを持って、井戸へ走って行きました。 井戸のそばには、さっきのみすぼらしい女の人が立っていて、姉さんに言いました。「すみませんが、お水を一杯飲ませていただけませんか?」 ところが姉さんは、あんまりあわてていたので、妹が『みすぼらしい女の人が立っていて』という話を、よく聞いていなかったのです。 花や宝石を出してくれる魔法を使う仙女は、きっと美しい貴婦人のような女の人にちがいないと、姉さんはかってに思いこんでいたのでした。 だから、みすぼらしい女の人にそう言われたとたん、「お前なんかに用はない! あっちへお行き!」と、ひしゃくで水をすくって、顔にひっかけました。 みすぼらしい女の人は、ぬれた髪と顔で姉さんをにらみながら言いました。「あなたは、なんて意地悪な娘でしょう。これから先、あなたが何か話したら、口から毛虫や毒虫が飛び出すようにしてあげます」 そしてそのとたん、女の人は消えてしまいました。「ちょっと、ちょっと待っておくれよ!」 姉さんはあわてて言いました。 すると、口からほんとうに毛虫や毒虫が、ポロポロと飛び出してきたのです。 姉さんは泣きながら家に帰り、お母さんに言いつけました。 そのあいだも、毛虫や毒虫が口から飛び出て、部屋中をゴソゴソ歩きまわります。 お母さんは、カンカンにおこり、「姉さんにウソを教えたね! みすぼらしい女が仙女だったんじゃないか! ウソつきは、出てお行き!」と、妹を追い出しました。 妹は、ションボリと森へ行きました。 そこへ、狩りをしにお城の王子さまが、馬に乗ってとおりかかりました。「ないたりして、どうしたのですか?」 王子さまは、妹をよび止めました。 妹は泣きながら、お母さんの家を出てきたことを話しました、 そう話す妹の口から、バラの花と宝石がポロポロとこぼれます。 王子さまは、妹のかわいらしさと、話すたびに花や宝石が口から飛び出すことに感激して、お城に連れて行くことにしました。 妹はやさしくて働き者でしたから、王子さまのお父さんの王さまにも大変気にいられ、王子さまと結婚してお妃さまになったのです。☆ 笑よく業を制します。お祓いよりお笑いです。 今日もあなたの良心というナビは正常に作動していますか? ☆ 若い頃、自衛官として、三度、災害派遣に出動。 現在も自衛隊協力企業として 即応予備自衛官を、採用させて頂いていることは、私の生涯の誇りです。 ☆ 小社の社員は、東日本大震災災害派遣に出動しました。 坂本龍馬決定版! ☆ 「幸せになる法則」 ★「我謳!!」は 台湾、韓国でも翻訳発売されています。☆ よびりん♪登場!!インターネットTVカウテレビ。音声+動く画像です♪☆ サブ日記では連日「私の夢」を発信しています。 ☆ 先日撮影した動画です。
Apr 5, 2026
コメント(0)

むかしむかし、ある町に、とても貧乏な家がありました。 住んでいるのは、心の優しい女の子とお母さんの二人です。 ある日の事、この家には食べる物が、もう何もなくなってしまいました。「困ったわね。すまないが森へ行って、木の実を拾って来ておくれ」 女の子はお母さんに言われて、森へ木の実を拾いに行きました。 すると、一人のおばあさんが現れて尋ねました。「おや、こんな森の中に一人で来るなんて。どうしたんだい?」「はい、家には食べる物が何もないので、木の実を拾いに来ました」「そうかい、それは感心だねえ。じゃあ、おばあさんが良い物をあげよう」 そう言っておばあさんは、女の子に古ぼけたおナベをくれました。 それは、とても不思議なおナベでした。 おナベに向かって「おナベよ、煮えろ」と、言うと、温かくておいしいおかゆが自然に出て来て「おナベよ、止まれ」と、言うまで、おかゆは出て来るのです。 おかげで女の子もお母さんも、お腹が空いて困る事はなくなりました。 ある日、女の子が隣の町へ出かけた後で、お母さんはおかゆが食べたくなりました。 そこで女の子の真似をして、「おナベよ、煮えろ」と、言ってみました。 すると、おナベはちゃんとおかゆを作ってくれました。 ところがお母さんは、おかゆの止め方を知らなかったのです。「おナベよ、もういらないよ。お腹は一杯だよ」 いくらお母さんがそう言っても、おかゆはどんどん煮えて、おナベからあふれ出しました。 やがておかゆは台所からあふれ出ると、家中をいっぱいにして、とうとう家の外へ流れ出しました。 それでもおかゆは、止まりません。 隣の家も、その隣の家も、そのまた隣の家も、とうとう町中がおかゆだらけになってしまい、町の人たちもみんなおかゆに流されていきます。 そして、おかゆが町はずれまで来た時、隣の町から女の子が帰って来ました。 女の子は、ビックリして言いました。「おナベよ、止まれ!!」 やっと、おかゆは止まりました。 その後、町の人たちは町中にあふれているおかゆを少しずつ食べながら、自分の家へ帰って行ったそうです。 使い方を知らない物を勝手に使うと、とんでもない事になると言うお話しでした。☆ 笑よく業を制します。お祓いよりお笑いです。 今日もあなたの良心というナビは正常に作動していますか? ☆ 若い頃、自衛官として、三度、災害派遣に出動。 現在も自衛隊協力企業として 即応予備自衛官を、採用させて頂いていることは、私の生涯の誇りです。 ☆ 小社の社員は、東日本大震災災害派遣に出動しました。 坂本龍馬決定版! ☆ 「幸せになる法則」 ★「我謳!!」は 台湾、韓国でも翻訳発売されています。☆ よびりん♪登場!!インターネットTVカウテレビ。音声+動く画像です♪☆ サブ日記では連日「私の夢」を発信しています。 ☆ 先日撮影した動画です。
Apr 4, 2026
コメント(0)

むかしむかし、ある貧乏な男がお金持の裁判官に、ウシ飼いとしてやとわれました。 ウシ飼いは、やせ細ったウシを一頭持っていました。 そのウシを、いつも主人のウシと一緒に牧場に連れて行きました。 ある日の事、どうした事か、主人のウシとウシ飼いのウシがけんかを始めました。 そしてやせっぽちで弱いはずのウシ飼いのウシが、主人のウシをツノで突き殺してしまいました。 ウシ飼いは、主人の裁判官のところへ駆けつけました。「ああ、お情け深い旦那さま。大変な事が起こりました。どうか公平に、お裁き下さいませ」「よろしい。話してみなさい」「実は今日、牧場で旦那さまのウシが、わたくしめのウシとけんかをしまして、わたくしめのウシを突き殺してしまいました。神さまは罪をおかしたウシに、どんな罰をお下しになるのでしょうか?」「待て、待て。始めから、詳しく調べよう。わしのウシは、お前のウシをにらんだかね?」「いいえ、旦那さま」「わしのウシが飛びかかった時、お前のウシは、モーと鳴いたかね?」「はい、旦那さま」「では神に誓って、正直に言うのだぞ。お前のウシが、わしのウシを怒らせたのだろう」「そんな事はわかりません。旦那さま。モーと言ったのが、どんな訳かなんて、調べられませんよ」「それでは、どっちが悪かったのか、お前には分からないのだな」「はい、旦那さま」「どちらが悪かったのか、分からないとすれば、罰する事も出来ない。動物を裁く事など、出来ると思うか?」「その通りでございます。旦那さま。全く、公平にお裁き下さいました。ただ、あの・・・」「何だ。まだ用があるのか?」「あの、今思い出したのでございます。わたくしが、考え違いをしておりました。わたくしめのウシが、旦那さまのウシを殺してしまったのでございます」「何だと! そうか。では神がお前のウシに、どんな罰をお下しになるか本で調べよう」「おや? 旦那さま。あなたさまのウシが罰を受けなくてもよいのなら、わたくしのウシも受けなくてよろしいでしょう。動物を裁く事など、出来るとお思いですか?」「そっ、それは・・・。その通りだ」 裁判官は、それ以上、もう何も言えませんでした。裁かれないためには人を裁くな。 アミエル 間違って見るよりも盲目であったほうがよい。 ハーバート 四つが裁判官に必要なり。親切に聞き、抜け目なく答え、冷静に判断し、公平に裁判することなり。 ソクラテス☆ 笑よく業を制します。お祓いよりお笑いです。 今日もあなたの良心というナビは正常に作動していますか? ☆ 若い頃、自衛官として、三度、災害派遣に出動。 現在も自衛隊協力企業として 即応予備自衛官を、採用させて頂いていることは、私の生涯の誇りです。 ☆ 小社の社員は、東日本大震災災害派遣に出動しました。 坂本龍馬決定版! ☆ 「幸せになる法則」 ★「我謳!!」は 台湾、韓国でも翻訳発売されています。☆ よびりん♪登場!!インターネットTVカウテレビ。音声+動く画像です♪☆ サブ日記では連日「私の夢」を発信しています。 ☆ 先日撮影した動画です。
Apr 3, 2026
コメント(0)

むかしむかし、インドのガンジス川のほとりに、たくさんの実がなった一本のマンゴーの木が生えていました。 そのマンゴーの実のおいしさといったら、一度食べたら一生忘れられないほどです。 ある時、サルたちがマンゴーの実を食べにやってきました。「ああ、なんてうまい実だろう」「こんなにおいしい実は、はじめてだ」 むちゅうで食べているサルたちを見て、王さまザルは考えました。(こんなにうまいマンゴーの実が川に落ちて、人間たちのところへ流れていったら、人間たちが取りに来るだろう。それはまずいな) 王さまザルは、すぐにサルたちを集めて言いました。「川の上にのびた枝になっている実は、1つ残らず取ってしまいなさい」「はい、王さま」 サルたちは、さっそくいわれたとおりにしました。「よしよし、これで安心だ」 ところがサルたちは、たった1つの実を見落としていたのです。 その実はあまくうれて、ある日、ポタリと枝から川へ落ちました。 マンゴーの実は、そのまま人間がくらしている町まで流れていきました。「おや? これはこれは、実にみごとなマンゴーの実だ」 漁師はマンゴーの実をアミですくい上げると、王さまのところへ持って行きました。「ほう、これはすばらしい。こんなにうまいマンゴーははじめてだ」 すっかり気に入った王さまは、家来を引き連れてマンゴーの木を探しに行きました。 いく日かたって、王さまはついに、あのマンゴーの木を見つけました。「あったぞ。すばらしい、あんなに実がなっている」 王さまたちは、いそいでマンゴーの木にかけよりました。 ところが木のそばまで行くと、たくさんのサルがマンゴーの実をおいしそうに食べているではありませんか。「王さま、どういたしましょう?」「むむ、サルのくせになまいきな。矢でうちおとしてしまえ!」 家来たちはさっそく、サルたちめがけて弓矢を放ちました。 それに気づいたサルたちは、王さまザルのところへ知らせに行きました。「たいへんです! 人間たちが、私たちを殺そうとしています」「あわてるな、わたしにまかせなさい」 王さまザルはマンゴーの木に登ると、飛んでくる矢を長いしっぽと手を使って打ち落とし、仲間のサルたちを助けました。「さあ、いまのうちに逃げなさい」 サルたちは、つぎつぎに逃げていきましたが、みんなが逃げるまでは、まだ時間がかかります。 やがて王さまザルのからだに何本も矢がささりましたが、王さまザルはがんばって、仲間のサルたちを守りました。 それを見ていた人間の王さまは、家来たちに矢を打つのを止めさせました。「まて、矢を打つのを止めるのだ。それより、あの王さまザルをここへ連れてきなさい」 家来たちは、傷ついて動けなくなった王さまザルを連れてきました。 人間の王さま、王さまザルにたずねました。「なぜ、自分の体を痛めてまで、仲間を助けたのかね?」 王さまザルは、苦しい息をはきながら答えました。「わたしは王です。仲間のサルたちを守るのが、わたしのつとめです」「おお、なんとりっぱなサルだろう。わたしも見習わなければ」 感動した王さまは、王さまザルの手当をしてやると、マンゴーには一切手をつけず、そのまま自分の国へ帰っていきました。 それからは、どんなときでも人びとの幸せを一番に考える、心やさしい王さまになりました。卑怯者は、安全なときだけ威たけ高になる。 ゲーテ☆ 部下はリーダーの後姿で教育するのです。子供は親の後姿で教育するのです。真実の勇者に天は微笑むのですから。☆ 笑よく業を制します。お祓いよりお笑いです。 今日もあなたの良心というナビは正常に作動していますか? ☆ 若い頃、自衛官として、三度、災害派遣に出動。 現在も自衛隊協力企業として 即応予備自衛官を、採用させて頂いていることは、私の生涯の誇りです。 ☆ 小社の社員は、東日本大震災災害派遣に出動しました。 坂本龍馬決定版! ☆ 「幸せになる法則」 ★「我謳!!」は 台湾、韓国でも翻訳発売されています。☆ よびりん♪登場!!インターネットTVカウテレビ。音声+動く画像です♪☆ サブ日記では連日「私の夢」を発信しています。 ☆ 先日撮影した動画です。
Apr 2, 2026
コメント(0)

ボウシを編んであげましょうね お母さんは息子のアンデルスに、赤い糸でボウシを編んであげました。「少し糸が足りないから、緑の糸を足しましょう」 お母さんは赤い糸が足りなくなったので、ボウシのてっペんには緑の糸で、フサフサとした長いふさをつけました。 これで、とても可愛いボウシの出来上がりです。 アンデルスが、かぶると、「とても可愛いよ、アンデルス」「うん。とても良く似合うわ、アンデルス」と、お兄さんとお姉さんも褒めてくれました。「みんなに見せてくる!」 アンデルスは、外へ飛び出しました。 すると、友だちのラルスがそばへ来て、「いいボウシだね。どうだい、ぼくのジャックナイフと取りかえないか?」と、言いました。「うんん」 アンデルスは首を横に振ると、駆け出しました。 今度はきれいな服を着た女の人が、アンデルスを見るとスカートをつまんでおじぎをして、「まあ、素敵なボウシね! あなたも、ご殿のパーティーに行くのでしょう?」と、聞きました。 そこでアンデルスは、ご殿へ駆けて行きました。 ご殿へ入ろうとすると、番人が、「こら、子どもは入ってはならん!」と、アンデルスを追い返そうとしました。 そこへ、王女さまが通りかかって、「あら、可愛いボウシをかぶった坊やね。いいわ、一緒にいらっしゃい」と、アンデルスをご殿の大広間に連れて行きました。 大広間にいたお客たちは、「ほほう! いいボウシだ」と、褒めてくれました。 王女さまはアンデルスを、ごちそうのいっぱい並んだテ一ブルの前のイスに腰かけさせました。「さあ、ボウシを脱いで」 王女さまは、ボウシを取ろうとしました。 するとアンデルスは、「いや、いや!」と、ボウシを取られるのかと思って、ボウシを両手で押さえました。「じゃあ、抱っこしてあげるから」 王女さまはアンデルスをひざの上に抱き上げて、ボウシを脱がせようとしました。 けれどもアンデルスは、ボウシを押さえたままです。「じゃあ、この首飾りをあげるから」 王女さまはアンデルスの首に自分の金の首飾りをかけてから、ボウシを取ろうとしましたが、アンデルスはボウシを脱ごうとはしません。 そこへ、王さまがやって来て、「坊や、わしの金の冠(かんむり)と、そのボウシを取り替えてはくれんかな?」と、言って、自分の金の冠をアンデルスの頭にかぶせて、ボウシを取ろうとしました。「いや、いや! いやです!」 アンデルスは両手でボウシを押さえたまま、ご殿を逃げ出して急いで家へ帰りました。 王女さまが首にかけてくれた首飾りは、どこかへ落としてしまいました。 その夜、アンデルスはご殿での出来事をみんなに話しました。 すると、お兄さんが言いました。「おしかったなあ。金の首飾りや金の冠があれば、それを売ってボウシなんかいくらでも買えるんだぞ!」 それを聞いたアンデルスは、頬をまっ赤にして、「違うよ。このボウシがいいんだ! だって、お母さんが編んで下さったボウシだもの! 世界でただ一つのボウシだもの!」と、言いました。「まあ、この子ったら」 お母さんは思わず、アンデルスをしっかりと抱きしめました。小さいとき髪をといてくれるのも、ほかの人がすると痛いが、母親だと痛くなかった。ここに自然な無理のない母の愛がある。 新渡戸稲造人間らしく幸福にするために、愛は気高いふたりを寄りそわせる。しかし、神のような歓びを与えるためには、愛は貴重な三人組をつくる。 ゲーテ ☆ 子供を暴力と厳しさによって教え込もうとしないことです。彼の興味を利用して指導しましょう。そうすれば自分の能力がどこに向いているか、子供自身で見出しやすくなります。☆ 笑よく業を制します。お祓いよりお笑いです。 今日もあなたの良心というナビは正常に作動していますか? ☆ 若い頃、自衛官として、三度、災害派遣に出動。 現在も自衛隊協力企業として 即応予備自衛官を、採用させて頂いていることは、私の生涯の誇りです。 ☆ 小社の社員は、東日本大震災災害派遣に出動しました。 坂本龍馬決定版! ☆ 「幸せになる法則」 ★「我謳!!」は 台湾、韓国でも翻訳発売されています。☆ よびりん♪登場!!インターネットTVカウテレビ。音声+動く画像です♪☆ サブ日記では連日「私の夢」を発信しています。 ☆ 先日撮影した動画です。
Apr 1, 2026
コメント(0)
全30件 (30件中 1-30件目)
1


![]()