篠沢秀夫学習院大学教授の体験談です。
感銘深い思い出がある。1960年(昭和35年)のパリだ。
学生街の映画館で一人、太平洋戦争のドキュメンタリー映画を見ていた。
沖縄戦で、特攻機突入のシーンがあった。翼がバラバラになり、海に落ちて行く。
対空砲火の曳光弾が全画面を覆う。火を噴いて宙返りになって海に突っ込む。
初めて見るので息を呑んだ。
そのとき低空で突っ込んだ一機が敵艦の腹に命中、猛烈に爆発した。
その瞬間、驚いた。全館のフランス人がどっと拍手したのだ。
思わず「メルシー! メルシー!」と呟いてしまった。
隣の青年がびっくりしてわたしを見た。日本人がいるとは知らなかったのだろう。
このパリの映画館での反応は、理屈で言えば、
体当たりされた米国軍艦で死傷者が出るのだから「不謹慎だ」とも言えよう。
しかし、突っ込んでも突っ込んでも落とされる、落とされても落とされても突っ込んでいく、という映像が続いたあとでの体当たり成功は、
局外の外国人からも「悲願達成」という感性で受け止められるとは、ありうることだ。・・・・・
☆ 運命に、逆らえない時代もあったのです。 今の日本人は平和と
幸せをもっとかみ締めなければならないと思うのです。
男子たるもの、苦しいときも悲しいときも、決して弱音を吐いてはなりません。
当時、米軍は、敵機が弾丸の15メートル以内を通るだけで爆発する仕組みである
VT信管付きの高射砲弾を、雨あられのごとく発射していたのです。
当時の、日本男児の心意気は鬼神をも泣かせたのです。
不景気くらいで泣き言を言うのは恥ずかしいことだと思ってください。


~自衛官時代の私です。
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