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Aug 8, 2005
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カテゴリ: カテゴリ未分類
その高校生が自分の命を絶ってから



おととしの夏頃、いつも叫んでた。
家の窓から、そして勝手口から
そう、しょっちゅう叫んでた。


何を言ってるのか聞き取れなかったけど
なんじゃかんじゃ、「がーーっ」て叫んで
そして、窓や戸を、家が壊れんばかりに
ばたんと閉めた。。



そう。知ってたんだ。


娘と同い年のその彼が騒いでること、
なにかにむしゃくしゃしてるってこと、


知ってたんだ。。
聞こえてたんだから・・・


でも、そんなに気にも留めてなかったんだな。。
「難しい年頃ねえ~」
「大人になるって大変ねえ~」・・・なんて、、


ここで、パートさんたちと
話してた。。


いやむしろ、ほっとしてた。



ウチの娘も泣いたり叫んだり
友達集めて大騒ぎしたり
か~なり賑やかだったから・・・


で、そのことを、娘の成長段階に
避けて通れない道のように思ってたから





でも、やっぱり、傍目対しては
かなりかっこ悪くて


だから、ほらほら、順番順番。
女の子はおませだから1年早かったけど
男の子だから1年遅れなだけ、、って


そう思ってた。。


そして冬が来て
そういえば、いつのまにか静かになった。


Yokomamaがその子の自殺を知ったのは
去年お店を出して
そこにお客で来た彼の友達に聞かされたから。


1月に自殺して
半年近くも経ってからのこと。。。


知らなかった。。
だってお葬式も出してないんだもの。。


知らなかったけど、、
だけどそういえば静かになった。。


今も、彼の死を、ほとんど誰も知らない
静かになった事にも気づいてないし
多分、叫んでた事もみんな忘れてる。。


だけど、母親はずっと暗い。
どんどん暗くなる。
思い変えようがないだろう、、きっとずっと。


聞いた直後は
とてもかわいそうに思って
なぜ、なんにもしてあげられなかったんだろう。。なんて
悔やんだ時期もあったが


今はそうは思わなくなった。


悩んだ事とか、苦しんだ事とか
弱かった事とか、理解に恵まれなかった事とか
まだまだ、これからの人生の事とか
そんな同情よりも


彼がした行為、自殺という
その行為が無性に腹立たしい。


彼が死んだ事よりも
残された者の苦しみを見ていると
なんて残酷な事をしたのだと、
だって、それは死ぬまで続くのだ。


その自殺という計画の中に
その幼い考慮の中に
その残酷さが組み込まれていただろうか。


いや、Yokomamaでさえ
この年になって、その苦しみを目の当たりにして
きっと、初めてわかった事。


死んでしまいたいーって願望の中には
「逃げ」と「同情されたい気持ち」と
たぶん、ほとんどがこの2本立てで、


ほかにあるとしたら
「あてつけ」と「虚無」。


で、この大間違いを大間違いだと
教えられていない。


「逃げ」は無理。
宗教的なそこから先の苦しみは
この際、度外視したとしても、


自分の生きた「存在」は
他人の中に宿っているのであり


人はおそらく「株」と同じで
どこで死ぬかはどこで売るかと同じで
売った時点がその値打ちを決める。


自殺したいと思う瞬間は
最安値であり、売ったりするもんではない。


株は消えても損害は残る。
だから「逃げ」などありえない。


だれかに、苦しみを押し付けているだけである。


だから、だれも同情なんてしてくれない。
してもらえるなんて思ったら大間違いである。


「あてつけ」にしてもそうである。
自分で自分を消したいような人間が
いなくなっても だあれも困らない。


ただ、周囲が嫌な思いをするだけ、
後味が死ぬまで悪いだけ、
だから、どんどん、憎まれるだけである。


同情してもらえるのは死んだ直後だけ。
そこからどんどん恨みや腹立たしい気持ちは増し
死んだ後にもかかわらず
どんどん、嫌われ続けるのである。


おそらく、自殺した人、したい人、
どんどん、嫌われ続けると、知らない。


企業業績上げて株価を上げなきゃ
死ぬに死ねない。


だけど人間、
高値では死ぬのが嫌で
底値では死にたくなる、、


この間違いについて真剣に考えないから
大間違いの自殺をして
みんなに迷惑をかける。


やめてね!!!





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Last updated  Aug 8, 2005 09:27:33 PM
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