原田誉一の電脳通信

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2015.02.07
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テーマ: 身辺雑記(4285)
カテゴリ: 文章
電気をつくるには、発電機を回せばいい(太陽光発電や燃料電池は違った仕組みで発電する)。回す動力は水力や風力そして蒸気力。火力や原子力はお湯を沸かしその蒸気をつくる。こういった発電方法は私の中では常識である。
一方、ウイスキーづくりの方法は私の中では常識ではなかったが、『ヒゲのウィスキー誕生す』(川又一英)を読み、ああそうそうと感動しつつ常識化しつつある。
ウイスキーをつくるには、糖化・発酵・蒸溜・貯蔵の過程をふむ。水を加えて発芽させた大麦(麦芽)を草炭(ピート)で乾燥させる。このときピートフレーバー(スモークフレーバー)という香気が染み込む。乾燥した麦芽を粉砕し糖化槽で温水に溶けた澱粉質が、麦芽の中に生じた糖化酵素の働きで糖分に変化する。こうしてできた糖化液は発酵桶に移され酵母が添加されて数日後には発酵液となる。発酵液を沸騰させると、水より沸点の低いアルコールが先に蒸発する。これを冷却したのがウイスキーの元になる透明なアルコール液。これを樽に入れて貯蔵すると熟成され琥珀色のウイスキーとなる。ちなみに単式蒸溜器で作られるのがモルトウイスキー、連続式蒸溜器で作られるのがグレインウイスキー。グレインウイスキーは大量生産できそれゆえ安価、中性アルコールに近く風味や芳香に劣る。モルトウイスキーにグレインウイスキーを調合したのがブレンディドウイスキーとなる。
個々の事象が上手く繋がったとき少なからずの感動を覚える。そんなところからもきっと小説ができるのだろう。


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最終更新日  2015.02.08 11:25:33
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