原田誉一の電脳通信

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2016.03.03
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テーマ: 1日1冊(184)
カテゴリ: 読書
赤川次郎さんの本は確か遥か昔に1冊読んだ程度だったが、毎日新聞に掲載せれてあった赤川次郎さんの聞き取り(インタビュー)記事を読み、『プロメテウスの乙女』を読もうと思った。軍国主義やそれに伴う監視社会をも描いた近未来作品である。
スマホやメールではなく公衆電話やファクシミリ・手紙が出てきてあれっと思い、出版年を見ると1984年(1984年といえば、ジョージ=オーエルの『1984』はまさに監視社会を描いた小説だ。私はこれを読み監視社会の恐ろしさに震えた)。私が18歳のときの小説だからさもありなん。にもかかわらずこれからのもしくは今の日本を見事にとらえている。
「どうしてこんな世の中になっちまったんだろう」
と言う恋人の重松に、主人公の久仁子が応える。
「急になったわけじゃないわ。少しずつ、少しずつ、このくらいなら、まだこの程度なら、と思っているうちに、どうしようもないところまで来ちゃうのよ」(131頁)
いつからだろう。「国旗国歌法」「住基法」「個人番号法」「安全保障関連法」「憲法改正」。「防犯カメラ」という名の監視カメラも最近よく見かけるようになった。今日は桃の節句かあ。


プロメテウスの乙女 赤川次郎 /出版社:角川書店





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最終更新日  2016.03.03 21:14:15
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