日本語教師のヨックン。

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2008年10月03日
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テーマ: 中国&台湾(3326)
カテゴリ: 中国の生活
 昨日の続き。

 武漢に着いた翌日は、早起きをして長距離バスターミナルへ。

襄樊 へ行く予定だが、切符が売り切れていれば、新たな予定を考えなければならない。

 幸いにも切符は 最後の1枚 が残っていて、窓口で買った途端に、

「もうすぐ出発するから、急いで! 早く、早く!」 と急かされることに。

湖北の旅 07 ブログ.JPG
これが長距離バスの中。
 武漢から襄樊まで400キロで、乗車賃は140元、所要時間は4時間半。
 列車で行くより割高だが、座席が必ずあることと、乗り降りが便利という理由で、
 私は長距離バスを気に入っている。



 襄樊は人口579万人。

 街の真ん中を縫うように漢江が流れ、川を挟んで行政区域と商業区域が分かれている。
湖北の旅 08 ブログ.JPG
 バスを降りるとすぐに、 その日の宿探し。
 翌日は、またバスで武漢に帰るため、ホテルを選ぶ条件は、
 バスターミナルに近いこと、繁華街が近いこと、部屋代が安いこと(150元以下)。
 立地や外観を見て、真っ先に飛び込んだホテルが、1部屋150元。




 まずは 『襄陽城』 を見学。
湖北の旅 16 ブログ.JPG
 唐代に創建されたものだが、その後明代に修復されて、現在に至っている。


湖北の旅 14 ブログ.JPG

湖北の旅 15 ブログ.JPG
 奥の方に城が見える。


 襄陽城を見た後は、 『古隆中』 へ。

 そもそも、襄樊に来た最大の目的が『古隆中』を見ること。

『古隆中』は諸葛孔明が隠遁していた場所で、ここに劉備が訪ねてきた。

 いわゆる「三顧の礼」の舞台。

湖北の旅 19 ブログ.JPG
 『古隆中』とは景観区の名勝で、一つの山の中のあちこちに

 いにしえを偲ばせる建築物が建っている。
湖北の旅 22 ブログ.JPG
 『三顧堂』。

湖北の旅 24 ブログ.JPG
 孔明の兄が寝起きしていた建物。
湖北の旅 25 ブログ.JPG
 こちらは孔明の居室。

湖北の旅 27 ブログ.JPG
 建物と建物は、こんな道で結ばれている。

 全部見て歩くと、けっこうな運動量になる。



 実は、ここで、 「すいません、アンケートをお願いしてよろしいですか?」

 と(勿論、中国語で)声を掛けられた。

 旅行の目的、旅行での飲食費、滞在日数、印象など10項目ぐらいの質問を受けた。

以前から、私は道を聞かれたり、アンケートをお願いされることが多い。

 というか、非常に多い。

 今回の旅でも、何度か、道を聞かれた。



 夕方、ホテルに帰って、晩ご飯を食べる店を探しながら、市内を散策。

湖北の旅 29 burogu.JPG
 見つけたのが、この店。

 旅に出てから、牛肉拉麺や蒸菜など、安いものばかり食べていたので、

 この日だけは、多少、豪華に、という気もあった。



注文するのは、食べたことがないもの、どんな食べ物かわからないもの、というのが原則。

 そこで選んだのが 「花飯」 「農家小炒肉」 、そして湖北省のビール。

 何が運ばれてくるかわからないから、面白い。

 私が注文したのは、このようなものだった。
湖北の旅 28 ブログ.JPG
「花飯」 はチャーハン。
 薄い味付けで、油も少なく、さっぱりして美味しい。
「農家小炒肉」 はピーマンと豚バラ肉炒め。
 何の変哲もない、普通の家庭料理。
だが、中国では、こういう家庭料理こそが実に美味しい。



 学生たちからの

 「旅行は楽しいですか?」「いつ、帰ってきますか?」


 などというメールに返事を出しながら、食事を終え、

 夜の襄樊を、爽やかな風に吹かれながら、歩いた。



 明日はまた、早起きをして武漢へ。

 そこで旅のクライマックスが待っていた。

 というわけで、続きはまた明日。





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最終更新日  2008年10月03日 20時56分59秒
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うらやますい  
ジェズグ  さん
マジで。
行きたい場所の一つが孔明の庵。
乗り継ぎになるので、なかなか行ける場所では無いのです!
この記録は個人的に保存しておきます!
できれば武漢のバスターミナルなど、たどり着くまでの詳細を!!!
(2008年10月04日 01時45分54秒)

写真  
いいですね。

私も三国志は大好きですし、長男(中2)も大好きです。

写真を長男に見せたらとても喜んでいました。 (2008年10月04日 09時06分04秒)

■うらやますい、でしょ。。  
●ジェズグさん
>武漢には長距離バスターミナルが4つ(5つ?)もありますが、ほとんどどこからも襄樊行きのバスは出ているようです。

漢口駅に着いたらタクシーで「新華路長途汽車站」といえば大丈夫です。

武昌駅の場合は、駅の傍に「宏基長途汽車站」があります。

武昌駅からは「黄鶴楼」や武漢長江大橋へも歩いていける距離です。

どちらも襄樊へは4時間半ぐらいです。 (2008年10月04日 09時40分39秒)

■三国志でいえば。。  
●ふじっち0513さん
>「三国志」で言えば、「五丈原」「荊州」も外せないですね。

五丈原は孔明が没したところで、荊州は関羽が城を守っていたところです。

実は今回、もし襄樊行きのバスに切符が取れなかったら、荊州に行くつもりでした。

チャンスがあれば、一緒に行きましょうか(笑)。。 (2008年10月04日 09時54分11秒)

諸葛孔明が隠遁していた場所  
kamiogi  さん
先生:こんにちは。
珍しい写真ですね!
諸葛孔明の故居は、風水の良い所ですね!
三国の妙は、ここから始まったのですね!
知将の住居に相応しい雰囲気ですね! (2008年10月04日 15時35分24秒)

■雰囲気。。  
●kamiogiさん
>歴史を感じさせてくれる場所でした。

中国では、今でも多くの人が諸葛孔明を尊敬しています。

中国にいて、その人が住んでいたところを訪れることができて、本当に良かったと思います。 (2008年10月04日 16時51分42秒)

中国だなぁ…  
一瞬杭州の写真かと思ってしまいました(笑)
商業地の写真、杭州にもそっくりな場所をひたすら歩いたのを思い出します☆ (2008年10月05日 01時16分27秒)

■杭州。。  
●妹妹(≧▽≦)vさん
>杭州や無錫も行きたいのですが、日本から安いツアーがたくさん出ているので。

なんて思っていると、行く機会を逃してしまうんですが。。 (2008年10月05日 09時43分26秒)

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