日本語教師のヨックン。

日本語教師のヨックン。

2010年09月04日
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テーマ: 中国&台湾(3326)
カテゴリ: 日本語教師の仕事
 今学期の授業の時間割を受け取ったところ、

 まったく予期していなかった科目が私の担当になっていた。

 当初は、「1年生の発音」「2年生の会話」「2年生の作文」の予定だったのだが、

 その3科目に加えて、何故か「4年生の作文」が、突然、担当科目に加えられていた。



 しかし、それは嫌なことではなく、私にとってもむしろ歓迎したいことだった。

 今年の4年生は、1年生と2年生の時に私が教えた学生たちで、

 彼女たちは今でも私の授業を懐かしんでくれ、部屋にもよく来てくれる学生たちだからだ。

 いわば私の秘蔵っ子たちで、私にとっても印象深い学年だ。

 その彼女たちに教えるチャンスを再び与えてもらったことを感謝したいほど。





 それなりのレベルを求めようと思う。

 4年生だから、院生試験や就職試験の小論文対策や、卒業論文指導が中心となるが、

 昨日、突然、あるアイディアが閃いた。



 2年生の時の、私の作文の授業では、様々なテーマで作文を書かせた。

 ある時は「20年後の自分への手紙」、またある時は「推理小説の謎解き」など。

 それを私が添削して、書き方やテーマの捉え方、構成の仕方などを教え、

 更に一人ずつの間違いを集めて、全員で間違いを直していた。



 今年の4年生の作文では、1度か2度、こんなやり方をやってみようと思っている。

 私がまず作文を書き、その中に単語の使い方や文法の間違いを散りばめて、

 それを学生に添削させるという方法だ。

 つまり、これまでは学生の間違いを私が直したが、



 正しい日本語に直すという練習だ。



 直してもらう側から直す側へ。

 立場が変わることで、学生たちも自分の成長を実感できるだろうし、

 授業にもアクセントがついて、気分転換になるかもしれない。



 「作文」ではないが、もう一つ、アイディアが浮かんだ。



 「日本語パーティ」を来年も、2年生たちでやる予定だが、

 これまでは、日本語だけに固執していたのを、

 来年は英語を交えて、日本語学部の学生たちによる「英語ドラマ」もやってみたい。



 日本語学部の学生たちは、日本語を覚えるに連れて、英語をどんどん忘れていく。

 そんな学生たちに英語を思い出し、ドラマを演じることで自信をつけさせたい。

 あと、問題は、私が英語で脚本を書けるかどうか、だけど。



 まあ、どこまで実現できるかどうかわからないが、

 こんなアイディアが次々に出てくる間は、

 日本語教師を続けてもいいかな、と思っている。

 毎年、同じことの繰り返しになって、

 自分でこの仕事に刺激と新鮮さがなくなったら、

 潮時かなと思っているので。。。





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最終更新日  2010年09月05日 00時07分12秒
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