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今年、私が所属する この本だいすきの会中野支部では、久しぶりに講演会を開催します。ぜひぜひご参加ください。申し込みをお待ちしております。にゃーごの会とよたかずひこさん講演会 演題 『小さい人たちに届ける絵本創り ――実演を通して制作の舞台裏を語る――』日時:9月16日(月・祝) 14:00開演(13:30開場) 会場:中野区産業振興センター3階 大会議室 定員:先着100名 料金:500円(高校生以下無料)〈 とよたかずひこさんプロフィール 〉947年宮城県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。主な絵本に『でんしゃにのって』などの「うららちゃんののりものえほん」シリーズ、『バルボンさんのおでかけ』などの「ワニのバルボン」シリーズ(以上アリス館)、『どんどこ ももんちゃん』(第7回日本絵本賞)などの「ももんちゃん あそぼう」シリーズ(童心社)がある。※ 9月14日(土) 23:59〆※ お問い合わせ03-3375-4349 (本間裕子) 主催:この本だいすきの会 中野支部(にゃーごの会)
2024.08.04
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7月27日この本だいすきの会主催の第39回子どもの本と文化の夏の集い に参加しました。第一部のみんなで語ろう『はたこうしろうさんの作品の魅力』という会で発表しました。以下こんな話をしました。 はたこうしろうさんの絵本の魅力 はたこうしろうさんの絵に初めて出会ったのは、『しりとりのすきなおうさま』(中村翔子作 すずき出版)をこの本だいすきの会代表の亡き小松崎進先生の読み語りでした。 『しりとりのすきなおうさま』の絵を見たときに、日本の画家さんとは違う感じがしました。ジョンバーニンガムの絵本に出会ったときのような感覚に似ていました。 たくさんのはたこうしろうさんの絵本に出会ってみると、多彩で、テキストによって画風を変えており、最大限に文章を引き出す絵に仕上げているように思いました。だからこそ、多くの共著の絵本の絵に採用されているのだと思いました。絵本の中の子どもたちは、今にも動き出しそうで、心躍る気持ちにさせてくれます。 職場の学童クラブで最近読み語りしたのが『なつのいちにち』(偕成社)と『ひなたぼっこいし』(すとうあさえ作 福音館)でした。『なつのいちにち』の読み語りでは、ページをめくるたびに子どもたちが集中していく姿が見られ、クワガタがいるページをめくったとたんに「クワガタ!」と大きな声で、そこにいるように声に出す子がいました。『ひなたぼっこいし』は、学童クラブに年2回来る移動図書館で、子どもが借りて知った絵本でした。はたこうしろうさんの多彩さを感じました。人を主人公にした作品だけでなく、かなへびやへび、とかげまで愛嬌たっぷりに描かれています。この絵本の風景にも太陽に温められたいしのぬくもりのようにあったかい感じがしました。 『ぼくはうちゅうじん』(中川ひろたかぶん はたこうしろう絵アリス館)で描かれたキャンプの夜の星空が圧巻でした。100億個ある銀河を見事に表現しています。この絵本には思い出があります。2015年の山形の夏の集会で中川ひろたかさんの話を聞いた際に、この絵本の話をしてくださっていました。2023年に現在住んでいるあきる野市の自宅のすぐそばの図書館で原画を観ることが出来て、描かれた星の数に感動しました。なんだかご縁を感じた1冊でした。そのあとに、今回の講演のお知らせをいただきました。絵本の主人公に同化して、ドキドキしたり喜んだりできる世界が表現されているからこそ、子どもたちがその世界に入り楽しめるのではないかと思います。はたさん自身が少年の心を持ち続けて、好奇心旺盛な方だからかと、今日のお話が楽しみです。 『なつのいちにち』を読んで、2週間ぐらい経ったころ、虫取りが大好きな2年生のAさんが『なつのいちにち』をもう一回みせて」と言ってきました。熱中症指数が高くて全く外にでられない土曜日、普段より人数が少ない育成室を走っては私に注意され、少しするとまた走りまわり注意するのを繰り返したあとの午後でした。わたしがそう言ったら喜ぶことを知っていての行動だったかもですが。とってもうれしい「なつのいちにち」になりました。
2024.08.04
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