ヨリエルは魔法使い♪

ヨリエルは魔法使い♪

2005.10.19
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カテゴリ: 詩・本


近頃は寒くて
布団から手を少し出してるくらいでも寒い中
面白いのでドンドン読んでしまいます(笑)
日本のグリム童話みたい。
「注文の多い料理店」もとても素敵でしたよ。

今のところお星様を題材にしたのを
2篇、読み終えました。
昨日、「カイロ団長」に突入したところです。
そうです、寝る前読書はペース遅いんです(汗)
てか、それがいいのです。
味わって読んで行くのです。

「双子の星」は双子のお星さま
ポウセ童子とチュンセ童子が主人公です。
その名の通り、双子座のお星様です☆
前編と後編があり
後編では、イジワルな箒星の陰謀で海に落とされてしまいます。
そしてヒトデとなって
これから先、生きていかなかればいけなくなってしまいそうになります。
ところが、この双子たちは
今まで良い行いをしてきたので
海蛇の大様と、天の大様の計らいによって
無事に自分たちの家に帰ることができます。

「よだかの星」はとっても悲しい、
けど美しい物語です。
性格が良いにもかかわらず
その見た目からか、中途半端な名前からか
みんなにイジメられ、
煙たがられている、よだか。
よだかは羽虫を食べます。
ある日、よだかはやるせなくなって
夜空を気晴らしに飛んでいきます。
大きく口を開けるとドンドンと羽虫が入ってきます。
ふいに1匹の甲虫がよだかの喉に入って
ひどくもがきました。
そして、また一匹の甲虫がよだかの喉に…
よだかは無理に飲み込んでしまいましたが
急に泣き出してしまいます。

「あぁ、甲虫や、たくさんの羽虫が、毎晩僕に殺される。
 そしてそのただ1つの僕が今度は鷹に殺される。
 それがこんなにつらいのだ。
 (中略)
 僕はもう虫をたべないで餓えて死のう。…」

と、こういうセリフがあります。
私は、素晴らしい描写だなと思いました。
賢治はとても繊細で、自然の世界の中に
自分の世界観を見出していたんですね。

突然、泣き出してしまうことってある。
もうどうしたらいいのか
自分の色んな感情が飽和状態になってしまって。
大人になるにつれて
その涙の器は大きく大きくなっていく。
でも、それはもろいプラスチックでできてて
色は黒く塗られてたりするかもしれないし
本当はひび割れてて
そこから溢れ出しているんだ。
でも、その事に気づかないふりをする。

子供の頃の器はね
きっと、とてつもなく小さいんだろうね。
でも透明で、繊細で、頑丈なんだよ、きっと。
賢治は子供のままだったのかな?
私も子供のままだなぁ。
そんなことを考えました☆






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Last updated  2005.10.19 23:34:16
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