超ひも理論(Super String Theory)    二十一回@韓国ソウル

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2006.01.10
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カテゴリ: SixSigma


唐突ですが、質問です。

   (1)みなさんの通勤時間はどれぐらいでしょうか?
   (2)その通勤時間は毎日、必ず一定でしょうか? 

(1)の答えは、「どこに住んでいるか」によるわけですが、ほぼ全員の方が即答できたのではないかと思います。
さて、(2)の方はいかがでしょうか?「NO」という声を期待しているわけですが、家を出る時間、電車の混み方、 乗り継ぎのタイミングや天気などによって、通勤時間には毎日、微妙にプラスマイナスが発生している、 つまり「一定ではない」のではないでしょうか?

それでもおそらくみなさんは、(1)の問いに対して、「40分」「だいたい1時間半」などの回答を されていたはずです。この「40分」や「だいたい1時間半」というのは、 みなさんのこれまでの経験に基づく平均(値)です。 しかし、実際には、上記のような要因(家を出る時間、電車の・・・)よって、 みなさんの通勤時間にはバラツキが生じているのです(図1)。
03-1.gif

ここで1つだけ、説明を加えます。統計学や既にシックスシグマの 知識をおもちの方は読み飛ばしてください。図1右側にある青い釣鐘状の破線を 「どこかで見たことがある」という方は少なくないはずです。 これは、同じ種類のデータをたくさん集め、それを図上に展開した時に、 そのデータの「散らばり具合」をイメージしているものです。 一般的にこれを「データの分布」「分布状態を示す」といった表現をします。 この分布は、シックスシグマの語源とも関係あります。

シックスシグマのシグマは「σ」。この「σ」は、統計学において 「標準偏差」を示しています。「標準偏差」は、 先の分布の状態を表す尺度なのです。つまり今回、既に何度も登場している 「バラツキ」のレベルを示すことができる単位が「σ」ということになります。


 2つの会社があります。両社は同じ事業を展開しているライバル企業同士です。  そしてこの2社共に、受注をしてからお客様へお届けする納期を「8日」  としています。ところが実際には、A社では何と「3日」で納品している場合も  あれば「15日」もかっている状態でした。そしてB社でも同様に、  最短で「5日」、最長で「11日」というのが実態でした。

  もうお気づきだと思いますが、「8日」はそれぞれの実績の平均です。 そして現実の納期には、バラツキが発生しています。
 さて、みなさんが発注担当者であった場合、どちらの会社を評価するでしょうか?   納期の平均は同じです。しかし、バラツキ具合(分布の状態)が異なっています。  A社のバラツキの方が、B社よりも大きくなっています。  「バラツキが大きいほど悪い=経営にマイナスのインパクトを与えている)」と考えるのがシックスシグマです。  言い換えれば、シックスシグマでは「プロセスのバラツキを減らすこと」、  つまりプロセスのレベルを上げていくことを目標としているのです。

03-2.gif
 COPQの話を前回しましたが、  このバラツキこそがCOPQを生み出してしまう最大の要因なのです。  図2にその例を示していますが、従来、企業の多くでは一部を除き、  平均を管理してはいても、バラツキはそれほど重視されていませんでした。
  バラツキを重視していた「一部」とは、主として製造業の生産ライン関連です。 特に日本の製造業では、この辺の考え方は非常に進んでいます。 先に通勤時間を例にとりました。首都圏に住むサラリーマンにとっては、 通勤時間の数分の誤差は諦めなければいけない問題かも知れませんが、 先端技術を要求される自動車や電機などの生産プロセスでは、 「秒単位」のバラツキを気にしている企業も多々あります。

シックスシグマでは、COPQの削減を目的に改革を実施します。 つまり、経営に悪影響を与えているプロセスのバラツキを、 平均に加えた管理目標として取り扱っていくことになります。

多くの方がご存知の通り、ビジネス活動の多くは「釣鐘状の分布(=正規分布)」を するとは限りません。シックスシグマのブラックベルトなどの教育では、 この辺の数値処理の方法を学ぶことになります。 今回ここでご紹介したのは、基本的考え方です。 この基本的な考え方は、トレーニング受講前に、シックスシグマの基本を理解する上では 極めて重要な考え方ですので、忘れないで下さい。

参考:http://www.fc-tec.co.jp/SSRI/





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Last updated  2006.01.10 12:12:40 コメントを書く


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