超ひも理論(Super String Theory)    二十一回@韓国ソウル

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2006.02.20
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カテゴリ: 永住権への道


待つこと5分。

しかし私には 30分以上も待っていたように感じられた。


その間、例のロシア女性が 申請が終わったのか 今度は私の周りをうろうろしながら なんか話そうとしてきた。 しかし 如何せん私は ロシア語は1つしか知らない。

「ズドゥラストゥウィ-チェ」

そう、 コンニチハ これしか知らないのだ。 いくら色白で、 若くて、...でも これでは会話がもたない。 だいいち いまの私は そんなことをしている場合じゃ ないのだ。 ひたすら 無視することにした。


そしているうちに、審査員の席のほうで 私の用紙を手にした若い女性の動きが にわかに活発になってきた。

なんかやってる。

と思っていると、 さっき1階にいた アルバイトらしい男性が いつの間にかその女性と一緒に なんかやっている姿が目に止まった。



と思っていると、その若い男性が なにか持って 私たちが待機している側に向かってきた。

私になんか言うのかな?

と思ったが しかし彼は何も言わず、 私の目の前を過ぎ去っていく。

たまりかねて私が

「どうなんでしょうか?」

と聞くと、

「ついて来てください。」

と返事をしてきた。

なんだ。 私が言わなかったら そしてついていかなかったら どうするつもりだったんだ。 と つい口がとがるのを感じたが、 しかし ここが正念場、 とにかく ついて行こう、と思い、再度 1階に戻るため 階段を降りていった。



最後の幕は あっけなく降りた。



1階につくや否や、



と言いながら その若い男性は 領収確認リストとボールペンを 私に手渡し、 一緒にパスポートと、そして 「F-5」と印刷されてある レジストレーションカードを 私の前に差し出した。


サインを終え、その場で カードに刻まれている「F-5」という記号を確認した。

次に パスポートをめくった。 そう、ここにも F-5の ハンコがあるはずだからだ。 そう思いながら 入国、出国の ハンコの押してあるページをパラパラと めくりながら 最後のページを見開いた。 だが、ねらいのものは見当たらない。 あれっ? ないぞ?



落ち着け、落ち着け、必ずあるはず。



そう言い聞かせながら、今度は1枚1枚 パスポートを逆にゆっくりめくった。



「ビンゴ! マンセイ!(万歳!)」と心の中で叫びながら 私はゆっくりドアを開け、外に出た。

今日はポカポカ陽気だ、もう 春が すぐそこまで近づいている。
そのせいなのか、あるいは 最後まで緊張したせいなのか 外に出ると急に  作業服ににじんだ汗が感じられた。

11月25日から始まった この戦い、 88日目で やっと結末を見た。

とにかく長かった。 

でも 全ての戦いがそうであるように、 勝ったものには 今までの苦労は むしろ ほろ苦い思い出となって 私を 酔わせてくれる。

ほっとして、思わずため息をついた私の背中を、暖かな春の日差しが、優しく包みながら こうささやいた。

「ごくろうさま。」
(終わり)


【PS】

長い間 ご愛読(写真鑑賞?)していただきました皆様、本当に ありがとうございました。

心から感謝いたします。

以上を持ちまして 「永住権への道」は 最終回と させていただきます。

なお、 この内容は 全て ノンフィクションです。

すべて 真実をもとに 書かれております。

従いまして もちろん登場人物も 全て 実在しますし、私も 永住権を 無事 手にすることができました。

めでたし めでたし...

では また (*^o^*)/~





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Last updated  2006.02.22 12:00:25 コメントを書く


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