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2020.07.22
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カテゴリ: 美容
夜、どうしても眠れないときは、睡眠薬の力を借りたくもなります。でも睡眠薬って、ちょっと怖いイメージがありますよね。

テレビドラマでは、睡眠薬を飲んで自殺する、というストーリー展開が今でも登場します。

でも、「睡眠薬で自殺」というのは、昔の話で、今の睡眠薬では無理です。 


1980年代まではバルビツール酸系睡眠薬が主流でした。この薬は催眠効果がでる血中濃度と、呼吸が止まってしまう致死量にあまり差がありませんでした。

だから、医師に処方された2週間分の薬を一度に飲むだけで、生命に危険が起こる可能性がありました。ちなみに、芥川龍之介は、バルビツール系睡眠薬で自殺したと言われています。 


現在、医師に処方される睡眠薬の大半はベンゾジアゼピン系または非ベンゾジアゼピン系の薬です。これらは、催眠効果は強いものの、危険な副作用は少ないという特徴があります。たくさん飲んでも長く眠るだけで、死ぬ危険はほとんどありません。

ここがバルビツール酸系睡眠薬と違う点です。 


ついでにもっと怖い話をしてしまうと、2010年には、鳥取県や首都圏で、睡眠薬を飲ませて殺人を犯した女性が逮捕されました。この報道を見て、「睡眠薬で殺人事件を起こせるのか」と驚いた人も多いかも知れません。 

鳥取県の連続不審死では、複数の男性が川や海で水死し、遺体から睡眠薬の成分が検出されました。



また、火事で焼死した男性の遺体から、トリアゾラムなど睡眠薬の成分が検出されました。警察では、容疑者の女性が睡眠薬を飲ませて死亡させた可能性があるとして、捜査を続けています。 


しかし、事件に睡眠薬が使われたことは明らかであるものの、薬の作用だけで死亡したわけではなさそうです。前述のとおり現在処方されている睡眠薬は、それだけでは人を死に至らしめることはできないからです。 


とはいえ、使い方を間違えると、危険となる可能性もあります。

睡眠薬を飲むと、そのあとしばらく記憶がなくなることがあります。

意識がもうろうとなるので、うっかりすると転んでけがをしてしまうかもしれません。また、睡眠薬でもうろうとしている状態で山に行ったり、海に入ったりすれば、危険は高まります。

飲むときは他に何もしない。あとは眠るだけ、という状況を作ってから飲むようにしましょう。 


眠るときにアルコールを摂取する、という人がいます。

しかし、睡眠薬と飲酒、どちらの方が健康に対する害が大きいかというと、実は飲酒の方です。

アルコールは飲み続けると次第に効果が弱まるので、自然と飲む量が増え、アルコール依存症に陥る可能性があるからです。 


アルコールと一緒に睡眠薬を飲むのはもっと危険です。

ペンゾジアゼピン系および非ベンゾジアゼピン系睡眠薬は、単独なら安全ですが、アルコールと併用すると薬の効果、副作用が強く出てしまうためです。






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最終更新日  2020.07.22 09:34:55
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