June 7, 2006
XML
ここ数日、今度、とうきょう子育てねっとと、こども未来財
団で実施する協働フォーラムの打ち合わせもかねて、厚生労
働省の少子化対策室の度山さんのところとか、杉並区役所の
田中徹さんのところとかにお邪魔しているのだけど、いろいろ
話をするにつけ、ああ、やっぱ、「モノより思い出」、
「カネよりサービス」なんだよなーという思いを強くしている。

「経済的に苦しい」と、乳幼児を育てている親たちは言って
いるらしいんだけど、子育てで最も経済的に苦しい時期は
子どもが高校生、大学生になったときだ。

らしいじゃないか)。

でも、猪口大臣が言っているのは、乳幼児手当てでしょ?
苦しいのはその先なんだけどなあ・・・・


東京新聞に横浜市の副市長の前田正子さんに取材して
書かれている記事が出ていたので、全文をここに紹介
したいと思う。

お金がほしいという気持ちはとってもよくわかる。
あれば、あっただけほしい。
でも、それを確保するには、どこからか財源を持って
こなければならないのだ。
その財源は、当面は税金ということになる。


指摘している通りだ。
でも、みんなにばらまくんじゃ芸がないでしょ、と思う。

独身者とか、我が家のように乳幼児のいない家族など、
乳幼児手当てにかかる税を負担する、子育てに関係ない
人たちにきちんと説明できるのだろうか?


もが増えるってか。わたしたちの貴重な税金をそんなこ
とに使ってほしくないな。虐待対応とか、本当に今まさに
ケアを求めている子どもに使ってほしい)


数字が出てきてわかりづらいかもしれないけれど、
子育て中の人は、ぜひ、下記の記事を読んでほしい。

そして、この限られた国の財源のなかで、自分たちが
望む支援とはいったい何なのか、自分たちのためだけ
ではなく、子どもたちのために考えてほしいと思う。



・・・・・・・・・・・

(東京新聞記事より)

産みたい育てたい
乳幼児に新たな手当は必要?

 乳幼児に新たな手当が導入されれば必要となるお金は4000
億円。少子化対策の一つとして、ゼロ歳から三歳未満対象の手当
の是非が議論になっている。しかし、そのお金があればむしろ優
先すべきなのは、「地域で必要とされる子育て支援の整備」と指
摘する声が出ている。市の人口日本一の横浜市を例に考えてみた。
 (岩岡千景)

 「手当」という政策について、本年度から拡充された児童手当
から見てみたい。

 支給額は月に第一子・二子が5千円、第三子以降は1万円。
対象児童はゼロ歳-小学三年までから六年までへと拡大され、
所得制限も子ども二人のサラリーマン世帯の収入ベースでおよ
そ780万円から860万円まで緩和された。

 その結果、対象児童数は約370万人増の約1310万人
となり、支給総額は約8580億円と、新たに約2160億
円増える見込み。

 人口約360万人の横浜市の場合、支給総額は、制度改正
前の昨年度で約132億円だったのが、本年度は約205億
円と、一気に約73億円も増えるという。

 その一方、国から地方に税源移譲する三位一体改革で、
手当の国庫負担率が三分の二から三分の一に減額され、
市の負担分は昨年度の39億円増の57億円になる。

 この自治体の負担増は、たばこ税と地方特例交付金でカバー
されることとなっている。だが、本当に国から十分な税源が
移譲されるかどうかは、まだ分からない。

 児童手当の拡充分のお金があったら、一体何ができるのか。

 市の「地域子育て支援拠点整備費」は本年度、新設4カ所
と既設1カ所で2億3千万円。NPO法人や社会福祉法人に
委託し、スタッフに育児相談もできる「地域子育て支援拠点」
は1カ所当たりの運営費で3千8百万円、親子が集まれる
「親と子のつどいの広場」(会費制や既存施設を利用)は
250万円を予算化している。

 現代の子育ての大きな問題は、核家族で近所づきあいもなく、
育児の不安や負担感を母親が独りで抱えがちなこと。そんな母
親に安心できる居場所を提供する事業だ。

 手当拡充分の10分の1の7億円があれば、子育て支援拠点
が年に18施設増やせるという。

 政府の少子化社会対策推進会議の専門委員である前田正子
同市副市長は、 「拡充分の一割でも子育て支援拠点の整備に
回せば、孤立しているお母さんたちの状況は格段に変わる」

と説明する。

 乳幼児への児童手当の加算という考えも出ているが、予算
はどの程度必要となるのか。

 市の試算では、毎年約3万3千人の子どもが生まれ、仮に
10万人に年12万円(月1万円)を支給すると、新たに
120億円がかかる。

 市は「待機児童ゼロ」を掲げ、昨年度までの三年間で認可
保育所を101カ所(約8000人分)増設した。財政難が
続く中、これに要した毎年の予算は約60億円。手当はその
倍に相当する額だ。

 総務省が四日まとめた人口推計で全国のゼロ歳-二歳児は
約三百三十万人。仮にすべての乳幼児に手当を月一万円支給
すると、費用は年間約4千億円に及ぶ。月5千円でも約2千
億円となる。


は確か。しかし、高齢者関連予算も膨れ続け、限界がある。
そうした中では、少子化対策で財源の使い道に優先順位をつ
け、まず行政にしかできない仕組みづくりに配分すべきでは
ないか」。前田副市長はそう指摘して、続けた。

 「虐待が増え、児童の安全が脅かされる中、若く育児力の
弱い親へのケアや放課後児童対策の充実も急務。
だが、手当という現金給付

事業を圧迫する可能性があることを知ってほしい」




■4000億円で、全国に何ができる?

▽子育て支援拠点(既存施設を利用)→約1万500カ所

▽親と子のつどいの広場(国基準の運営費1カ所600万円
で試算)→約6万6600カ所

▽認可保育所(90人規模)→約3100カ所


 まえだ・まさこ 早稲田大卒業。第一生命経済研究所ライ
フデザイン研究本部・主任研究員を経て、二〇〇三年から横
浜市副市長。著書に『子育ては、いま』(岩波書店)など。
46歳。








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  June 7, 2006 08:41:22 PM
コメント(7) | コメントを書く
[杉山千佳(子育て環境研究所)] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Profile

4つ葉プロジェクト

4つ葉プロジェクト

Category

カテゴリ未分類

(92)

4つ葉プロジェクト+からのお知らせ

(42)

飛び入り参加。賛同人のコーナー

(111)

杉山千佳(子育て環境研究所)

(1000)

中村美香子(さんさんぷろじぇくと)

(39)

當間紀子(子ども幸せ研究所)

(79)

山田幸恵(Home Start Japan)

(45)

松田妙子(NPO法人せたがや子育てネット)

(101)

今井豊彦(保育関係/小5・小3の父)

(65)

井出崎小百合(オープンハウス童楽)

(20)

いしやまきょうこ(子育てサークルamigo)

(76)

武田ひろみ(4児の母)

(28)

横浜市在住 小1と年少の母

(19)

葦澤美也子(Sereno)

(64)

川越在住、双子のワーキングマザー

(22)

「子ども・子育て」関連記事から

(5)

山田麗子(「遊育」副編集長/扶養なし)

(12)

市川望美(世田谷子育てサークルamigo)

(20)

中橋えみこう@わははネット

(4)

宇治だより 迫きよみ

(12)

NPO松戸子育てさぽーとハーモニー石田

(15)

青い森から 沼田ひさみ

(9)

福岡柳川より 森郁子

(25)

新潟県より 椎谷照美

(15)

子育て支援総合コーディネーター草薙めぐみ

(20)

めだかfrom冒険遊び場

(14)

北九州から古野です!

(4)

小原聖子・新宿・ゆったりーの

(8)

北海道より中谷通恵

(7)

山梨チーム参上!

(10)

月末男☆西川正(ハンズオン埼玉)

(11)

林恵子(福井県敦賀より)

(13)

佐々木久美子(秋田・メリーゴーランド)

(5)

長崎県雲仙市桑田久美子

(4)

コマームスタッフより

(15)

愛媛・山里通信 鷲野陽子

(4)

Comments

つばき@ Re[2]:【妊婦さん堂々と障害者用駐車場を使えますよ】(07/20) はりまであいあいのBEKKIさんへ その気持…
つばき@ えええ 身障者の車椅子ユーザーからするとかなり…
はるか@ Re:極低出生体重児の親の会に参加(05/14) 何グラムで生まれたかって、別に未熟児で…
村松利安@ Re:PTA活動やってます(浜尾朱美)(09/14) ブログと無関係な案件で失礼します。昔、…

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: