ほんとの日々

ほんとの日々

2024年06月16日
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2024朗読「二十歳の原点」ヴィオロン公演の感想(抜粋)です。



学生の頃に『二十歳の原点』を知ってから読めずに十年以上が経過し、
このたび朗読で接することができ嬉しいです。



子どもの頃、姉の本棚にこの本があったのを覚えています。
大人になった自分と
新たに出逢わせて下さってありがとうございます。
二十歳の女の子が自分の内側から抜け出そうとしている苦しさと、

それは私にとって確かに希望や夢を感じさせてくれます。



共感できることが多々ある。
悦子の青春に希望と絶望が合わさっている。
だから読みつがれていく意味がある。



親子関係がもっとも難しい世代だったのも不幸だったかなと。



自身をごまかしながら生きていくのは、ちょっと苦しいことなのですね。
今の時代、1969年頃と似てるのかもしれません。
でもそれを知らされない人も多い。




「青春を失うと人間は死ぬ」この響きが本当に大好きで
今回も聴けて嬉しかったです。



今回は、また新たな印象で、力強さを受け取った気がしました。



もう4度目?です。
この公演のご案内をいただくともうこの季節だなと思います。
今回はつい先日、TVで学生運動のドキュメンタリーを見たので
またちがう気持ちで聴きました。



青年期の人間の不安定な心の揺らぎ、
彼女の若い魂が人生の暗鬱に落ち窪んでいくのを
まざまざと感じました。
僕も20歳の時分はまさにこうであったと
青年期の自分を俯瞰している自分に気づいたりしました。
初めて朗読を聴かせていただいた19歳の頃から
ちょうど5年が経ちましたが、
また新たな聴き方ができたようで、聴けてよかったです。



今年も会いに来ました。
そしてやはりここまで一人であること、
だからこそ誰かと触れ合いたいと願うこと、
そして大きな力に流されてはならないことを知っていながら、
なぜ、と思ってしまいました。
それが分からないからこそ、またこれからも考えるのだと思います。
そして思うのは、とうとう悦子の三倍生きてしまったが、
これからも不様に生きてやるということです。



去年よりこの朗読会に参加しています。
重い話ですが、聴き続けていきたいです。



始めて読んだ20代に理解したくない気持ちを強く持ったことを思い出した。
一人の人間のうちの深さとそれを言葉としてぶつけている、
表現できていることへの嫉妬心、
曖昧にしている自分の中のジレンマが
そういう気持ちにつながっていたのだと
今回は改めて気がついた。



ヘンな質問ひとつ。
玲さんは『二十歳の原点』を何冊持っていますか。
それぞれの版にいくつもの想いがあることでしょう。
それらが地層のようになっていることでしょう。



今年の悦子さんには羨ましさを感じました。
二十歳のままのあなたの熱量、苦悩などを感じ、
自分の年と共に感じ方の衰えを感じ、
自分の年とともに感じかたのオトロエに
なんとも寂しくなります。
段々と枯れて行く自分の行く先はいずこという感じがします。
その先あなたについて行けなくなってしまうのではとオソレます。



恥ずかしながら二十歳の原点という本については何も知らずに
ただ何となく面白そうだなと思って参加したのですが、
期待していた以上に素敵なお話で感動しました。
私は現在20歳なのですが、
50年以上前の20歳の人と同じような悩み、
考えを持っていることに驚きました。
孤独感、熱中する何かを見つけられないこと、
恋愛、家族との関係など
共感する話ばかりでした。
素敵な本にめぐりあわせて下さりありがとうございます。





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最終更新日  2024年06月19日 16時40分03秒
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