君へのメッセージ

君へのメッセージ

2012.01.17
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祐二の病室に入ると、まず隣のベッドのおじいさんに挨拶する。いつも目が優しい。
「夜迷惑をおかけしてはいませんか」と声をかける。
「病気だから仕方ないよ」「すみません。よろしくお願いします」

どれほどのやかましさなのか分からないが、外泊で家に帰ってきた時は、よく眠っているように見えたのだが。おじいさんの安眠妨害のないような夜であって欲しい。
「夜騒いでいないかい」ときくと、分かったような顔をしてうなずく祐二。

ところで、この頃の祐二の言語のリハビリは、確かに後退している。活気がない。新鮮さを求めているのではないと思うが、今まで出来たことが全てできない、というかやらない。いやな顔をしたり、目をつむってしまう。先生に申し訳ない。どうしたんだろう。
お父さんとも私ともやる気を見せない。
スランプなのかなあ。やたらに腕を掴んで爪を立てる。困ったものだ。

なんだか手の動きも性格も荒くなったように見える。


高次機能障害のためかもしれない。良く表情が固まることがあるが、前のように眼振は少なくなったようだ。
良いこともあれば良くないこともある、か。





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最終更新日  2012.01.17 22:57:07
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