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2006年09月20日
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カテゴリ: グループホーム


優しい気持ちになるぐるみ
A子ちゃんへのプレゼント、
『プリモプエル』 に続いて、今度は犬のヌイグルミ。
と言っても、おしゃべりするものではなく、
友達に作ってもらった手作りのもの。
実は、我が家の愛犬のそっくりさんだ。

A子ちゃんは小さい頃に犬に噛まれた経験から
もともと犬があまり好きではなかった。
でも、息子夫婦が飼ってる犬なので、
特別邪険にするわけでもなく、
自分には噛んだりしないという安心感から
それなりに可愛がってくれてた。
一緒に住むようになってからは、
犬と散歩をする楽しみを覚え、
日に日になついてくる可愛さを知ったようだ。
特に1匹のほうは、
毎晩A子ちゃんの膝の上に乗り、
撫ぜてもらうのが日課になっていた。

そして昨日、A子ちゃんのところに持って行った。
だがA子ちゃんは、もうすでに目の前に見えるもの(人)じゃないと、
そう記憶に残らないところまで症状は進んでる。
2匹の存在すら頭から消えていてもおかしくないのだ。
今説明して渡したとしても、私達が帰った後で
自分のじゃないと混乱するのは目に見えてる。

で、初めに施設の人に、どういう経緯の縫いぐるみかを話し、
都度何度も説明して教えてあげて欲しいと頼んだ。
部屋に置いて帰ろうかと思ったが、渡し方もお任せした。

すると、上手いタイミングでぬいぐるみをA子ちゃんに渡しながら
『可愛がっていたんでしよう~私にもこの子達を紹介してください』 って・・・
A子ちゃんは、 「え~?」 と言いながらも
施設の人に誘導されながら途切れ途切れ話し出した。
「息子夫婦が飼ってるワンちゃんで、
私はあまり犬は好きじゃなかったんだけど、
他の犬はやっぱり恐くてダメなんだけど、
この子達だけは可愛がってたの。
良く私の膝の上に乗ってきて・・・撫ぜてあげてたの」


多少、私や施設の人が記憶の手伝いはしたものの、
意外にも思い出したよう・・・いつもの作り話じゃない。
A子ちゃんは、嬉しそうに縫いぐるみを指でなぞりながら
名前を復唱してた。
ひとつひとつ思い出したかのように・・・

で、 『はづき、ちょっと太ったんじゃない?』
A子ちゃんそれはただの縫いぐるみだよ~(爆)

A子ちゃんが家に居た頃は、とにかく機嫌良く、
何事もなく1日が終わればと、
認知症を進ませない努力が出来なくなっていた。
工夫する気持ちの余裕もなかった。

「私達はA子さんが自分らしく過ごせるよう、
少しでも今のままでいられるようお手伝いさせていただきます」

入所前、施設の方が言ってくれた言葉だ。
在宅では出来なかった事を・・・
しみじみ良い施設にめぐり合えたと思った。

おまけ~手書きハート
この縫いぐるみがきっかけで、
グループホームに愛犬を連れてきても良い事になった。
次回A子ちゃんがどんなリアクションするか
楽しみである。ぺろり


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最終更新日  2006年09月20日 19時53分40秒
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