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Jan 13, 2010
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カテゴリ: 観る・読む・聴く





生誕100周年ということで太宰治の本がたくさん書店に並んでいたり、映画化になったりしていますね。
でも私は太宰治の作品は「走れメロス」ぐらいしか知りませんでした。
たまたま友人との話の中でこの本の中の「饗応夫人」が私に似ているという話から借りることができました。


「饗応夫人」の主人公が私に似ているかどうかは別にして、「この本は女性が書いたのでは?」と思えるぐらい女性の細やかな心の動きが表現されていました。
そして女心を見抜きすぎるぐらい見抜いていて、ある意味ぞっとしました。
文章も人を見る目も優しいのですが、その視点の鋭さが読み終えた時にぞっとさせるものがあるんです。


どの作品も素晴らしく甲乙つけがたいですが、私の好みでいくと「葉桜と魔笛」、「千代女」、「皮膚と心」の三作品をあげたいと思います。

「葉桜と魔笛」では切ない乙女心とその家族の深い愛、手の内を全てストレートに書いているのではなく、最後は余韻を残して書いてある技法。
「千代女」は思春期の女性の複雑な心境。大人への反発心もあり、自分自身の葛藤もあり、でも人生こんなものかなとちょっと皮肉ったラストの演出。

どれもあっぱれといわざるを得ない作品です。


この本の感想を貸してくれた友達に熱く語ったお陰で結局この本を手元に置いておくことができました。
これを機に他の太宰作品も読んでみたいと思っています。





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最終更新日  Jan 13, 2010 08:41:41 PM
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