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↑これが中国の母子手帳です。お義母さんがつばめの代わりに東城区衛生局に行ってもらってきてくれました。大きさはB6サイズで、毎回の定期健診や分娩記録のページのほか、妊娠初期~後期、出産後の注意事項が書いてあったり、妊婦体操、分娩の進み方や陣痛時におすすめの姿勢、おっぱいのあげ方、赤ちゃんマッサージの仕方など、まるで一冊の妊娠・出産・育児の教科書のよう。中国では本を買えない妊婦さんもいるだろうし、母子手帳が最新事情を教育する教科書代わりという面もあるのかもしれない。子供が生まれてから6歳までの記録ができ、その時期時期の注意事項や予防接種などの案内もある。ところでこの母子手帳、無料ではない。1冊50元(約750円)である。安くないと思うが、出産後、この母子手帳を持ってちゃんと届けをしに行ったら、その50元は返してもらえるらしい。保証金を取って、ちゃんと届出をさせようという戸籍管理を徹底させる手段のひとつなのかな。ほんとはつばめが衛生局に行かないといけないのだろうが、お母さんに代わりに行ってもらったため、つばめの身長や体重、血圧などは、適当な数字が書かれている。身長170cmなんて、実際より10cmも高くなっているけどいいのだろうか。とにもかくにも、満3ヶ月以降から毎回この手帳を持って病院で検査を受けることになる。流産の危機が去ったばかりなので、母子手帳をもらって、ちょっと気分ウキウキです。
2008/04/10
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先日、日本帰省の前に、中国最大のネットショッピングサイト「タオバオ」で夏の帽子を購入しました。日本で海水浴に行く予定だったので、持っていこうと思ったのですが、買ったのがギリギリだったので、結局間に合いませんでした。そして、1週間の旅行が終わって北京に戻ってみると、帽子が届いていたのですが、3つ購入したはずが箱には1つしか入っていません。おかしいと思って、タオバオのチャットでショップに確認してみたところ、「帽子が入っていた外箱はありますか?」と聞かれ、もう捨てたと答えたら、「その外箱に貼られた伝票がないと何も確認できない」という。ネット上に運送会社の名前や伝票番号の記録もあるし、何日の何時に受け取ったまで追跡して分かる状態なのに、なぜその外箱に貼った伝票がないといけないのかと聞いたが、どうしてもその伝票がいるとのことで、伝票番号を伝えても、調べられないの一点張り。品切れしていて、2回に分けて送った可能性はないのかと聞いてみたが、私が頼んだ3つの帽子はずっと品切れはしていないという。それなら、こっちには届いていないのだから、確実に注文荷物を詰める時点でのミスだと思うのだが、とにかく、3つ注文した帽子が1つしか届かなかったという「証拠」がないと、ショップはまず何もしてくれないのだ。私もうかつだった。届いた時点で小さな箱に一つだけ帽子が4つに折り畳まれて入っていた写真と、その箱に貼られた伝票の写真を撮っておけば、それが証拠となって、届かなかった残り2つの帽子を後で送ってもらえたかもしれないが、当時、その外箱を証拠として残しておくという発想に至らず、伝票番号さえ分かれば処理できるはずだと考えたつばめが浅はかだった。(日本人的な考えの甘さで、今までどれだけ苦い思いをしてきたことか。それでも日本的な思考回路から抜け切れないつばめ。。。)日本だとこのような場合、すぐに徹底的に調べ、それでも分からなければ、会社としての信用と評判を重視して、謝罪とともに、速やかに客が「届かなかった」と言っている商品を追加で送ってくる等の対応が一般的ではないかと思うのだが、どうなのだろうか。その前に、商品の出荷ミス、運送ミスがほとんど起こらない(起こったとしても必ず遡って調べられる)システムになっているから、そういう問題が発生すること自体がほとんどないのだと思う。しかし、ここは中国、そんなシステムもまだ発達しておらず、そのうえ信用なんてものは成り立たない社会にあって、たとえ会社のミスだった可能性がどれだけ高かったとしても、会社の責任だというはっきりした「証拠」がないと、何もしないのが普通だ。つまり、「届いているのに届かなかったといって商品を二重に騙し取ろうとしている客」という疑いもぬぐえないということだ。確かに、受け取り時点で注文した全ての商品が揃っているか確認してから受け取りサインをすべきだったと言われればその通りかもしれないが、実際商品は1つしか届いておらず、どんなに届かなかったといっても信用されず、嘘を言っているのではと疑われているということだから、つばめとしては非常に不愉快だ。注文してお金も払ったのに商品は届かず、しかも手間と時間をかけて連絡したあげくに、そんな疑いまでかけられるなんて。どんなに説明してもらちがあかないのでつばめは落胆したが、どうしようもなく、あきらめるしかなかった。つづく。↓8月19日の北京の朝の空。 お盆を過ぎる頃から、昼間はまだ夏でも朝晩に秋の気配。。。 照片 1151 posted by (C)つばめ照片 1148 posted by (C)つばめ
2016/08/23
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中秋節のとき、家庭教師の女の子に、「月が出てくる有名な詩を教えて」というと、「静夜思」を教えてくれた。月といえば、この詩らしい。私もこの詩が大好きで、唐詩の中で、初めて覚えた詩だ。「『静夜思』の他に、月で有名な詩は?」と聞くと、彼女、ちょっと考えて、「春江花月夜」と答えてくれた。春の詩なので、ちょっと季節と違うなー、と思いつつ、詩を書いてもらうと、これが美しい。 春江花月夜 (張若虚)春江潮水連海平,海上明月共潮生。艶艶随波千万里,何処春江無月明。江流湾転曉芳淀,月照花林皆似霰。空里流霜不覚飛,汀上白沙看不見。(_線の漢字は当て字) 春江花月夜 (張若虚)春の長江の潮は海に平たく連なり、海上の明月は満ち潮とともに上る。あでやかな月光がさざ波とともに千万里に広がり、春の長江は月明かりに満たされる。河の流れはゆったりと曲がりくねってかぐわしき中州を巡り、月明かりが中州の花林を照らしてまるで氷粒のようにすべてが白く輝いている。空気中をゆったりと流動する霧はその存在を感じさせないが、中州の白砂はかすんで見えない。(以上、つばめの解釈)春の月夜、海に連なる長江の雄大な流れのそばにたたずむ作者。さざ波の上に月明かりがどこまでも広がっている情景が目に浮かぶようだ。霧を含んだしっとりとした空気、そこに漂うかすかな花のかぐわしき香り。花咲く中洲、それを白く照らす月光。どこからともなく漂ってくる霧がすべてを包み込んで・・・この詩のこの部分が好きっていうのはあるけど、この詩は一行一行が匂いたつように美しい。絵のような情景、色、香り、感覚までも呼び起こす中国の唐詩って、すばらしい芸術だ。これを中国語で読むと、韻を踏んでいて音楽のようなリズムをかもしだす。いい作品は、どんなに時が流れても人の心の奥まで震わす力がある。実はこの詩はとーっても長くて、これは出だしのほんの一部分なんだって。後に続く部分は、どんな情景が描かれているのか物語の絵本を開く前のように、とっても楽しみです。
2007/09/29
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→「タオバオで注文した商品が一部しか届かない、どうする?」 のつづき。さて、注文した3つの帽子を注文したのに、1つしか届かず、ショップに連絡したが調べられないの一点張りで、どうしようもなく、あきらめるしかなかったつばめ。タオバオでは、購入した商品に良い、普通、悪いの評価と感想コメントをつけられるようになっているのだが、つばめは届かなかった商品2点に悪い評価をつけ、「注文して楽しみに待っていたのに、結局商品が届かず残念」というコメントを書き込んだところ、すぐにショップからタオバオ内チャットで連絡が来て、「5元返金するから、悪評価を取り消してほしい」という。ほうっておくと、「不愉快な思いをさせてすみません、7元払いますから」というコメントとともに、評価の削除の仕方まで丁寧に説明してある。「7元なんていらない、注文した2つの帽子を送ってください、 帽子を注文して、お金も払ったのに帽子が届かず、 届いていないといくら言っても信じてもらえないのだから、 悪評価をつけるしかない」とチャットで返すと、「うちは薄利多売の商売で本当に経営は容易でないんです、 10元返金するから、何とか悪評価を変更してほしい、 変更じゃなくて、削除するだけでよいので。 私たちの至らなかったところは改善しますから、 これを機に友達になったと思って、助けてください。 削除してくれたらすぐに10元返金します」と懇願のレベルの返信が。(そういうマニュアルは、あるのかもしれません。)ネットで商品を購入する際、多くの人は評価を見てその商品やショップを判断するため、悪評価というのは商売に直接響くので、ショップは悪評価には非常に敏感だ。しかし、お金で評価を買うようなやり方はつばめにはどうしても受け入れられない。だいたい、頼んだ商品を送ってくれなかったショップと、どうやったら友達になれるというのか。「自分のショップのやり方が正しいと思うのなら、 私に10元などくれないでください。 私も、商品が届かなかったというのは本当だから、 そんなお金は受け取れないし、悪評価も取り消さない。 もう連絡しないでください」と言ったのに、それからも、評価が変更できる期限ギリギリまで毎日のようにお店を助けると思って10元を受け取って悪評価を削除してほしいというチャットが届き続けた。実はこのようなネットショッピングのトラブルというのは中国ではしょっちゅうといっていいほど頻繁にあって(注文したのと別の商品が届いた、写真と違う、傷物が届いたctc.)、そのたびにつばめは怒り、中国人の夫は「まぁまぁ」と慰める。夫は、「まぁもういいじゃないか」、たいしたものじゃないんだし、届かなかったら届かなかったであきらめたら、というふうなのだが、納得できないつばめはあくまで(日本的な)筋を通そうとして、結局自分が疲れ果てて結果は何もいいことなし、というパターンが多い。郷に入っては郷に従え、中国では理不尽な目に遭っても、さらりと受け流せるようにならないと毎日がストレスの連続だと思うのだけど、10年以上中国に住んでも、やはり夫のような悟りの境地!?には至れないつばめなのでした。皆さん、中国でネットショッピングしたら、届いた時点ですぐに箱を開けて中身を確認してから受け取りのサインをしましょう。(まぁ、なかなかできないけどね!)万一の時のために、しばらく外箱と伝票は取っておきましょう。証拠としては写真を撮っておくことも有効です。それでもトラブルになったら、、、つばめのように時間と手間をかけて店と連絡をとっても、結局得られるものはあまりないので、いさぎよくあきらめて、不愉快なことはサッサと忘れたほうが結局自分のためかもしれませんね(苦笑)。そんな嫌な思いをするリスクまで犯してまでタオバオでショッピングするのは、やはりネットショッピングがほんとに手軽で便利だからです。何か買いたいものを思いついたら、スマホ版タオバオで検索して、ついワンクリックで買っちゃいます。しかし、あまり高価なものは買ったことがありません。やっぱり、何が起こるか分からないので、怖いですね。↓先週、家族で河北省の親戚の家へ。 上の子だけ置いて、私達は戻ってきました。照片 1120 posted by (C)つばめ照片 1121 posted by (C)つばめ↓柿もたわわに実ってます。照片 1125 posted by (C)つばめ↓葡萄は収獲の時期。照片 1136 posted by (C)つばめ照片 1111 posted by (C)つばめ照片 1117 posted by (C)つばめ照片 1138 posted by (C)つばめ照片 1118 posted by (C)つばめ↓ヒョウタンも。照片 1127 posted by (C)つばめ
2016/08/24
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うちのふたり目ちゃん、中国戸籍は登録していないので中国パスポートは作れないのですが、中国国籍はあると言われ、中国の出入国には通行証というのを利用しています。通行証の有効期限は3か月の1回使い切りです。たしか2011年ごろだったか、ふたり目ちゃんが通行証で中国を出国して日本へ行き、期限が切れた場合、日本の中国大使館で通行証の再発給はできるか、と東京の中国大使館と大阪の中国総領事館に問い合わせたことがありますが、東京、大阪ともに、答えは、日本では日本パスポートがあれば日本人という扱いなので、通行証の発給や延長はできず、日本パスポートに「中国ビザ」を取って中国に入国することになると言われました。つまり、中国では中国国籍があると言われている子供でも、日本の中国大使館等では、日本パスポートがあれば普通の日本人と全く同じ扱いで中国ビザを出します、という話だったのです。(ちなみに、日本で中国ビザを取って中国に入国しても、この子には中国国籍があるから、ということで中国でその中国ビザの延長をするのは不可。在日本中国大使館と北京出入国管理処の対応には矛盾があったのです)。ところが最近、こんな話を聞きました。2006年に深せんで生まれた日中ハーフのお子さんで、通行証を使って中国を出国し日本に長期滞在。お子さんは中国戸籍は登録せず、日本国籍のみ。そして2013年の現在、再び中国に1か月ほど里帰りをしようと在日本の中国大使館に中国ビザを申請しようとしたところ、そのお子さんの日本パスポートに中国ビザを取った形跡がない、ということで、中国ビザの申請はできないと言われたそうです。(中国ビザではなく「旅行証」の申請になるのだそうです)中国ビザが申請できないということはつまり、お子さんには中国国籍が認められる、ということかなぁ?ちなみに、この方には、2004年深せん生まれの上のお子さんがいらっしゃり、上のお子さんは、中国ビザを取得した形跡があるからということで、今回も無事中国ビザが申請できたそうです。中国戸籍を登録していなくても、親の一方が(外国の永住権を持たない)中国人であれば、その子には中国国籍はある、などと言われ始めたのは、北京では2008年ぐらいからと認識していましたが、この方のお子さんは、2006年生まれ。中国戸籍も登録していないのに、どうやら二重国籍者扱いの模様。深せん生まれだからかなぁ。。。南の方では、北京とかより早く「通行証」が使われていたようですし。そして、中国ビザが出るか出ないかは、以前に中国ビザを取った記録があるかないかで決まるというのも、不思議な話です。2004年生まれの上のお子さんも、もし中国ビザを取った形跡がなかったら、二重国籍者扱いで「旅行証」が出た、ということでしょうか。「中国ビザ」と「旅行証」の違いより何より、いつ、どこで、どのように生まれた日中ハーフの子供に中国国籍が認められるのか、というところが気になるつばめです。つづく。↓地面にチョークでお絵描き、ふたり目ちゃん。 うえは近所の友達と走り回っています。IMG_4709 posted by (C)つばめ
2013/07/19
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先日、二人目開放政策でうちのふたり目ちゃんも無事、罰金なしで北京戸籍が登録できたという話を書きましたが、その後、へ~~~っと思う話を聞きました。日本で生まれた日中ハーフの二人目のお子さんも、無事、中国戸籍を登録できたというのです。今まで、国外で出生した場合、中国での戸籍登録は難しかったため、子供に中国戸籍を取らせたいと思っている場合、中国で出産するしかないという状況が続いていました。ところが今回聞いた話では、日本で出産して数ヶ月の時点で、日本パスポートに中国ビザを取得して中国に連れてきたふたり目のお子さんについて、中国戸籍が登録できないかやってみたところ、意外にもスムーズに登録できたというのです。最寄りの派出所で必要と言われた書類は以下の通りとのこと。1.出生証明書の原本、コピー、翻訳2.旅行証の原本、コピー(写真ページとハンコのページ)3.結婚証の原本、コピー4.戸籍簿の原本、コピー5.中国人側の親の身分証明書の原本、コピー6.外国人側の親のパスポートの原本、コピー7.親子鑑定書の原本とコピー(出生証明に父親の名前がなく、親子関係を証明できないため)我が家の最寄りの派出所では不動産登記書の原本とコピーを要求されましたが、この方は要求されなかったようです。また「旅行証」が必要と言われ、手元になかったので、使い終わり有効期限が切れた「通行証」を提出したところ、それでOKだったとか。(日本で取得してきた中国ビザの有効期限が切れる前に、 中国ビザ更新の手続きに行ったところ、 お子さんは中国国籍があるから中国ビザは出せないと言われ、 その後日本パスポート&通行証で日中間を行き来していたそうです。)「旅行証」は外国パスポートを所持しているが中国国籍があるという人に日本で発給されるもので、「通行証」は同じく外国パスポートを所持しているが中国国籍がある人に中国で発給されるものですが、中国国籍があるという証明としては、どちらでもよかったのかもしれませんね。それにしても、条件の設定もゆるいですね。お咎めどころか罰金もゼロ(日本国籍の放棄も迫られない)、今後急速に少子高齢化が進む見通しの中国としては、「隠れて生んでてくれて、ありがとう♪」とでも言いたい気分なのかもしれません。海外生まれだろうと国内生まれだろうと、今まで戸籍が登録できなかった人たちをみんな人口に組み入れて、少しでもいびつな人口構成を修正したいという切実な思いが感じられます。ほんとはもっと早く一人っ子政策を終結させたかったけど、諸々の事情で難しかったのでしょう。そのうち三人目、四人目だって開放されるのではないでしょうか。それにしても、今後は子供に中国戸籍を取得させるために中国での出産を選択するという必要もなくなりましたね。どこで生んだって、片親が中国人(外国の永住権を持たない)であれば、子供は中国戸籍を取得できるようになったのです。そんなだったら、私も一回ぐらい日本での出産を経験したかったなぁ~。。。でも、もう三人目はないと思うので、この願いは実現できそうにありませんね(笑)。しかし、これからお子さんを持つプレママたちにとっては大きな朗報ではないかと思い、こちらに書かせていただきました。(しかし、これは人づてに聞いた一例にすぎず、 時期や地方、派出所によって対応が違うかもしれませんので、 最終的なご判断は自己責任でお願いします。)(また日本で生まれた時期や日本から中国に入った時期等の関係で、 すでに中国で外国人として中国ビザが発給されているお子さんは、 中国国籍保有が前提の旅行証や通行証は取れないはずですので、 中国戸籍の登録は難しいかと思われます。)(日本で生まれて2年以上経ってから中国に来た日中ハーフの子供は、 中国国籍を失っているため、外国人としての扱いになると 噂で聞いたことがあります。)↓ アドベンチャーワールドのサファリエリアを見渡す高台で サルに餌をやったり、IMG_7046 posted by (C)つばめ↓ゾウに餌をやったり。IMG_7043 posted by (C)つばめ↓最後は記念グッズを手に入れてニッコリ。IMG_7082 posted by (C)つばめ↓帰りの特急の中でグッスリ。IMG_7090 posted by (C)つばめ
2016/08/09
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10月1日、中国は73回目の建国記念日(国慶節)を迎えました。中国の暦では7日間の大型連休となっています。 北京の新型コロナの感染状況はわりと落ち着いているとはいえ、我が家は休暇中を通して、おとなしく北京市内で過ごしています。 …というのも、夏休みに海南島・三亜へ行き、行った先で感染者が出て、帰りの飛行機が飛ばず、海南島に足止めされた苦い経験があるのです。 しばらく感染者ゼロが続いていた海南島、夫と子供たちは一足先に三亜に到着して遊んでいました。私は8月1日に三亜に到着したのですが、この日、感染者が1人出現。翌日から三亜では全市民のPCR検査が始まり、私たち家族も旅行中でありながら、毎日PCR検査場に通うはめに。楽しいはずの旅行に影が差し始めました。 PCR検査はホテルの近くで割とすぐ済むのでそう大きな問題はなかったのですが、問題は1人だった感染者があっという間に数人になり、数十人に。私たちはそれほど焦っていませんでしたが、北京に戻る8月4日の飛行機が、前日夜中になって突然飛ばないという通知が届きました。キャンセル理由もわかりません。 ここで気づくべきでしたが、のんびりプールで泳いだりして頭がボケていた私たち、台湾の軍事演習の影響かな、なんて言ってそのまま翌日の飛行機に振り替えたのでした。私たちがそう焦らなかったもう一つの理由が、私たちのチケットは追加料金なしで翌日に振替可能で、しかも翌日の飛行機はすべて予約可能な状態だったこと。もし何かあれば一気に全航空会社の全便がキャンセルになるはず、翌日も翌々日の飛行機も普通に飛ぶ状態なら特に問題ないのだろうと楽観的に考えたのです。私たちはバカでした。 そして翌5日。そろそろ空港へ向かおうというギリギリの時間に再び携帯のショートメッセージが鳴り、搭乗予定の飛行機のキャンセル通知が。ここへきて、さすがの私たちも事態の深刻さに気が付きました。 一刻も早くここを脱出しないといけないと感じた私たち、翌日も三亜から北京に戻る飛行機はあることになってはいましたが、これを信じず、その日のうちに飛ぶことを重視し、海口という街から北京へ戻る便を予約。すぐにレンタカーを借りて走ること3時間、その日の夕方に海口にたどり着きました。 つづく。
2022/10/04
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モクレンから始まって、桃、梅、桜、花海棠と一気に花が咲き乱れ、春爛漫の北京。ここ数日、近所では花海棠の花びらが風に舞い散り、地面には白い花びらが降り積もっています。花の盛りは短いですね。人の人生も、こんなものなのかもしれません。ただ春の夜の夢のようにあっという間に過ぎ去るのかもしれません。日本で桜並木の下を歩いていたのはもう20年以上前のこと。あっという間に季節は移り変わり、ふと見ると、菖蒲らしき花が開花しています。北京は今夜から30年以来の強風が吹くとかで、強風警報が発令中。風が通り過ぎた後の風景はまた一変していることでしょう。
2025/04/11
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