ニーハオ中国

ニーハオ中国

2009/11/03
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カテゴリ: 中国生活
こちらでは春と秋が部屋の内装の季節のようで、

近所のあちこちから、ドッタンバッタン、
バリバリバリ!と内装工事の音が聞こえるように
なりました。

中国の不動産は、コンクリートむき出しのまま売買され、
買った人が自分の好みに合わせて
部屋の内装をするというスタイル。
最近は内装済みで販売されるマンションも

内装なし物件です。

壁紙や床材、洗面台や台所のタイルやシンクなどはもちろん、
窓枠やドアなども自分たちで購入して
工事業者に取り付けを依頼します。

最近、うちのアパートの4階と6階のうちが
内装をし直したということで、見学させてもらいました。
見学してみて、「このアパートは危ない」
ということをしみじみと実感しました。

みんなあちこちの壁を壊したり
穴を開けたりして、好き勝手に内装しているのです。

まず4階のうちも6階のうちも、

中国のベランダは日本と違って、ガラス窓に
囲まれているので、リビングとの壁を取り払って
ベランダも部屋の一部としているわけです。

「ベランダは建物に後付けしているだけなので、
丈夫じゃないし、スポッとベランダだけ


とはうちの義父の弁。でもうちのアパートで
最近内装するほとんどのうちが、
そのようにベランダを部屋に組み込んでいるよう。

アパートは、階段を登って左右に2戸
ドアが並んでいる造りなのですが、
4階も6階も、左右とも同家族が住んでいるよう。
それで、4階のうちは、右のうちの書斎の壁に穴をあけ、
書斎から直接、左のうちのリビングに行けるように
改造していました。
部屋を支える主要な壁に勝手に穴をあけているのみならず、
左右をつなぐ廊下部分の面積をも占有しているわけです。

6階は最上階なのでもっとすごくて、
6階の階段の踊り場に上がる直前に
透明の簡易ドアを設置して、踊り場を完全占領。
そして部屋を見学させてもらうと、
なんと左右二つのベランダをくっつけて、
右のうちのベランダのドアを開けると、
左のうちのベランダに行けるようにしてあるじゃありませんか。
どうやってそんなことができるのかわかりませんが、
建物の間の空間まで占有してしまっているわけです。

これらを見学させてもらって、
中国の建築物は、最初に建てた時点で
手抜き工事などの恐れがあるばかりでなく、
入居者がこのようにあちこちの壁に穴をあけたり
改造したりすることで、主要な柱や壁があちこち抜けて
しまっている可能性があるのだ、と
空恐ろしく感じました。
うちのアパート、いつ倒れてもおかしくないんじゃない?

大きなビルやマンションだと管理事務所があって、
勝手にそんな改装をしないように規定などがあるはずですが、
自分で内装するのが主流の中国では、
うちのアパートのような例もきっとまれではないと
感じています。

みなさん、中国の建物に住むときには
十分に注意しましょう(どうやって!?笑)!

↓近所の子と





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Last updated  2009/11/03 04:45:35 PM
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