ニーハオ中国

ニーハオ中国

2021/09/21
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カテゴリ: 中国文学・民話
今日は朝から快晴。
青空が広がる中、中秋節三連休最終日の今日、
子供を連れて大きな公園の芝生広場へ行きました。
今日は、2才から14歳まで、
日本人の母と中国人の父を持つキッズ23人が集まり、
秋のミニ運動会を開催しました。
日本語のほうが得意な子、中国語のほうが得意な子、
いろいろですが、みんな大切な仲間です。

夜、家に帰ると、夫と義父が餃子を作って待っていてくれました。

「明月幾時有?」という曲が流れてきました。


水調歌頭

明月幾時有? 把酒問青天。
不知天上宮闕,今夕是何年。
我欲乗風帰去,又恐(王京)楼玉宇,
高処不勝寒。
起舞弄清影,何似在人間。
転朱閣,低綺戸,照無眠。
不応有恨,何事長向別時円?
人有悲歓離合,月有陰晴円缺,
此事古難全。


夫によると、
「これは中国の古典で、君は100年経っても理解できない」

のだそうですが、参考までにわたしのつたない理解はこんな感じ↓


水調歌頭

明月は何時お出ましになるのですか。

天上の宮殿の暦は、今何年になるのだろう。
私も風に乗って天上に帰りたい。
でも玉の御殿のような高いところは、
寒くて耐えられないだろう。

月光のもと、舞いを舞って地に映る影を遊ぶ、
なんて人間界らしいのだろう。

月光は朱色の楼閣をめぐり、虹色の窓をくぐり、
私を照らして眠れない。

恨みがあるわけでもあるまいに、
あなたはどうしていつも別離の時に丸いのか。

人には喜びと悲しみ、出会いと別れがあり、
月にはさやけき時と曇るとき、
丸い日もあれば欠けている日もある。
古来より完全というのは難きものだ。

ただ、人は久しく
千里のかなたより月光をめでることを望む。



含蓄に富んだ詞の調べが
人間界と月の世界、
宋代と現代、
はるかな時を隔ててなお、
わたしたちの胸で音楽を奏でる。

今晩は明るい月夜。
まあるい月が私たち人間をただ静かに照らしている。

中秋節快楽。

遠くから、あなたのことを思っています。





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Last updated  2024/04/19 09:46:07 PM
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