電話カウンセリング 初回無料 byアドラー心理学

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2006年01月18日
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テーマ: 生き方上手(711)
カテゴリ: アドラー心理学
 私たちは、この世の出来事を視覚や聴覚や触覚や体感覚や臭覚や味覚などの感覚を通して捉えます。

 そして、感覚イメージのままに操作したり、記憶したり、言葉に変換して考えたりします。その時にフィルターとして作用するのが認知バイアスです。アドラー心理学では、ライフスタイル(=性格のこと。最近では違う意味に誤解されるのでライフパターンとも言う。私の師匠のペルグリーノ博士は「パターン、パターン」と表現していました。)と言います。

 簡単に言っちゃうと、出来事や物事をどのように考えてしまうかという「信念群」で構成されています。

 この「信念群によって見えた世界」に対応して反応したり、行動したりするので、ライフスタイルのことを世間の人は「性格」と呼ぶのです。

 さて、外界であった出来事を感覚で捉えて、さらにはライフスタイルで着色して言葉に変換します。

 そして、変換した言葉にさらに影響を受けるのです。

 例えば「みんなは嫌なことは嫌だと強い調子断ることができるのに、私一人だけができない。」と言葉で表現する人がいるとします。

 「みんな」とか「できない」という表現は要注意です。感覚で捉えた「事実」をかなりゆがめて言葉に変換している可能性が高いからです。

 それで、カウンセリングの場面では、このようにお聞きするかもしれません。「みんなというのは誰と誰ですか?」



 「あなた以外に、強い調子を使わずに柔らかい物言いを使う人や控えめな方はいないのですか?」

 「そう言えば、いらっしゃいますね。」

 「それじゃあ、あなただけが出来ないんじゃないんですね。」

 「そうですね。」

 このように、言葉による表現が感覚で捉えた「事実」を歪めて表現していることに気づいてもらいます。

 本当は「みんな」=「自分以外の人間全員」ではないのに、「みんな」と表現して自分の心の中で繰り返したり、口にしたりすると本当に自分だけが阻害された気になってしまうのですから言葉の影響というのは恐ろしいものです。

 「『強い調子で断ることが出来ない』とおっしゃいましたが、強い調子で断ることを止めているものは何ですか?」

 「私が強い調子で断って嫌われたくないと思っていることでしょうか?」

 「そうか、あなたは嫌われたくないから強い調子で断らないことにしているんですね。」

 「あ、そうか。自分でやっていることなんですね。」

 このように、「できない」を「自分の意志でしないでいる」という「事実」に気づいていただくことも出来ます。



 不幸せに至る考え方をされる人の思考パターンは限られていて、アドラーの時代からよく知られています。

 これをいくつかのパターンとして定式化したのが、鬱病に効く認知療法の「思考のゆがみ」(10種類と12種類とか言います)です。ですが、認知療法の専売特許ではありません。かなり以前からいろんな派のカウンセラーには知られていたパターンなのです。

 そんなパターンをまた紹介しますね。

 ぁ、性格の変え方については、また今度。ごめんなさい!

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最終更新日  2006年01月19日 21時03分44秒
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