透明な瓶に手紙をつめてインターネットの海へ            by雪虫の伝説

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2007年09月26日
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西のつま戸に円座さし出でて入れたてまつる。




帥宮 は今度は、わざわざ目立たないように、地味な車に乗って登場です。
どうしてもひと目 和泉式部 に会いたいのです。
ついさっき昼間にもお便りを返したばかりです。
居留守を使うわけにもいきません。


この時代。
身分ある男女の会いかたはずいぶん奥ゆかしいものです。
遠慮のある場合には
男性は庭に立ったり、階段に腰掛けたり、簀子に座ったりします。


女性がかなりの身分の人である場合。
あるいは初対面のときには女性は奥に座ったままで
おつきの女房が男女の間を往復して話を伝えていたわけです。
なんともまどろっこしい会話です。

男性があまりに身分のある人の場合は
こんな扱いは失礼なので廂の間に御座(おまし)を用意して座ってもらいます。

ただし女性はどんなときも母屋にいます。
簾に冗帳を添えて外からは姿を見られないようにして話をします。



根気よく何度も通ってきた帥宮は
今始めて 和泉式部 の近くまで近付くことができたのです。








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最終更新日  2007年09月27日 02時24分01秒
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