年中夢求!!『ダントツ夢創り』の道

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ダントツ2007

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あかまっちゃん2004@ Re:経営者150人が集った大運動会、感動の優勝!(09/16) 素晴らしい!! 優勝、おめでとうございま…
aki@ この様な書き込み大変失礼致します 日本も当事国となる台湾有事を前に反日メ…
ダントツ2007 @ Re[1]:足掛け20年7000日達成と大きな決断(03/02) 小野英紀さんへ コメントありがとうござい…
小野英紀@ Re:足掛け20年7000日達成と大きな決断(03/02) ご無沙汰しております。 長い間執筆お疲れ…
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2025年08月12日
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カテゴリ: 社会
『世界秩序が変わるとき ―新自由主義からのゲームチェンジ』(齋藤ジン著)という本を読みました。

そこにはかなり説得力のある近未来の日本が予測されていました。

今、私たちはまさに“大きな転換点”に立っています。

齋藤ジン氏の著書『世界秩序が変わるとき』では、世界を支えてきた「新自由主義」が崩壊し、新しいルールと勢力図が形成されつつあることが説かれています。

齋藤ジン氏は、日本のバブル期に大手都市銀行に入行。その仕組みに疑問を抱き、1993年に単身で渡米 。

米ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院(SAIS)にて、国際経済学と東アジア研究を学び、修士号を取得 。

アメリカの投資コンサルタント会社であるG7グループにてバイス・プレジデントとして活躍後、2007年に「オブザーバトリー・グループ(Observatory Group)」を共同設立 。

ヘッジファンドや世界の機関投資家に対し、各国政府の経済政策分析を軸とするコンサルティングを提供しており、顧客にはジョージ・ソロス氏など世界的投資家も名を連ねています。

特筆すべき実績として、2012年秋、ソロス氏が齋藤氏の助言により約10億ドル(日本円にして数千億円)の利益を上げたという伝説的な逸話があります。



ここから内容をご紹介します。

「ゲームチェンジ」の時代、その中心には日本が“勝てる席”をつかむ可能性が描かれているのです。

1990年代以降、世界を一方向に導いてきた新自由主義は、市場の自由と小さな政府を重視する経済思想として機能していました。

しかし現在、その枠組みは音を立てて崩れ始めています。

特に中国はその恩恵を受けて急成長したものの、今やアメリカとの衝突が不可避の「新冷戦」「デカップリング(分断)」という流れとして不可逆的に進行中です。

齋藤氏は、日本が再び“勝てる席”に座らされる局面が来ていると語ります。

それは、アメリカにとって中国封じ込めのために「強い日本」が不可欠になるからこそです。

具体的には、日本の政財官による統治構造が「武器」になりうるとともに、労働生産性の低さは、逆に伸びしろとして再評価されているのです。

さらに、雇用調整も対立を生まず柔軟に進められる環境もプラス材料になります。

本書では、失われた30年の背景を冷静に分析しつつ、日本がこれから迎える復活のシナリオを描いています。

特に第3章では、日本が高度成長期に得たゲームのルールを失い、「雇用を守る社会的選択」が過去の足かせとなっていたことを指摘しています。



これは楽観的な未来を描く一冊ではなく、「相対的な勝者と敗者が生まれる環境の中で、日本がチャンスをつかむべき時だ」という現実的な提言です。

『世界秩序が変わるとき』は、新しい世界秩序の到来が日本にとって歴史的な転機になる可能性を力強く伝えています。

既存の秩序崩壊は不安を伴いますが、その「真空」に入ることで、日本は再び“勝てる席”に座れる立ち位置を得られるのです。

今はただ変化を待つのではなく、戦略的に備える時で、個人として、組織として、国として、日本が未来を自ら描くための大切な指針になりうる書籍です。





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Last updated  2025年08月12日 23時13分38秒
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