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2010.07.31
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カテゴリ: 二人暮らし
「2010年、横浜市・名古屋市も地方交付税交付団体へ転落」 …地方自治の時代といわれて約10年だが、新聞でこの見出しを見た時、その限界が見え始めてきたことを再認識した。

 現システムの限界といえば、阿久津市の例の市長の暴走が止まらないのが周知の事実だが、これに対していい悪いを書くことだけでは既存の有識者・マスコミと変わらないので、元・市役所勤務の公務員としての視点で見ていくことにする。
(ずっと書こうかな…と思いながらも、ファジーな内容が多いので機を得るまで見合わせていました)

 この阿久津市の混乱ぶりは 『感情論に基づく行き過ぎた血税主義』 の一言に尽きると同時に、地方自治主義の限界も露呈している。では、どこが問題なのかを、阿久津市の状況を下に書きながら簡単に説明と

---
<阿久津市の現状>
例の市長の主張:阿久津市の公務員人件費は高すぎる!!民間並みに下げよう。 その根拠は 「阿久津市の全人口が得た収入÷阿久津市の人口=約200万円」 これが妥当な数字。これぞ改革★
 ↓
これに対し、市議会反市長派と自治労(公務員の労働組合)が反発: 「やり方が強引過ぎる。そもそも、その算定方法だと青森県六ヶ所村なら1,500万円になる」
 ↓
例の市長:市長に反発した奴はクビにする。民間なら当たり前
(で、ホントに懲戒解雇・降格にする。処分を行った職員を市民との対話集会で市長命令にて壇上に上げ、晒しモノにする)
 ↓
懲戒解雇された職員が不服ということで裁判を起こし、勝訴も阿久津市は否定する。 「市のトップである市長の判断は正しい(=I’m 憲法)。外の立場である裁判所が介入するのは行政権を侵害している行為である」
 (この間、市議会を自己の主張を通す媒体とし、審議拒否や解散を行う)

---

 では、ここまで読んで一番問題なのは何か?各種報道・有識者は 【法令遵守しない阿久津市長】 が原因としているのが大半だが、そうではないと考えている。それは結果であり、問題の本質を突いていないから。では、皆さんは何と思いますか…??
→アタシの考えている原因: 「1.阿久津市の疲弊、2.市民の公務員に対する嫌感情」 だと思っている。

<原因1>
開通前は特急「つばめ」の停車駅だったが、新幹線はショートカットルートで蚊帳の外。 3セクローカル線の駅に没落。主だった産業もないため、閉塞感が増した。よって、それを打開してくれるしがらみのない人間を待望していた。

<原因2>
 産業がないため若者は流出し、高齢化率が高い。一方、国家公務員基準の給与が支払われて、退職後も安泰の身分+平成10年代から盛んになったマスコミによる公務員叩き論。 人はいつしか、利益を生まないものに対して蔑視するようになり、敬うことを忘れた。

 この誤りに気付くタイミングは何度かあった。だが、阿久津市民はそれに気付かずにここまで来てしまい、取り返しのつかない事態まで発展した。これは悲劇でもあり、同時に日本の地方自治における自浄能力の限界を示したものである。 現在の法律上、民意を盾に暴走する首長を抑止する法律はない。なぜなら、日本の法律や省令は性善説で整備されているからである。
→感情論で進めると誤った道を進む。それは幾度も歴史が証明している(例:ナチスドイツによるホロコースト)。 日本各地で同様の傾向(例:首長連合)が起きつつあり、嫌な傾向だと感じている…。





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最終更新日  2010.07.31 09:22:42
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