最終回は丸沼街道でした。
去年は丸沼高原からロープウェイで上がり(標高2000m)
そんな高所に建立された神社、六地蔵等を巡って来ましたが
今年は他の所へ。
丸沼ダム、丸沼湖畔は以前書いたので
それ以外で印象に残った所二カ所を紹介します。
松樹山龍滄院徳応寺
閻魔様はありましたが
対の脱衣婆は盗まれてしまったそうです。
地元住民有志が平成15年に建立した顕彰碑
須藤主税は
沼田城主真田伊賀守が増税のため水増し検地を命じ
それを実行した検地役人を斬り、
真田の圧政から苦しむ地元の農民を救った義人だが
その罪により天和2年(1682年)下小川の前坂頂上で処刑され家門は断絶。
(女の人は尼寺に入れられ、男の人は殺されたそうで
家門が復活できたのは明治になってからだとか)
稲荷抱えのイチイ(片品村天然記念物)
上小川集落の中央あたりにある大きく繁ったイチイの木は
樹齢百年をこえ、目通り3.5m、樹高12m。
昔、木の根元に星家のお稲荷様の石宮があり
このお稲荷様の御神木がこのイチイで
星家で大切に残してきたイチイが石宮を抱き込んでしまいました。
石宮がとれなくなってしまったので
新しく傍にお稲荷様を建てたそうです。
ちなみにイチイという名前は
その材質の優美さから神主の笏を作る材として
木の中の第一位というところから
この名付けられたそうです。
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梅雨時にも係わらず
一度も雨に降られる事なく
今年も実りの多い文化財巡りでした。
片品村の皆さん
大変お世話になり有難うございました(*'‐'*)♪
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