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ゆりんいたりあ

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2012.10.11
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カテゴリ: アート!
先日のNYタイムズ国際版に、こんな記事が載っていた。

トルコ政府が、NYのメトロポリタン美術館にある18個の美術品に対して、
不当な所有だとして返却を求めている。
トルコ政府の遺跡監督局長、ススル氏は、「それらの美術品はアナトリアという、古代トルコの遺跡から来ているもので、我々の所有になるものの返却をお願いしたい」と言っている。

同様な要請は、エジプトやギリシャもしているという。
イタリアは、2006年に、メトロポリタン美術館から、エウフロニウスの壷と呼ばれるものを返却してもらっている。
これは、紀元前6世紀のギリシャ人エウフロニウスという壷作り職人が作ったもので、ローマ北部の古代エトルリア人の町、チェルヴェテリから出たもの。
現在は、ローマのヴィッラ ジューリア、エトルリア博物館に収められている。
確か、アメリカに渡って行った事情が密売のような状況に近いものであったからというのが、返却理由のひとつだった記憶がある。

eufronio.jpg


これは、1887年にレバノンで見つかったもので、現在はイスタンブールの考古学博物館に収められているのだが、ススル氏は、トルコ所有であるのが、正当だという。なぜなら、
当時、その地域はトルコ領だったからだという。

トルコ政府の要請で、昨年には、ベルリンのペルガモン博物館からは3000年ものスフィンクス像が、ボストンのファインアーツ美術館からは1800年ものの「疲れたヘラクレス」像が2011年9月に返却されているという。

ユネスコ協定に寄れば、1970年以前にオリジナルの国を離れていた美術品について調査ができるということだが、トルコ政府は、1906年のオットマネラ法(美術品の輸出を禁止したもの)に、遡らねばならないとしている。

さらに、ススル氏は、ルーブルが所有している16世紀のイズニクタイルは、1880年代にフランス人の修復家により、盗まれたものだという。
フランス側の主張としては、トルコの王宮よりフランスに寄贈されたものだとしているらしい。

イタリアからもルーヴルに行ったものは、数知れない。
ローマにも、古代エジプトのものは沢山あるけれど、エジプトは古代ローマ帝国の
領地だったのだ。
美術品のひとつひとつの出所をチェックしていくと、世界中の美術館は大騒ぎだろう。








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Last updated  2012.10.11 21:50:27
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